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匂い紫羅欄花 (ニオイアラセイトウ) はアブラナ科エゾスズシロ属の多年草である。
暑さに弱いので園芸上は秋播き一年草として扱われる。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
属名のエリシマム(エリシムム)の名でも流通している。
また、古い文献ではチェイランサス属に分類されていたので、チェイランサス(ケイランツス)の名でも流通している。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は1月から5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチから2センチくらいの香りのよい小さな4弁花をつける。
花の色は黄色、赤、オレンジ色などがある。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
「紫羅欄花」というのは妙な名だが、葉が厚くて毛に覆われており、ラセイタという布(ポルトガル語で羅紗に似た地の厚い毛織物)に似ていることから転訛したものである。
ストック(stock)にこの名が充てられている。
和名の由来は、花の形がアラセイトウに似てよい香りがするというところからきている。
属名の Erysimum はギリシャ語の「eryomai(救う)」からきている。この属の植物の1種に薬効があると考えられたことからきている。
種小名の cheiri はアラビア語で「よく匂う植物」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
チェイランサス・ベガと呼ばれる園芸品種である。
学名:Erysimum cheiri(=Cheiranthus cheiri)
★冬を越しきっと綺麗に咲くからと
チェイランサスは雨に濡れつつ
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