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- 2025.07.09 [PR]
- 2013.11.01 橘擬き(タチバナモドキ)
- 2013.10.09 隠蓑(カクレミノ)
- 2013.10.05 エアーポテト
- 2013.10.03 白だも(シロダモ)
- 2013.10.02 三葉通草(ミツバアケビ)
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橘擬き(タチバナモドキ)はバラ科トキワサンザシ属(ピラカンタ属)の常緑低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代に観賞用として渡来した。
庭木や生垣として愛好されている。
また、鳥が好んで実を食べるため野生化をし、本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布している。
樹高は1~3メートルくらいである。
幹や枝には鋭い棘がある。
葉は細長い楕円形で堅く、縁はやや内巻きになる。
縁は成木にはぎざぎざがない(全縁)が、若木にはぎざぎざ(鋸歯)があることもある。
葉は互い違いに生える(互生)が、短い枝では束になって生える(束生)。
開花時期は5~6月である。
小さな白い花が総状に集まってつく。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、11月ころに橙色に熟する。
和名の由来は、実の色が橘(タチバナ)に似ていることからきている。
細葉の常磐山査子(ホソバノトキワサンザシ)の別名がある。
ピラカンサは属名からきた名で、本種のほか常磐山査子(トキワサンザシ)や崋山手毬(カザンデマリ)なども含めた総称である。
常磐山査子(トキワサンザシ)の実は赤く、崋山手毬(カザンデマリ)の実は更に赤い。
花言葉は「慈悲」である。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
花の写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Pyracantha angustifolia
★いっぱいに橘擬きは花咲かせ
これがなければ実もならぬのと

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隠蓑(カクレミノ)はウコギ科カクレミノ属の常緑小高木である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、山地や林の中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
樹高は5~7メートルくらいである。
葉の形に変化が多いのが特徴である。
若木では3つから5つに裂けるが、成長するにつれて切れ込みは浅くなり、成木では縁にぎざぎざのない(全縁)楕円形の葉となる。
全縁の葉がつくくらい成長すると、花をつけ実を結ぶようになる。
開花時期は7~8月である。
球状になった散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑色の花を咲かせる。
花びらは通常は5枚だが6枚のこともある。
花の後にできる実は肉質で液汁が多い実)で、冬に黒紫色に熟する。
和名の由来は、葉の形を雨具の蓑に見立てたという説と、天狗が持つ「隠れ蓑」に見立てたという説がある。
属名の Dendropanax はギリシャ語の「dendron(樹)+ Panax(ウコギ科ニンジン属)」からきている。
種小名の trifidus は「3つに分かれた」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
紅葉は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Dendropanax trifidus
★ユニークな名前もらった隠蓑
葉っぱの形くるくる変えて

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エアーポテト(air potato)はヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草である。
原産地はアフリカ、アジアである。
日本にも分布する苦何首烏(ニガカシュウ)と学名上は同一である。
直径10センチもある巨大なムカゴが空中にぶら下がるのが特徴である。
その形態から宇宙芋(ウチュウイモ)という流通名もつけられている。
ムカゴは食用になる。
蔓は長さが20メートルにもなり、エアーカーテンとしても利用されている。
葉は円心形である。
地植えにし、支柱にからませて栽培する。
開花時期は8~9月である。
雌雄異株で、花は目立たない。
ムカゴの収穫時期は10~11月である。
属名の Dioscorea はギリシャの医師で植物学者だった「ディオスコリデス(Pedanius Dioscorides, 40-90AD)」の名からきている。
種小名の bulbifera は「鱗茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Dioscorea bulbifera
★ぷっくりと膨らんだ芋ぶら下げて
エアーポテトは目を奪うよう

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白だも(シロダモ)はクスノキ科シロダモ属の常緑高木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、低山や山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
樹高は10~15メートルくらいである。
樹皮は暗い褐色である。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は灰白色をしている。
和名の由来は、葉裏の白い「たもの木」(戸練子のこと)ということで名づけられた。
開花時期は10~11月である。
雌雄異株である。
葉の脇に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、黄褐色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、翌年の秋に赤く熟する。
材は細工物に用いられる。
また、かつては種子が灯油や蝋の原料として利用された。
属名の Neolitsea はギリシャ語の「neos(新しい)+Litsea(ハマビワ属)」からきている。
種小名の sericea は「絹糸状の」という意味である。若葉の頃の特徴を表している。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Neolitsea sericea
★一年の時間をかけて実らせた
白だもの実てかてか光り

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三葉通草(ミツバアケビ)はアケビ科アケビ属の落葉蔓性木本である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、中国にも分布する。
蔓の長さは5~10メートルくらいになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には波状の大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色をしている。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げて、濃い紫色の花をつける。
花序の先端に小さな雄花がたくさんつき、つけ根に大きな雌花が1~3個つく。
花には花弁はなく、花弁状の蕚片が3枚ある。
花の後にできる実は長い楕円形の裂開果で、熟すると割れて中の果肉が見えるようになる。
これを「開け実」と呼んだものが和名の由来とされるが、他にも説がある。
白い中身は食べられる。
蔓の部分は利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
また、籠などの細工物に用いられる。
「三葉」は近縁種の通草(アケビ)が小葉5枚構成なのと対比して3出複葉であることからつけられた名である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の trifoliata は「三葉の」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Akebia trifoliata
★じっくりと時間をかけて実るんだ
たどりついたよ渋い紫

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