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植物図鑑ブログ

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パッシフローラ・ビティフォリアはトケイソウ科トケイソウ属(パッシフローラ属)の蔓性常緑多年草である。
パッシフローラ属は世界に500種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
同属のパッシフローラ・カエルレア(Passiflora caerulea)に時計草(トケイソウ)の和名があり、属名の和名をトケイソウ属という。
本種の原産地は中央アメリカの南部と南アメリカの北西部である。
国名で言うと、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルーに分布する。
蔓の長さは4メートルから6メートルくらいになる。
茎は円筒形で若いうちは赤茶色の毛で覆われる。
葉は大きく3つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から10月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花の色は濃い紅色である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
紅花時計草(ベニバナトケイソウ)と似ているが、萼片や花弁がほっそりとしている。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄緑色に熟する。
カリブでは小規模だが商品栽培もされている。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の vitifolia は「ブドウ属(Vitis)のような葉の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Passiflora vitifolia

★鮮やかな紅色の花眩しくて
 カリブの海が瞼に浮かび



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ロスコエア・カウトレオイデスはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて15種くらいが分布する。
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の雲南省、四川省に分布し、標高2100メートルから3500メートルの草地や林の中に生える。
中国名は早花象牙参という。
草丈は15センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に淡い黄色の花を数輪つける。
花の色は紫色や白のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の cautleoides は「cautle(?)+oides(のような)」という組合せなので調査中である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Roscoea cautleoides

★雲南の夏の草地に咲くという
 きれいな姿に思わず見とれ



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紫蘇葉黄菫(シソバキスミレ)はスミレ科スミレ属(ビオラ属)の多年草である。
ビオラ属は世界には500~600種が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも菫(スミレ)などが生育するので、属名の和名はスミレ属という。
本種は日本固有種である。
北海道の夕張岳にのみ分布し、高山の蛇紋岩の砂礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
2007年版までは絶滅危惧IA類(CR)とされていた。
草丈は5センチくらいである。
有茎種である。
葉は円形で分厚く、深い緑色で艶がある。
葉の裏面は、暗い紅紫色をしている。
葉の先は短く尖り、縁には波状の鋸歯がある
開花時期は6~7月である。
茎先につく花の色は黄色で、花径は15ミリくらいである。
側弁には疎らに毛が生える。
唇弁には紅紫色の筋が入る。
花弁の裏側は紅紫色を帯びるものが多い。
距は小さくて目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yubariana は「夕張岳の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名: Viola yubariana

★もう少し元気な姿撮りたいな
 愛らしいよね紫蘇葉黄菫




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スダメルリカステ・ロクスタはラン科スダメルリカステ属の多年草である。
スダメルリカステ属は南アメリカに41種が分布する。
近年、リカステ属(Lycaste)から分離され、リカステ属は中央アメリカ産のものに限られた。
また、分類の仕方によってはイダ属(Ida)とされていたので、イダ・ロクスタの名で表示するものもある。
撮影地ではリカステ・ロクスタとして表示していた。
日本では、これらの名称が並行して存在している。
本種の原産地はペルーである。
標高2000~3000メートルの山地に生える着生種である。
草丈は60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
バルブは卵形である。
開花時期は春から夏である。
茎先に花径8~11センチくらいの緑色の花をつける。
唇弁の縁は羽状に裂ける。
花はよい香りがする。
属名の Sudamerlycaste は「Sudamerica(南アメリカ:スペイン語)+Lycaste(リカステ:ギリシャ神話に登場するトロイ王の娘)」からきている。
種小名の locusta はノジシャの古いラテン名である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Sudamerlycaste locusta(syn. Lycaste locusta, Ida locusta)

★調べれば調べるほどに複雑だ
 どうして蘭はこうなるのかな




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ティアレラはユキノシタ科ズダヤクシュ属(ティアレラ属)の多年草の総称(属名)である。
ティアレラ属は北アメリカに4種、アジアに1種が分布する。
日本にも喘息薬種(ズダヤクシュ)が分布するので、属名の和名はズダヤクシュ属という。
北アメリカに分布する原種の交配によって多くの園芸品種が生まれており、ティアレラの名で流通している。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、手のひら状に裂ける。
葉には赤い筋の入るものや黄金色のものなどがある。
開花時期は6月から7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁と萼片が5枚ずつある。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tiarella はラテン語の「tiara(王冠)」の縮小形である。雌しべの形から名づけられた。
写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。
園芸品種のラッカーリーフ('Lacquer Leaf')で、秋には銅葉になる。
学名:Tiarella cv.

★細かくは違っているが見かけから
 喘息薬種だとすぐにわかるよ




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