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- 2025.07.10 [PR]
- 2012.01.18 蕃茘枝(バンレイシ)
- 2012.01.17 棘蕃茘枝(トゲバンレイシ)
- 2012.01.16 タヒチモンビン
- 2012.01.15 蔓樒(ツルシキミ)
- 2012.01.13 橙(ダイダイ)
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蕃茘枝(バンレイシ)はバンレイシ科バンレイシ属の常緑小高木である。
原産地は西インド諸島である。
大航海時代に移植され、東南アジアなどに広まった。
茘枝(レイシ)というのはライチのことである。
「蕃」は「南蛮」と同様に異国のことである。
台湾などで用いられた呼び名のようである。
別名を釈迦頭(シャカトウ)という。
これは実の様子を仏像の頭にたとえたものである。
樹高は3~8メートルである。
太い幹にはならず、根元から枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏である。
花の色は白ないし黄緑色で、下向きにつく。
花被弁は6枚だが、大きな外側の3枚が目立つ。
結実期は夏から冬である。
実は林檎(リンゴ)くらいの大きさの集合果である。
果皮はでこぼこしていて、熟すと黄緑色になる。
果肉はカスタードクリームのようで甘く香りもよいが、種子がたくさんあって食べにくい。
英名はシュガーアップル(sugar apple)である。
属名の Annona はハイチの地名「Annon(アノン)」からきている。
種小名の squamosa は「鱗片の多い」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
下の写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Annona squamosa
★どことなく後ずさりする気分だが
こんな実もある名は蕃茘枝

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棘蕃茘枝(トゲバンレイシ)はバンレイシ科バンレイシ属の常緑小高木である。
原産地は西インド諸島である。
大航海時代に移植され、東南アジアなどに広まった。
樹高は5~6メートルである。
太い幹にはならず、根元から枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から秋である。
花は幹や枝などに直接生える幹生花である。
外花披片は黄緑色、内花披片は淡い黄色である。
実は卵形ないし円錐形で、棘がある。
1つの実が1~2キロはある。
棘の色は艶のある緑色からくすんだ緑色や黄緑色に変わる。
果肉は白く、海綿状の繊維の中に果汁が詰まっている。
生食されるほか、アイスクリームやシャーベットの原料にされたり、清涼飲料の原料とされる。
属名の Annona はハイチの地名「Annon(アノン)」からきている。
種小名の muricata は「硬い突起がたくさんある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Annona muricata
★フルーツと呼ぶには少しためらうが
美味いらしいよ棘蕃茘枝

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タヒチモンビン(Tahiti mombin)はウルシ科スポンディアス属の落葉高木である。
和名は卵の木(タマゴノキ)という。
オトギリソウ科フクギ属のキャニモモも同じ名前で呼ばれるので紛らわしい。
なお、タヒチモンビンとするのは同属に熱帯アメリカ原産のモンビン(Spondias mombin)という植物があり、それとの対比で呼ばれるもののようである。
本種の原産地はポリネシア、マレー半島である。
樹高は10~20メートルくらいであるる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は披針形(笹の葉のような形)をしている。
開花時期は7~8月である。
葉の脇から大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をつける。
結実期は1~4月である。
実は偏球形で、黄色く熟する。
生食できるが、果肉には繊維が多く種子からはがれにくいので食べにくいという。
材は、ベニアや合板とされる。
英名はゴールデンアップル(Golden apple)である。
属名の Spondias は古いギリシャ語での同属の植物名からきている。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Spondias dulcis
★ゴーギャンの色とタッチを思いつつ
手で触れてみるタヒチモンビン
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蔓樒(ツルシキミ)はミカン科ミヤマシキミ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、深山樒(ミヤマシキミ)の変種とされる。
和名の由来は、葉の姿がモクレン科の樒(シキミ)に似ており、枝が蔓状に地面を這うことからきている。
樹高は50~100センチくらいである。
樹皮は灰色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
革質で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は4~5月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い4弁花をたくさんつける。
花径は1センチくらいで、よい香りがする。
雌雄異株である。
それぞれ、雌しべか雄しべが発達している。
花の後につく実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、真っ赤に熟する。
実の鑑賞期は12~2月くらいである。
有毒のアルカロイドを含み、誤食すると危険である。
属名の Skimmia は日本語の「シキミ」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の intermedia は「中くらいの大きさの」という意味である。
品種名の repens は「匍匐する」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
花の写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Skimmia japonica var intermedia f. repens
★毒のある赤い実ちょっと危ないよ
手招きしても知らん顔だよ

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橙(ダイダイ)はミカン科ミカン属の常緑小高木である。
原産地はヒマラヤである。
日本へは古い時代に中国から渡来した。
万葉集でも阿部橘(あべたちばな)の名で詠まれている。
和名は樹上に新旧代々の果実がなっていることに由来し、漢字では「代々」とも書く。
今日でも、全国で正月の飾りや薬用などの目的で栽培されている。
樹高は4~5メートルである。
枝には刺がたくさんある。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には小さいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月ころである。
白い5弁花をつける。
花弁はやや反り返る。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)である。
実の色は最初は緑で冬に橙色に変わるが、そのまま木に置くと翌春再び緑色を帯びる。
そこから回青橙(カイセイトウ)という別名もある。
成熟した果皮を生薬で橙皮(とうひ)といい、健胃薬とする。
また、マーマレードの原材料として用いられる。
俳句では「橙」が新年の季語、「橙の花」が夏の季語である。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の aurantium は「黄金色の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
花の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Citrus aurantium
★橙の色引き立てて雪帽子
瑞々しさに寒さ忘れて

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