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アネモネ・キリンドリカはキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
日本にも固有種である一輪草(イチリンソウ)などが分布するので、属名の和名はイチリンソウ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
カナダやアメリカ合衆国東部に分布し、草原や林の縁、道端などに生える。
種小名の読み方はクリンドリカやシリンドリカとするものもある。
英名はキャンドルアネモネ(candle anemone)という。
長い円筒形をした果実の形からつけられた名である。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~7月である。
花径は1センチくらいで、仲間に比べると小さく地味である。
5枚の花びら(萼片)は白っぽく、緑色を帯びている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草にアネモニンを含み有毒である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
種小名の cylindrica は「円筒形の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Anemone cylindrica
★花よりも果実のほうが目立つよね
キャンドルの名に苦笑いして

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