選択したカテゴリーの記事一覧
- 2025.04.21 [PR]
- 2011.10.25 川烏頭擬き(センウズモドキ)
- 2011.10.01 黄金狸豆(コガネタヌキマメ)
- 2011.09.30 アメリカ水金梅(アメリカミズキンバイ)
- 2011.09.29 紫万年青 (ムラサキオモト)
- 2011.09.28 ペルシカリア・アフィニス
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
川烏頭擬き(センウズモドキ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
青森県から茨城県にかけての太平洋側と群馬県、長野県に分布し、山地の林の中などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は90~170センチくらいである。
茎は直立するかまたは垂れ下がる。
葉は円心形で3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸葉)がある。
開花時期は8~10月である。
鮮やかな青紫色をした兜形の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花柄や雌しべに長い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
分類上は、朝鮮半島と本州の中国地方、九州の大分県に分布する高麗附子(コウライブシ)の亜種である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の jaluense は「ヤールー江(鴨緑江)の」という意味である。
亜種名の iwatekense は「岩手県の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum jaluense subsp. iwatekense
★小振りでも花の姿は鳥兜
埋もるように川烏頭擬き

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑

PR
黄金狸豆(コガネタヌキマメ)はマメ科タヌキマメ属の一年草である。
原産地はインドなどの熱帯アジアである。
日本へは緑肥として導入されている。
逸出したものが九州や沖縄で野生化している。
草丈は1~2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~9月である。
直立した茎から枝がたくさん出て、蝶形をした黄色い小花を総状につける。
花の後にできる実は長い円筒形の豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
サンヘンプと似ているが、葉の幅が狭いことや果実に毛が生えていないことが異なる。
属名の Crotalaria はギリシャ語の「crotalon(玩具のガラガラ)」からきている。莢の中で種子がガラガラ鳴ることから名づけられた。
種小名の assamica は「(インドの)アッサム地方(Assam)の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Crotalaria assamica
★面白い名前に笑みを浮かべつつ
花に触って莢に触って

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑

アメリカ水金梅(アメリカミズキンバイ)はアカバナ科チョウジタデ属の一年草である。
北アメリカから南アメリカにかけて分布し、湿地に生える。
日本では本州と四国に帰化しており、水田などに生える。
別名は鰭田牛蒡(ヒレタゴボウ)という。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は8~9月である。
葉の脇に花径2~3センチの黄色い4弁花をぽつぽつとつける。
萼片は4枚、雄しべは8本である。
花の後にできる実は四角柱状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ludwigia はドイツ人の植物学者「ラディック(C. G. Ludwig)さん」の名からきている。
種小名の decurrens は「下に延びた」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Ludwigia decurrens
★小さいがよくよく見ると可愛いよ
水金梅にちょっと似ていて

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑

紫万年青 (ムラサキオモト) はツユクサ科ムラサキオモト属の常緑多年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
メキシコ南部、グアテマラ、西インド諸島などに分布する。
日本へは江戸時代に渡来した。
沖縄では野生化をしている。
和名の由来は、万年青(オモト)に似て葉裏が紫色になるところからきている。
ただし、万年青(オモト)はユリ科の植物なので仲間が異なる。
本種は1属1種である。
草丈は20~30センチくらいである。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、肉厚である。
葉は放射状に出て、先が尖る。
開花時期は7~9月である。
苞に包まれた白や淡い紫色の3弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
斑入りの園芸品種などがある。
属名の Rhoeo はギリシャ神話に登場する女性「ロエオ(Rhoeo)」からきている。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Rhoeo discolor
★調べれは露草に近い仲間とは
葉だけでなくて花もみたいな

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑

ペルシカリア・アフィニスはタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の多年草である。
原産地は中国の雲南省からネパールにかけた地域である。
標高3000~4500メートルの高山の岩礫地に生える。
そこからヒマラヤ虎の尾(ヒマラヤトラノオ)の流通名がある。
また、ペルシカリア属はポリゴヌム属(Polygonum)とシノニムである。
そのため、ポリゴヌム・アフィネ(Polygonum affine)という学名もある。
草丈は10~25センチくらいである。
根際から生える葉は倒披針形である。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、ピンクないし紅色の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の affinis は「近似の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Persicaria affinis
★正体を突き止めるのが大変だ
野草ファンはあれこれ名づけ

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑

カウンター
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)