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- 2015.04.26 ラミウム・マクラツム
- 2015.04.25 白花通草(シロバナアケビ)
- 2015.04.24 プリムラ・プベスケンス・スターダスト
- 2015.04.15 プリムラ・プベスケンス・ジュリーウォーカー
- 2015.04.14 牡丹(ボタン)
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ラミウム・マクラツムはシソ科オドリコソウ属(ラミウム属)の多年草である。
ラミウム属はヨーロッパ、北アフリカ、アジアなどの温帯地域に40種ほどが分布している。
日本にも踊子草(オドリコソウ)などが分布しており、属名の和名をオドリコソウ属という。
本種の原産地はヨーロッパ、北アフリカ、温帯アジアなどである。
また、葉が銀白色やクリーム色の斑入りのものなど、園芸品種がいろいろある。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉には長い柄がある。
匍匐性があり、グランドカバーとしても利用される。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇から輪散花序といわれる独特の花序を出し、唇形の花をつける。
この花序は輪状集散花序とも呼ばれ、2つの集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)が組み合わさって輪のようになる。
花の色は、白やピンク、紅紫色などのものがある。
上の唇が発達していて、帽子のように下の唇にかぶさる。
この裏側に雄しべがついていて、蜜を求めて入ってきた昆虫の背中に花粉がつく仕掛けになっている。
花冠は長さが20ミリから25ミリくらいある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「清楚」である。
属名の Lamium はギリシャ語の「laipos(のど)」 からきている。葉の筒が長くてのど状に見えることから名づけられた。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
写真は5月に札幌市の豊平公園で撮った。
学名:Lamium maculatum
★ちょっと見は踊子草と変わらぬが
葉っぱがお洒落ラミウムの花

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通草(アケビ)はアケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。
漢字では「木通」とも書く。これは生薬名からきた名である。
アケビ属は東アジアに数種が分布する。
通草(アケビ)は本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
白花通草(シロバナアケビ)はその品種(forma:f.)ないし園芸品種(cultivar:cv.)である。
通草(アケビ)の花は淡い紫色だが、本種は名前の通り白い花を咲かせる。
観賞用として庭木にされたり、盆栽や鉢植えに利用される。
蔓の長さは5メートルから10メートルになる。
葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
小葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
雌雄同株である。
葉の間から花序が垂れ下がる。
雌花は大きく雄花は小さい。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に紫色に熟して裂開する。
中からは白い果肉と種子が現れ、果肉は食べられる。
茎の部分には利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の quinata は「5枚の小葉の」という意味である。
品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
雌花、雄花の順である。
学名:Akebia quinata f. leucantha(syn. Akebia quinata 'Leucantha')
★すっきりと咲く白花に目を細め
実りの秋の姿を思い

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プリムラ・プベスケンスはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
プリムラ・プベスケンスはヨーロッパのアルプス山脈などに分布するプリムラ・アウリクラ(Primula auricula)とプリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)との交雑種である。
野生種は高山に自生するが、栽培されることは稀である。
草丈は10センチくらいである。
根際から生える葉はロゼット状となる。
葉は粉白色を帯びる。
開花時期は3月から4月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、漏斗状で花冠が5つに裂ける花をつける。
花の色は白や黄色、ピンク、紅紫色、黄褐色などのものがある。
また、数百年前から人工交配が盛んに行われ、多くの園芸品種が生まれている。
スターダスト(Stardust)もその1つである。
花の色は艶のある濃い紅紫色で喉の部分は黄色く、花弁に黄色い粉を吹いたようになる。
札幌にある山野草圃場アルムのオリジナル選抜品種である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。同属の黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
園芸品種名の Stardust は「星屑」の意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula x pubescens 'Stardust'
★名の通りスターダストを思わせる
花の風情を驚き眺め
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プリムラ・プベスケンスはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の多年草である。
プリムラ属は北半球の温帯や寒帯に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも桜草(サクラソウ)などが分布するので、属名の和名をサクラソウ属という。
プリムラ・プベスケンスはヨーロッパのアルプス山脈などに分布するプリムラ・アウリクラ(Primula auricula)とプリムラ・ヒルスタ(Primula hirsuta)との交雑種である。
野生種は高山に自生するが、栽培されることは稀である。
草丈は10センチくらいである。
根際から生える葉はロゼット状となる。
葉は粉白色を帯びる。
開花時期は3月から4月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、漏斗状で花冠が5つに裂ける花をつける。
花の色は白や黄色、ピンク、紅紫色、黄褐色などのものがある。
また、数百年前から人工交配が盛んに行われ、多くの園芸品種が生まれている。
ジュリーウォーカー(Julie Walker)もその1つである。
花の色は鮮やかな濃いピンクで、喉の部分が白い。
野生種の雰囲気に近い。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。同属の黄花の九輪桜(キバナノクリンザクラ)が早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
園芸品種名の Julie Walker は人名由来のようである。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula x pubescens 'Julie Walker'
★すっきりと自然の姿残し咲く
風情またよしジュリーウォーカー

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牡丹(ボタン)はボタン科ボタン属(パエオニア属)の落葉低木である。
パエオニア属は北半球に40種くらいが分布する。
日本にも古い時代から渡来しており、属名の和名をボタン属という。
本種の原産地は中国の西北部である。
はじめは薬草として栽培されていたが、随から唐の時代にかけて観賞用の品種が次々と生まれた。
日本には奈良時代に渡来したが、観賞用の栽培が一般化したのは江戸時代のことである。
和名の由来は中国名の「牡丹」を音読みしたものである。
樹高は1メートルから3メートルである。
芍薬(シャクヤク)は枝分かれせずにまっすぐに立つが、牡丹(ボタン)は枝分かれして横に広がる樹形になりやすい。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3つに枝分かれした先に三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、上部で3つから5つに浅く裂けるが、裂けないものもある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや厚く艶がある。
開花時期は4月から5月である。
枝先に花径10センチから20センチくらいの花を開く。
野生のものは花弁が5枚から10枚で、花の色は白か淡い紅色である。
園芸品種は重弁で、花の色は紅色、白、淡い紅色、紫色、黄色などのものがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
薬用には野生種の根皮の部分を用いる。
乾燥させたものを生薬で牡丹皮(ぼたんぴ)といい、消炎、解熱、鎮痛などの薬効がある。
花言葉は「壮麗」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Paeonia はギリシャ神話に登場する医神「Paeon(パエオン)」の名からきている。シャクヤクの根でプルートーの傷を治した。
種小名の suffruticosa は「亜低木状の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は島大臣(シマダイジン)である。
学名:Paeonia suffruticosa
★古の奈良の都に伝わりし
花の姿は富貴に満ちて

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