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瓜膚楓(ウリハダカエデ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
カエデ属はアジアを中心に、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカなどに128種が分布する。
また、多くの園芸品種がある。
分類体系によっては(APGIII)ムクロジ科とされる。
本種は日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
南限は屋久島である。
樹高は8~12メートルくらいである。
和名の由来は、樹皮の色や模様が真桑瓜(マクワウリ)に似ているところからきている。
若木の樹皮は暗い緑色をしている。
葉はカエデの仲間では大きく、長さ10~15センチで、質はやや厚い。
葉の形はほぼ五角形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁は3つから5つに浅く裂け、それぞれの裂片の縁は不揃いの重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となる。
葉の表面は濃い緑色、裏面は緑色である。
開花時期は5~6月である。
雌雄異株である。
葉の間から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂らす。
花びらは5枚で黄緑色をしている。
雄花の雄しべは8本で、雌花にも退化した雄しべが8本ある。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、風で散布される。
秋には橙色に紅葉する。
材は器具材などとして利用される。
花言葉は「遠慮」である。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の rufinerve は「赤褐色の葉脈のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Acer rufinerve
★楓にもいろんな種類あるのだと
触ってみたよ瓜膚楓

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