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植物図鑑ブログ

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茘枝(レイシ)はムクロジ科レイシ属の常緑小高木である。
原産地は中国の南部である。
果樹として知られ、3000年以上前から栽培されてきたという。
唐の玄宗皇帝が楊貴妃のために華南から長安まで早馬で運ばせた話は有名である。
現在では、台湾、東南アジア、オーストラリア、フロリダ、ハワイなどでも栽培されている。
国内では沖縄で栽培されている。
英名はライチ(Lychee)である。
この読み方は広東語に由来する。
樹高は5~10メートルである。
よく枝分かれをする。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2~4月である。
雌雄同株である。
枝先に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄緑色を帯びた小さな花をたくさんつける。
実は直径3センチくらいの卵形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、5~7月ころに鮮やかな紅色に熟する。
果皮はうろこ状で硬い。
果肉は白く半透明で、多汁で甘い。
中に大きな種子が1つある。
主に生食用であるが、乾果や缶詰などにも利用される。
属名の Litchi は中国語の「茘枝」の読みからきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
上の写真は11月に沖縄県那覇市にある世界遺産の識名園で撮った。
下の写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Litchi chinensis


★これは実か初めて目にする茘枝の木
 幹に触れればここは南国




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柿(カキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木である。
植物としての和名は柿の木(カキノキ)である。
奈良時代に中国から渡来したという説が有力である。
国内の栽培は、北海道と沖縄を除く全県で行われている。
東アジアに固有の果物で、中国、日本、韓国の三か国で9割以上を生産しているという。
樹高は5メートルから15メートルである。
葉には柄があり、互い違いに生える。
葉の形は楕円形や卵形などがある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
花の形には壺状、筒状、盆状などがある。
萼には毛が生えており、3つから7つに裂ける。
花の色は初めは黄白色だが、3日くらい経つと茶褐色に変色し、1週間くらい経つとそのまま落下する。
花の後に萼が成長する。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
秋に熟して橙色になる。
甘柿と渋柿があり、渋柿は干し柿などにする。
材は机、箱、額縁などの材料となる。
葉には殺菌作用があり、柿の葉寿司などに用いられる。
また、茶の代わりに飲むこともある。
俳句では、「柿の花」が夏の季語、「柿」が秋の季語である。
属名の Diospyros はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」からきている。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけた。
種小名の kaki は日本語の「柿」のことである。
写真は5月に赤塚植物園で撮った。
下の写真は10月に三郷市で撮った。
学名: Diospyros kaki


★地味なりに風情醸して柿の花
 短き命風に晒して




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三角蔓(サンカクヅル)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉木本である。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、台湾などにも分布する。
和名の由来は、葉が三角形をした蔓性植物というところからきている。
別名を行者の水(ギョウジャノミズ)というが、これは蔓を切ると水が出て修行者が喉を潤すというところからつけられた名である。
蔓は他の木に絡んで伸び、10メートル以上にもなる
葉は卵状の三角形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
花穂を伸ばして薄い黄緑色の小さな花を円錐状につける。
花びらは5枚である。
花の後にできる実は直径7ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に黒く熟し食べられる。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の flexuosa は「曲がりくねった」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Vitis flexuosa


★もう少し待ってくれたら実をつける
 三角蔓の葉は青々と




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千成瓢箪(センナリヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
原産地は北アフリカである。
豊臣秀吉の馬印として知られる。
外皮中は硬くて腐りにくく、酒器などに利用できる。
和名の由来は、1つの蔓に多数の果実が群がりつくことからきている。
茎は長さが2~3メートルになる。
葉は心臓形で、浅く裂ける。
開花時期は8~9月である。
花の色は白く、花冠は先で深く5つに裂ける。
花径は10センチくらいあり、花は夕方に開いて翌日の午前中にしぼむ。
結実時期は9~10月である。
果実は瓢箪形で長さが10~20センチくらいである。
ごく若い果実は煮物や奈良漬にして食べられる。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、食用にするほか観賞用に栽培される。
属名の Lagenaria はラテン語の「lagenos(瓶)」からきている。実の形から名づけられた。
種小名の siceraria は「酩酊する」という意味である。
変種名の microcarpa は「小さい果実の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. microcarpa


★その姿ユーモラスだねどことなく
 つい手を伸ばし触りたくなる




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姫柑子(ヒメコウジ)

姫柑子(ヒメコウジ)はツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属)の常緑低木である。
英名をチェッカーベリー(checkerberry) という。
属名のゴーテリアの名でも流通している。
原産地は北アメリカの北東部である。
樹高は10~20センチくらいである。
葉は卵形をしており、革質で艶がある。
暗緑色の葉は秋から冬にかけて紅葉する。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に赤味を帯びた白い馬酔木(アセビ)に似た釣鐘形の花を下向きにつける。
花の後につく実は液果状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、真っ赤に熟する。
実の鑑賞期は9月から翌年の2月くらいまでである。
葉や実にはサリチル酸メチルが含まれる。
カナダのエスキモーは葉を鎮痛薬として用いたという。
属名の Gaultheria はカナダの自然科学者「ゴーティエ(J. F. Gaulthier)さん」の名からきている。
種小名の procumbens は「這った」という意味である。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Gaultheria procumbens


★うっそうと葉を茂らせて姫柑子
 大きな赤い実顔を覗かせ


姫柑子(ヒメコウジ)

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