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- 2011.05.28 豆軍配薺(マメグンバイナズナ)
- 2011.05.27 デロスペルマ・クーペリ
- 2011.05.26 杜鵑蘭(トケンラン)
- 2011.05.25 山椒薔薇(サンショウバラ)
- 2011.05.24 雄蛇苺(オヘビイチゴ)
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豆軍配薺(マメグンバイナズナ)はアブラナ科マメグンバイナズナ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
日本各地に帰化しており、道端や荒れ地などに普通に生える。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は直立し、毛は生えていない。
根際から生える葉はへら形で、羽状に裂ける。
根際から生える葉は花期には枯れる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
茎につく葉の先は尖らず、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚で十字状となる。
萼片は4枚で、お椀のような形である。
花の後にできる実は軍配のような形をした角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
属名の Lepidium はギリシャ語の「lepis(小鱗)」からきている。果実の形をたとえたものである。
種小名の virginicum は「バージニアの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lepidium virginicum
★雑草と思えぬような花姿
こんもり咲けば笑みもこぼれて
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花図鑑
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デロスペルマ・クーペリはツルナ科デロスペルマ属の多年草である。
分類体系によってはハマミズナ科とされる場合もある。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
流通名を耐寒性松葉菊(タイカンセイマツバギク)という。
花嵐山(ハナランザン)という別名もある。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は多肉質で、濃い緑色の円筒形である。
開花時期は4~10月くらいである。
花径5~7センチくらいの菊に似た花をつける。
花の色は濃い紅紫色だが、色の淡いものもある。
花は光線を受けると開き、夜だけでなく雨や日陰など光線の弱いときにも閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Delosperma はギリシャ語の「delo(明白な)+sperma(種)」からきている。
種小名の cooperi はイギリスの植物学者「クーパー(T. Cooper)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Delosperma cooperi
★葉の形少し変わった松葉菊
君の生まれもケープ地方か
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花図鑑
杜鵑蘭(トケンラン)はラン科サイハイラン属の多年草である。
北海道から四国にかけて分布し、山地のやや湿った林の中に生える。
海外では、朝鮮の済州島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20~40センチくらいである。
地下にある球形の偽球茎が地下茎でつながる。
葉は長い楕円形で、偽球茎から1枚ないし2枚生える。
葉は紫色の斑点のあるものが多い。
開花時期は5~6月である。
花茎を出し、黄褐色の花を疎らに数輪つける。
花は上向きか横向きに半開状につく。
萼片と側花弁は黄褐色をした線形で、暗い紫色の斑点がある。
唇弁は白く、紅紫色の斑点がある。
「杜鵑」はホトトギスのことで、葉の斑をホトトギスの胸などの斑にたとえたものである。
属名の Cremastra はギリシャ語の「kremannymi(懸垂する)+astron(星)」からきている。星形の花が下向きに咲くことから名づけられた。
種小名の unguiculata は「爪のある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cremastra unguiculata
★薄闇にひっそり咲いた杜鵑蘭
地味な配色目映く見えて
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花図鑑
山椒薔薇(サンショウバラ)はバラ科バラ属の落葉低木ないし小高木である。
フォッサマグナ要素植物の1つである。
箱根・富士地方に自生しており、箱根町や山中湖村の花になっている。
また、庭木として栽培もされている。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1~3メートルくらいである。
野生のものには5~6メートルのものもある。
枝には棘がたくさんあり、葉は山椒(サンショウ)の葉によく似ている。
葉は小葉9~19枚からなる奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
枝先に花径5センチくらいの淡い紅色の5弁花を開く。
開花してからだんだん色が薄くなる。
そして、花は2日ももたずに散っていく。
花を咲さかせたあと、刺の多い偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)ができる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の hirtula は「やや短い剛毛ある」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa hirtula
★うっすらとピンクに染まり咲く花は
棘に守られ命短く
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花図鑑
雄蛇苺(オヘビイチゴ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
和名の由来は蛇苺(ヘビイチゴ)に似て大きいということだが、ヘビイチゴ属とは異なる。
したがって、イチゴの実もできない。
本州から九州にかけて分布し、草地や田の畦などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、インド、マレーシアなどにも分布する。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は5小葉からなる複葉である。
長い柄の先に手のひら状となってつく。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
小葉の表面には毛はなく、葉の縁と裏面の葉脈上に疎らに毛がはえる。
茎につく葉は単葉ないし2~3小葉である。
開花時期は5~6月である。
茎の上部に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い花をいくつかつける。
花径は8ミリくらいである。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
萼片の下につく副萼片は先が尖る。
雄しべは20本である。
雌しべは小さなものがたくさん集合する。
花の後にできる実は褐色のそう果(1つの種子しかなく開かないもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の kleiniana は採集家「クラインさんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Potentilla kleiniana
★苺かと思えば違う仲間とな
ややっこしいね草の名前は
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