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尾長海老根(オナガエビネ)はラン科エビネ属の常緑多年草である。
九州の鹿児島県から沖縄にかけて分布し、山地の林の中や倒木に生える。
海外では、台湾、中国南部、東南アジア、インド、アフリカなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は大形の長い楕円形で、4~5枚が輪生する。
開花時期は7~4月くらいである。
偽球茎(ラン科植物の地上茎や花茎の一部が肥大した器官で、水分や養分の貯蔵場所となっている)のつけ根の部分から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの花をつける。
花の色は淡いピンクから濃い紫色で、稀に白花もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が長いことからつけられた。
「海老根」は茎や根の様子をエビに見立てたものである。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の sylvatica は「森林に生える」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe sylvatica(=Calanthe masuca)
★ヤンバルの森にはいろんなランが咲く
色さまざまに舞うがごとくに

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