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- 2025.03.03 [PR]
- 2017.11.06 浜菊(ハマギク)
- 2017.11.01 茶(チャ)
- 2014.11.24 山白菊(ヤマシロギク)
- 2014.11.07 菊葉山火口(キクバヤマボクチ)
- 2013.10.31 浜紺菊(ハマコンギク)
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浜菊(ハマギク)はキク科ハマギク属の多年草である。
ハマギク属は1属1種である。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
かつてはキク属に含まれていたが、染色体の違いから区別されるようになった。
日本固有種である。
本州の青森県から茨城県にかけて太平洋岸に分布し、海岸の崖地や砂地に生える。
また、栽培もされる。
園芸栽培の歴史は古く、江戸時代前期の園芸書「花壇綱目」(1681年刊、水野元勝著)にも記載がある。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉はへら形で、密に互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、葉には柄がない。
開花時期は9月から11月である。
花径は6、7センチくらいある。
花の色は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
マーガレットなどに似ているが、葉を見ると他との違いがわかる。
花言葉は「逆境に立ち向かう」である。
11月4日の誕生花である。
属名の Nipponanthemum はギリシャ語の「Nippon(日本)+anthemon(花)」からきている。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Nipponanthemum nipponicum
★菊だけど少し様子は違うのよ
海辺育ちの浜菊だから
☆海を見て育ちし花のたくましさ
命咲かせん浜菊の花
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茶の花に笑みを浮かべる年となり
茶(チャ)はツバキ科ツバキ属(カメリア属)の常緑低木である。
植物学上の和名は茶の木(チャノキ)という。
カメリア属はアジアに171の品種と45の変種・亜種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
また、膨大な数の園芸品種がある。(椿図鑑参照)
日本にも椿(ツバキ)などが分布し、属名の和名もツバキ属という。
本種の原産地は中国の南部とする説が有力である。
日本へは最澄が805年に種子を持ち帰り、比叡山に植えたのが最初という。
若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るために、アジア一帯で広く栽植されている。
日本では、暖地では野生化しており、九州には自生するものもある。
日本や中国で栽培されているものは低木だが、インドやスリランカで栽培されているものは高木なのだそうである。
日本のものでも刈り込まなければ5メートルから6メートルに達するらしい。
樹高は1メートルから2メートルである。
よく枝分かれをし、細長い卵形で艶のある濃い緑色の葉を互い違いに生やす(互生)。
開花時期は10月から12月である。
葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偏球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと褐色になって裂開する。
花言葉は「追憶」である。
俳句では「茶の花」が冬の季語である。
11月1日の誕生花である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
花の写真は10月に小石川植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia sinensis
★陽が差すと眩しいからと言い訳し
俯きながら君何思う
☆頬紅のたっぷりの刷毛思い出す
茶の花少しうつむいて咲き
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山白菊(ヤマシロギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、山地の日当りよい草地に生える。
別名を田舎菊(イナカギク)という。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎や葉には白い軟毛がたくさん生えていてざらつく。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、縁毛があ。
葉のつけ根から3分の1くらいのところで急に狭くなり、つけ根の部分はやや茎を抱く。
開花時期は8月から11月くらいである。
茎先で少し枝分かれをし、散房状(柄のある花がいくつかつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいで小さ目である。
白い花びら(舌状花)は11枚から15枚くらいである。
筒状花は鮮やかな黄色だが、時間が経つと色あせて白色っぽくなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の semiamplexicaulis は「やや茎を抱く」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Aster semiamplexicaulis
★仲間との区別はなかなかむずかしい
違いはどこと目を皿にして
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菊葉山火口(キクバヤマボクチ)はキク科ヤマボクチ属(シヌルス属)の多年草である。
シヌルス属は東アジアに数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をヤマボクチ属という。
本種は日本固有種である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、低山や山地の草地や林の縁などに生える。
「火口(ほくち)」というのは昔の人が火をつけるときに用いた綿毛のことである。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。
草丈は70センチから100センチくらいである。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
茎につく葉は下部に多く、互い違いに生える(互生)。
葉の形は卵形で、手のひら状に羽裂する。
開花時期は10月から11月くらいである。
上部で枝分かれをし、茎先に花径3センチから4センチの筒状花を1つずつつける。
花の色は淡い黄色や紫色である。
花は筒状花だけからなる。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は針のように細い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Synurus はギリシャ語の「syn(合同)+oura(尾)」からきている。葯の下部にある尾状の附属物が合一して筒になることから名づけられた。
種小名と変種名の palmatopinnatifidus は「掌状複葉と羽状複葉とを兼ねた複葉のある」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidus
★また一つ出合いの妙味ここに知る
菊葉山火口の不思議な姿
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浜紺菊(ハマコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の三浦半島や伊豆半島の海岸近くの草原に生える。
野紺菊(ノコンギク)の近縁種である。
基準標本は神奈川県の江ノ島で、江ノ島嫁菜(エノシマヨメナ)の別名がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎には毛が密生する。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚ぼったい。
葉の先は丸く、縁には欠刻状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から11月である。
花は茎先にまとまってつき、花径は20~25ミリくらいである。
花(舌状花)の色は白く、咲き進むと紫色を帯びてくる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の microcephalus は「小さい頭の」という意味である。
変種名の littoricola は「海浜に生える」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Aster microcephalus var. littoricola(syn. Aster ageratoides subsp. ageratoides var. littoricola)
★浜辺には浜辺の似合う花が咲く
潮風受けどひるむことなく
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