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植物図鑑ブログ

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大霧島海老根(オオキリシマエビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
伊豆諸島の固有種で、林の中に稀に生える。
流通名を匂い海老根(ニオイエビネ)という。
開花時期に花の匂いが強いことからきた名称である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
近縁種に比べて葉の幅が広く大きい。
開花時期は4月から5月である。
花の色は淡い紫色や桃色で、唇弁は白い。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の izuinsularis は「伊豆諸島産の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Calanthe izuinsularis


★仄かなる香りで人に愛されて
 だけど個体は絶滅の危機



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アッツ桜(アッツザクラ)はキンバイザサ科ロードヒポキシス属の多年草である。
1属1種である。
原産地は南アフリカである。
レント王国にある高山ドラケンスベルクに咲く花である。
日本へ渡来したのは大正時代である。
アッツ桜(アッツザクラ)は流通名である。
アリューシャン列島のアッツ島を連想するが関係はない。
また、桜の仲間でもない。
この名前は、まだアッツ島日本軍守備隊玉砕の記憶も生々しいころに、山野草の店が「アッツ桜」という名前で売り出したのが始まりという。
草丈は10センチから15センチくらいである。
茎は細く、白い毛が生えている。
根際から生える葉は細長い線形で葉脈があり、やはり白い毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
花径は2、3センチである。
花被片は6枚で、3枚ずつ2段になっている。
花の色は白、ピンク、赤紫色などがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名のロードヒポキシスの名でも流通している。
属名の Rhodohypoxis はギリシャ語の「rhodon(バラ)+Hypoxis(コキンバイザサ属)」からきている。赤い花を咲かせるコキンバイザサ属という意味合いである。
種小名の baurii は発見者である19世紀のドイツ人「バウル(L. Baur)さんの」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Rhodohypoxis baurii


★可憐なる花を次々咲かせたる
 アッツ桜の季節訪れ




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蝦夷山躑躅(エゾヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本各地に分布する山躑躅(ヤマツツジ)の品種の1つである。
北海道と本州の北部に分布する。
山躑躅(ヤマツツジ)との違いは、葉が大きいことと、萼片の幅が広いことである。
樹高は1~4メートルくらいである。
枝や葉の柄、萼などを含め、全体に毛が生える。
葉は長さ3~5センチの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に集まってつくことが多い。
葉の質は薄く、表面は緑色で裏面は灰色を帯びる。
葉の先は丸く、縁には細かくて鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~5月である。
枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3~5センチの漏斗状の花を1~3輪つける。
花冠の先は5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄色い。
花の色は赤を基調にするが、橙色がかったものや桃色がかったものなど変化に富む。
花の後につく実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、剛毛が生える。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の latisepalum は「広い萼片の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi f. latisepalum


★雪解けの北の大地を彩りて
 山肌染める蝦夷山躑躅




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イリス・クリスタータはアヤメ科アヤメ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国東部のジョージア州からオハイオ州にかけた一帯に分布する。
著莪(シャガ)に近い仲間である。
矮小種で、草丈は7~20センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
開花時期は5~6月である。
花の色は淡い青紫色だが、白花の品種もある。
花被片は6枚である。
花は一日花である。
1つの花茎に2~3個の蕾をつけ、花径5~7センチくらいの花を次々に咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の cristata は「鶏冠状の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Iris cristata


★薄っすらと青紫の肌の色
 冴えた化粧で華やぎ見せて




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大島躑躅(オオシマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種である。
伊豆諸島、三浦半島、伊豆半島から紀伊半島にかけて分布し、海岸に生える。
分類上は、山躑躅(ヤマツツジ)の海岸型変種とされている。
樹高は1~5メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は肉厚で艶があり、濃い緑色をしている。
開花時期は5~6月である。
花の色は、紅紫色ないし紅色である。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花もやや肉厚で、山躑躅(ヤマツツジ)よりも大きい。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の macrogemma は「大きな芽の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. macrogemma


★大島の山懐を赤く染め
 大島躑躅乱れ咲きすと




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