選択したカテゴリーの記事一覧
- 2025.07.31 [PR]
- 2013.08.02 ロベリア・スペキオサ
- 2012.08.31 大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)
- 2012.08.30 大血止め(オオチドメ)
- 2012.08.29 鋸草擬き(ノコギリソウモドキ)
- 2012.08.28 小藪蘭(コヤブラン)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ロベリア・スペキオサはキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
種間交雑の園芸品種である。
交配親は紅花沢桔梗(ベニバナサワギキョウ:Lobelia cardinalis)、ロベリア・フルゲンス(Lobelia fulgens)、ロベリア・シフィリティカ(Lobelia siphilitica)などである。
草丈は70~120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をびっしりとつける。
花の色は赤、ピンク、青などである。
上唇は2つに裂けて横に張り出し、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
雄しべは5本で、筒状になって花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)を囲む。
名の Lobelia はフランドル出身でイギリスの植物学者だった「ロベル(Mathias de Lobel, 1538-1616)さん」の名からきている。
種小名の speciosus は「華やかな」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
品種名は上からビューティー・ローズ、ビューティー・レッド、ビューティー・ブルーである。
学名:Lobelia x speciosa
★鮮やかな色が眩しく目を引いて
スペキオサの花夏が大好き

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の縁や山道の脇に生える。
分類上は、狐の剃刀(キツネノカミソリ)の変種とされている。
基本種よりも花が大きく、花冠の長さは9センチくらいある。
また、雄しべが長く、花の外につき出すのが特徴である。
草丈は30~50センチくらいである。
花に先立って早春に生える葉は線形で、葉先は丸い。
葉は彼岸花(ヒガンバナ)よりも幅が広い。
和名の由来は、この葉の形を剃刀に見立て、花の色を狐に見立てたものである。
開花時期は7~8月である。
茎先に淡いオレンジ色の花をつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
彼岸花(ヒガンバナ)と同じように、花の咲くころには葉はなく、茎が伸びて花だけが咲く。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。
変種名の kiushiana は「九州の」という意味である。
写真は7月に練馬区の牧野記念庭園で撮った。
学名:Lycoris sanguinea var. kiushiana
★どことなく神秘に満ちた花姿
名も不思議だが姿も不思議

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
大血止め(オオチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉を傷口に当てると血が止まり、近縁種の血止め草(チドメグサ)よりも大きいというところからきている。
別名を山血止め(ヤマチドメ)ともいう。
草丈は10~15センチくらいである。
茎は地面を這う。
葉は直径15~30ミリくらいの腎円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉は7つから9つに浅く裂け、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月くらいである。
葉の脇から葉よりも上に花茎を出し、先に淡い緑白色の小さな花を固まってつける。
花弁は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Hydrocotyle はギリシャ語の「hydro(水)+cotyle(コップ)」からきている。この属の1種の葉の形と水辺に生えることから名づけられた。
種小名の ramiflora は「花序が枝分かれした」という意味である。
写真は8月に志賀高原の長池の畔で撮った。
学名:Hydrocotyle ramiflora
★初めての出合いにほっと息を飲む
小さな姿ただ愛らしく

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
鋸草擬き(ノコギリソウモドキ)はキク科ノコギリソウ属(アキレア属)の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方、東ヨーロッパなどである。
和名を西洋鋸草擬き(セイヨウノコギリソウモドキ)とするものもある。
草丈は50~100センチくらである。
ノコギリソウ属の仲間と同様に葉は羽状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
花の色は真ん中の筒状花と周りの舌状花とでコントラストがあり、西洋鋸草(セイヨウノコギリソウ)よりも色彩が豊かである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Achillea は古代ギリシャの医師「アキレス(Achilles)」にちなむ。彼の手で有効成分が発見されたことから名づけられた。
種小名の stricta は「硬い」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Achillea stricta
★擬きとは笑止な名だと苦笑い
すらりと伸びた花美しく

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
小藪蘭(コヤブラン)はユリ科ヤブラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、山野の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国大陸などにも分布している。
別名を琉球藪蘭(リュウキュウヤブラン)ともいう。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
藪蘭(ヤブラン)に比べて葉は細い。
また、本種の場合は地下茎を伸ばして広がり、群落をつくる点が異なる。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をやや疎らにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Liriope はギリシャ神話の水の女神「リリオーペ(Leiriope)」の名からきている。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Liriope spicata
★びっしりと縁取るように陣地取り
点々と咲く小藪蘭の花

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
カウンター
カレンダー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)