選択したカテゴリーの記事一覧
- 2025.07.28 [PR]
- 2012.05.05 岩桜(イワザクラ)
- 2012.05.04 アクイレギア・ロンギシマ
- 2012.05.02 アクイレギア・カエルレア
- 2012.05.01 カナダ苧環(カナダオダマキ)
- 2011.05.29 柳虎の尾(ヤナギトラノオ)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
岩桜(イワザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
本州の岐阜県と紀伊半島、それに四国、九州に分布し、石灰岩地帯の岩場や湿地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は5~10センチくらいである。
根際から生える葉には長さ3~10センチくらいの柄があり、直径4~10センチくらいの円形のものが数枚放射状に広がってつく。
葉の縁は不規則に浅く裂け、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の脈上と縁には軟らかい毛が生える。
開花時期は4~6月である。
茎先に花径3センチくらいの花を1~5輪つける。
花の色は紅紫色である。
花冠は5つに分かれ、真ん中が黄色くなっている。
萼片は5枚で、小さい腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は長い円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、渓谷の水しぶきがかかるような岩場に咲く桜草というところからきている。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。
種小名の tosaensis は「土佐(高知県)の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula tosaensis
★可愛くて岩場の好きな岩桜
ピンクに包まれ中は金色

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
アクイレギア・ロンギシマはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国のアリゾナ州とテキサス州に分布する。
草丈は60~90センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3出複葉は三つ葉のことである。
3つに枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉の形は扇形で、2つか3つに裂ける。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に黄色い花をつける。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が長いのが特徴である。
距の長さは8~12センチくらいになる。
そこから爪長苧環(ツメナガオダマキ)の流通名がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の longissima には「非常に長い」という意味がある。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aquilegia longissima
★面白い形の花があるものと
腕組みをしてほっとため息

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
アクイレギア・カエルレアはキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
属名の読み方は「アキレギア」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
コロラド州の州花とされている。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は40~60センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉で、長い柄がある。
3出複葉は三つ葉のことで、枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
開花時期は4~6月である。
花径は8センチくらいある大輪で、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)も長い。
花弁のように見えるのは萼で、花弁は内側にある。
花の色は青紫色である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名は空色苧環(ソライロオダマキ)という。
本種を親とした園芸種が数多くつくられている。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Aquilegia caerulea
★鮮やかなブルーの冴えるカエルレア
アメリカ育ちのお転婆娘

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
カナダ苧環(カナダオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州にかけて生える。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
学名からアクイレギア・カナデンシスとする場合もある。
草丈は20~70センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
それをもう1回繰り返すので、1つの葉は9枚の小葉で構成される。
小葉は扇形で2つか3つに裂ける。
開花時期は4~6月である。
茎の上部に長さ2~3センチの花を数個下向きにつける。
萼弁5枚は紅色である。
花弁5枚は黄色である。
雄しべが花弁よりも外に飛び出している。
花弁のつけ根の部分は長く伸びて距となる。
距は日本のものよりも太く、巻き込まずに長く伸びている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は5月に北大植物園のカナディアン・ロックガーデンで撮った。
学名:Aquilegia canadensis
★苧環の仲間だけども異国風
ランプのようなカナダ苧環

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
柳虎の尾(ヤナギトラノオ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
分類体系によってはヤブコウジ科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、低地や山地の湿地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
和名の由来は、葉を「柳」にたとえ、花序の様子を「虎の尾」にたとえたものだが、本種の花序はそれほど長くはない。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~7月くらいである。
葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花を密につける。
花冠は長さ5ミリくらいで、6つに深く裂ける。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の thyrsiflora は「多くの枝に花をつける」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia thyrsiflora
★咲く姿見つけられずに見過ごせば
妻がしっかりフォローをして
今日の花ドットコム
花図鑑
カウンター
カレンダー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)