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- 2025.07.09 [PR]
- 2013.09.30 水楢(ミズナラ)
- 2013.09.28 赤樫(アカガシ)
- 2013.09.22 岡部鞠瓢箪(オカベマリヒョウタン)
- 2013.09.16 這犬柘植(ハイイヌツゲ)
- 2013.09.15 豆犬柘植(マメイヌツゲ)
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水楢(ミズナラ)はブナ科コナラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山に生える。
学者によって分類の仕方が異なるが、本種ないしその近縁種は朝鮮半島やサハリンにも分布する。
和名の由来は、「楢」の仲間で材に水分を多く含むことからきている。
「楢」の名については朝鮮の言葉(kaiak)が転訛したものではないかとの説がある。
縄文時代には東日本で冬の保存食とされたことがわかっている。
別名を大楢(オオナラ)といい、これは小楢(コナラ)との対比でつけられた名である。
小楢(コナラ)や櫟(クヌギ)とともに椎茸(シイタケ)栽培の原木とされる。
高山型の変種に深山楢(ミヤマナラ)がある。
樹高は20メートルから30メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしており、縦に裂け目が入る。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚くて艶がある。
葉の縁には大きく波打つようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は少し灰白色を帯び、毛が生える。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
黄緑色をした穂状の花序をつける。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、秋に熟して長い楕円形のドングリとなる。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の crispula は「やや縮みがある」という意味である。
写真は8月に白神山地で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus crispula(syn. Quercus mongolica var. grosseserrata)
★山毛欅の木と競い聳える姿には
人知及ばぬ威厳が見えて

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赤樫(アカガシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、低地や山地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
樹高は15~20メートルくらいである。
樹皮の色は緑がかった灰黒色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
雌雄同株である。
雄花序は新しい枝から垂れ下がる。
雌花序は葉の脇に直立する。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翌年の秋に熟する。
ドングリの1つである。
秋から冬には冬芽(秋にできて越冬し、春に葉や花になる芽)が見られる。
材は堅く、器具、枕木、木刀などに用いられる。
和名の由来は、樫の仲間で材の断面が淡い赤褐色をしていることからきている。
なお、「樫」は国字で文字通り「堅い木」を意味する。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の acuta は「鋭い形の」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
実は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Quercus acuta
★どんぐりのなる木がここにまた一つ
ときどき様子見に来てみよう

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瓢箪(ヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、原産地は北アフリカである。
日本へは縄文時代に渡来した。
岡部鞠瓢箪(オカベマリヒョウタン)はその栽培品種の1つである。
神奈川県足柄上郡大井町にある工房「夢瓢(ゆめひょう)」で岡部長(おかべ・たけし)さんによって作出された。
瓢箪(ヒョウタン)にはいろいろな形のものがあるが、本種の果実の形は正球形である。
夕顔(ユウガオ)の果実の形に近い。
茎は長さが2~3メートルになる。
葉は心臓形で、浅く裂ける。
開花時期は8~9月である。
花の色は白く、花冠は先で深く5つに裂ける。
花径は10センチくらいあり、花は夕方に開いて翌日の午前中にしぼむ。
結実時期は9~10月である。
形はまんまるで、観賞用に栽培される。
属名の Lagenaria はラテン語の「lagenos(瓶)」からきている。実の形から名づけられた。
種小名の siceraria は「酩酊する」という意味である。
変種名の gourda は「ヒョウタン」の古いラテン名である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. gourda cv.
★鞠の名がぴったり似合う瓢箪に
棚を見上げて笑みも漏れるよ

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這犬柘植(ハイイヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
漢字では「這犬黄楊」とも書く。
北方領土を含む北海道と本州の日本海側に分布し、山地の湿地などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、犬柘植(イヌツゲ)の変種とされている。
樹高は100~150センチくらいである。
幹の下部は地面を這って広がり、よく枝分かれして斜めに立ち上がる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて艶があり、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)が疎らにある。
開花時期は6~7月くらいである。
葉の脇に白ないしクリーム色の小さな花をつける。
雌雄異株である。
雄花、雌花ともに4枚ずつの花弁と萼片をもつ。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
変種名の radicans は「根を出す」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Ilex crenata var. radicans
★豪雪に耐えて地を這い枝伸ばし
地味と言われど這犬柘植は

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犬柘植(イヌツゲ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
漢字では「犬黄楊」とも書く。
豆犬柘植(マメイヌツゲ)はその品種の1つで、園芸種である。
別名を豆柘植(マメツゲ)ともいう。
基本種との違いは、葉に丸みがあって表面が膨らんでいることである。
公園などでは、枝を刈り込んで球形や動物の形などに仕立てたものを見かける。
樹高は1~2メートルである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄色の雄花をつける。
雌花は葉の脇に1つずつつく。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころ黒く熟する。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の crenata は「円鋸歯状の」という意味である。
品種名の bullata は「膨らんだ」という意味である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Ilex crenata f. bullata
★刈り込んだ丸い形が面白い
豆犬黄楊の姿は自在

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