忍者ブログ
HOME Admin Write

植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



水楢(ミズナラ)はブナ科コナラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山に生える。
学者によって分類の仕方が異なるが、本種ないしその近縁種は朝鮮半島やサハリンにも分布する。
和名の由来は、「楢」の仲間で材に水分を多く含むことからきている。
「楢」の名については朝鮮の言葉(kaiak)が転訛したものではないかとの説がある。
縄文時代には東日本で冬の保存食とされたことがわかっている。
別名を大楢(オオナラ)といい、これは小楢(コナラ)との対比でつけられた名である。
小楢(コナラ)や櫟(クヌギ)とともに椎茸(シイタケ)栽培の原木とされる。
高山型の変種に深山楢(ミヤマナラ)がある。
樹高は20メートルから30メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしており、縦に裂け目が入る。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶がある。
葉の縁には大きく波打つようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は少し灰白色を帯び、毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
黄緑色をした穂状の花序をつける。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟して長い楕円形のドングリとなる。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の crispula は「やや縮みがある」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus crispula(syn. Quercus mongolica var. grosseserrata)

★山毛欅の木と競い聳える姿には
人知及ばぬ威厳が見えて






にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






PR


赤樫(アカガシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、低地や山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
樹高は15~20メートルくらいである。
樹皮の色は緑がかった灰黒色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
雌雄同株である。
雄花序は新しい枝から垂れ下がる。
雌花序は葉の脇に直立する。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翌年の秋に熟する。
ドングリの1つである。
秋から冬には冬芽(秋にできて越冬し、春に葉や花になる芽)が見られる。
材は堅く、器具、枕木、木刀などに用いられる。
和名の由来は、樫の仲間で材の断面が淡い赤褐色をしていることからきている。
なお、「樫」は国字で文字通り「堅い木」を意味する。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の acuta は「鋭い形の」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus acuta

★どんぐりのなる木がここにまた一つ
 ときどき様子見に来てみよう






にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル












瓢箪(ヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、原産地は北アフリカである。
日本へは縄文時代に渡来した。
岡部鞠瓢箪(オカベマリヒョウタン)はその栽培品種の1つである。
神奈川県足柄上郡大井町にある工房「夢瓢(ゆめひょう)」で岡部長(おかべ・たけし)さんによって作出された。
瓢箪(ヒョウタン)にはいろいろな形のものがあるが、本種の果実の形は正球形である。
夕顔(ユウガオ)の果実の形に近い。
茎は長さが2~3メートルになる。
葉は心臓形で、浅く裂ける。
開花時期は8~9月である。
花の色は白く、花冠は先で深く5つに裂ける。
花径は10センチくらいあり、花は夕方に開いて翌日の午前中にしぼむ。
結実時期は9~10月である。
形はまんまるで、観賞用に栽培される。
属名の Lagenaria はラテン語の「lagenos(瓶)」からきている。実の形から名づけられた。
種小名の siceraria は「酩酊する」という意味である。
変種名の gourda は「ヒョウタン」の古いラテン名である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. gourda cv.

★鞠の名がぴったり似合う瓢箪に
 棚を見上げて笑みも漏れるよ




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








這犬柘植(ハイイヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
漢字では「這犬黄楊」とも書く。
北方領土を含む北海道と本州の日本海側に分布し、山地の湿地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、犬柘植(イヌツゲ)の変種とされている。
樹高は100~150センチくらいである。
幹の下部は地面を這って広がり、よく枝分かれして斜めに立ち上がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて艶があり、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)が疎らにある。
開花時期は6~7月くらいである。
葉の脇に白ないしクリーム色の小さな花をつける。
雌雄異株である。
雄花、雌花ともに4枚ずつの花弁と萼片をもつ。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
変種名の radicans は「根を出す」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Ilex crenata var. radicans

★豪雪に耐えて地を這い枝伸ばし
 地味と言われど這犬柘植は




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










犬柘植(イヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
漢字では「犬黄楊」とも書く。
豆犬柘植(マメイヌツゲ)はその品種の1つで、園芸種である。
別名を豆柘植(マメツゲ)ともいう。
基本種との違いは、葉に丸みがあって表面が膨らんでいることである。
公園などでは、枝を刈り込んで球形や動物の形などに仕立てたものを見かける。
樹高は1~2メートルである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄色の雄花をつける。
雌花は葉の脇に1つずつつく。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころ黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
品種名の bullata は「膨らんだ」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Ilex crenata f. bullata

★刈り込んだ丸い形が面白い
 豆犬黄楊の姿は自在




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








フリーエリア
にほんブログ村 花ブログへ
にほんブログ村



花の本屋さん

カウンター

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

楽天

最新コメント
[02/12 kenji]
[12/31 kenken]
[08/23 龍]
[08/22 ポポ]

最新トラックバック

プロフィール
HN:
HP:
性別:
男性

バーコード
ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析







Copyright ©  -- 植物図鑑ブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]