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- 2012.09.21 栗山母子(クリヤマハハコ)
- 2012.09.20 白花亀葉引起し(シロバナカメバヒキオコシ)
- 2012.09.19 細葉波斯菊(ホソバハルシャギク)
- 2012.09.18 紀伊仙人草(キイセンニンソウ)
- 2012.09.17 黒花引起し(クロバナヒキオコシ)
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栗山母子(クリヤマハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方(栃木県、群馬県、埼玉県)に分布し、山地の草原に生える。
和名の由来は、栃木県の栗山村で発見されたことからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
分類上は矢筈母子(ヤハズハハコ)の変種とされている。
花の部分は母種と変わりない。
茎や葉には腺毛を密生して粘着性があり、全体が黄褐色に見える。
花は密につく。
花の白く見える部分は総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
真ん中の黄色い固まりが花である。
開花時期は8~9月である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の sinica は「中国の」という意味である。
変種名の viscosissima は「非常にねばねばした」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Anaphalis sinica var. viscosissima
★びっしりと白い小花が地を隠す
背丈は低い栗山母子

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亀葉引起し(カメバヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
東北地方の南部から中部地方にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
和名の由来は、葉の先が3つに裂け、中央の裂片が亀の尾のように長く伸びるところからきている。
花の色は淡い紫色だが、稀に白花のものがあり、白花亀葉引起し(シロバナカメバヒキオコシ)と呼ばれる。
草丈は60~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、細かい毛が生える。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
上唇は立ち上がり、下唇は舟形である。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の umbrosus は「日陰地を好む」という意味である。
変種名の leucanthus は「白い花の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Isodon umbrosus var. leucanthus f. leucanthus
★白花はいろんなものにあるんだね
少しか弱い箱入り娘

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細葉波斯菊(ホソバハルシャギク)はキク科ハルシャギク属の多年草である。
原産地は北アメリカの南部である。
学名のコレオプシス・グランディフローラでも流通している。
草丈は50~70センチくらいである。
茎は直立をし、わずかに毛が生える。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は8~9月である。
条件さえ合えば周年開花をする。
茎先につく花(頭花)の色は黄色ないしオレンジ色である。
真ん中に筒状花があり、周りに舌状花がつく。
舌状花の先にはぎざぎざになる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Coreopsis はギリシャ語の「coris(南京虫)+opsis(似た)」からきている。そう果の形が南京虫に似ているということで名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Coreopsis grandiflora
★鮮やかな黄色の花を豪快に
咲かせば花壇は大賑わいし

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紀伊仙人草(キイセンニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
日本固有種である。
紀伊半島南部(和歌山県、三重県、奈良県)と熊本県に分布し、山地の林の中や低木林に生える。
三重県、熊本県では絶滅危惧I類、奈良県では絶滅危惧II類、和歌山県では準絶滅危惧種とされている。
伸びた蔓は10~15メートルに達する。
葉は2回3出複葉で、小葉は卵円形で艶がある。
仙人草(センニンソウ)の葉は羽状複葉で小葉が卵形なので、葉の形が違っている。
開花時期は8~9月である。
花径は2~3センチくらいである。
4枚の白い萼にたくさんの雄しべと数本の雌しべがある。
花弁はなく、花びらのように見えるのは萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
葉や茎の樹液は有毒で、水泡ができたりかぶれたりするので注意が必要である。
属名の Clematis はギリシャ語の「clema(若枝)」の縮小形である。長い柔らかい枝でよじ登ることから名づけられた。
種小名の uncinata は「鈎状の棘のある」という意味である。
変種名の ovatifolia は「卵円形の葉の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Clematis uncinata var. ovatifolia(=Clematis ovatifolia)
★青空に花の白さも際立って
神秘伝える紀伊仙人草

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黒花引起し(クロバナヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州の日本海側に分布し、山地の林の縁や伐採後の草地に生える。
和名の由来は、引起し(ヒキオコシ)に似ていて花の色が暗い紫色であることからきている。
引起し(ヒキオコシ)の名は弘法大師に由来し、瀕死の病人を起死回生させる薬効があるというところからきている。
草丈は50~150センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
枝先の葉の脇からまばらな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、暗い紫色をした小さな唇形の花をたくさんつける。
花冠は長さが5~6ミリくらいである。
上唇は直立して4つに裂ける。
下唇は舟形をしている。
萼片は5枚で、毛が生えている。
雄しべは4本である。
雌しべは1本で、上へ跳ね返っている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」からきている。距のある花の形から名づけられた。
種小名の trichocarpus は「果実に毛のある」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Plectranthus trichocarpus(=Isodon trichocarpus)
★霊験も新たかなりや引き起こし
花の色さえ神秘を秘めて

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