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植物図鑑ブログ

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桜躑躅(サクラツツジ)

桜躑躅(サクラツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
高知県、鹿児島県、沖縄県に分布し、山地に生える。
特に屋久島に多く生育する。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は1~4メートルくらいである。
若い枝や葉の柄には長い毛が密生する。
葉は長い楕円形で、枝先に2~3枚が束生状に互い違いに生える(互生)。
葉は革質で艶がある。
開花時期は3~5月である。
花冠は漏斗形で、先で5つに深く裂ける。
花の色は淡い紅色で、上側の裂片の内側には濃い紅色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の色を「桜色」と見立てたものである。
材は床柱や床縁などに使用される。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の tashiroi は採集家「田代善太郎さんの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron tashiroi


★いつの日か訪ねてみたい屋久島を
 桜躑躅の姿求めて


桜躑躅(サクラツツジ)

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スプリングベル

琉球馬酔木(リュウキュウアセビ:Pieris koidzumiana)はツツジ科アセビ属の常緑低木である。
奄美大島と沖縄本島に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
スプリングベル(Spring Bell)は、その園芸品種である。
琉球馬酔木(リュウキュウアセビ)に馬酔木(アセビ:Pieris japonica)の赤芽、赤花の園芸品種を花粉親として交配し、大船植物園で育成した品種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
花期は3~4月ころである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、壺形の小さな花をたくさんつける。
咲き始めは桃色で、次第に白色に変化する。
特徴は1つ1つの花が大きく、花穂も大きくて長く、ボリュームがあることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pieris 'Spring Bell'


★咲き初めは爪紅に染まり咲く
 恥じらうようにスプリングベルは


スプリングベル

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ナルキッスス・シャントレル

ナルキッスス・シャントレルはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。
イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の分類では、スプリットコロナ水仙のグループに入れられている。
バタフライとも呼ばれ、特徴は副花冠が長さの半分以上裂けていることである。
草丈は30~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3~4月である。
花径が10センチくらいある大輪で、花被片と副花冠はともに黄色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
品種名の Chanterelle は食用きのこの名称で、色は黄色い。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus 'Chanterelle'


★ちりちりに裂けたフリルが面白い
 シャントレルは煌きの色


ナルキッスス・シャントレル

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芹葉黄蓮(セリバオウレン)

芹葉黄蓮(セリバオウレン)はキンポウゲ科オウレン属の多年草である。
日本固有種である。
本州と四国に分布し、山地の林の中に生える。
また、薬用として栽培される。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄がある。
2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
それをもう1回枝分かれをさせる。
小葉はさらに2つか3つに裂ける。
1回3出複葉のものは菊葉黄蓮(キクバオウレン)という。
開花時期は3~4月である。
5~10センチの花茎を伸ばし、茎先に2~3個の白い小さな花を咲かせる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
オウレン属は原始的な植物と言われ、矢車状に並んだ果実の先が開いていて、そこから種子がこぼれる。
根茎は黄色くて太く、珠が連なったようになっている。
これを干したものが生薬の黄蓮(おうれん)で、健胃剤、洗眼薬として用いるほか、染料ともされる。
和名は中国名からきている。
属名の Coptis はギリシャ語語の「coptein(切る)」からきている。分裂した葉を表すものと思われる。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の dissecta は「多裂した」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Coptis japonica var. dissecta


★小さくて白い花びら寄せ集め
 頼りなさげな芹葉黄蓮


芹葉黄蓮(セリバオウレン)

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黄花の甘菜(キバナノアマナ)

黄花の甘菜(キバナノアマナ)はユリ科キバナノアマナ属の多年草である。
黄花甘菜(キバナアマナ)とも言う。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、日が当たる草むらや土手などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は甘菜(アマナ)に似て黄花種であることからきている。
草丈は15センチくらいである。
葉は幅の広い線形で茎よりも長い。
開花時期は2~5月である。
茎の上部に花柄を何本か出し、その先に1つずつ花をつける。
花柄の長さは不揃いである。
アマナ属の甘菜(アマナ)は茎の先に1つの花しかつけない。
このため属が異なる。
花被片は6枚で、長さは12~15ミリくらいである。
花被片の外側はやや緑色をしている。
花柄の下に小さな葉があり、これが苞である。
属名の Gagea はイギリスの植物学者「ゲージ(T. Gage)さん」の名からきている。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は5月に札幌市内で撮った。
学名:Gagea lutea


★北国で陽射し求めて咲くという
 黄花甘菜は花柄を伸ばし


黄花の甘菜(キバナノアマナ)

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