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植物図鑑ブログ

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鷹の爪(タカノツメ)

鷹の爪(タカノツメ)はナス科トウガラシ属の一年草である。
唐辛子(トウガラシ)の代名詞とされることもあるが、正確にはその栽培品種の1つである。
日本の「唐辛子」の中ではもっとも辛いとされる。
唐辛子(トウガラシ)の原産地は熱帯アメリカ説やアンデス説などがある。
コロンブスによってヨーロッパに伝えられたという説もあるがはっきりしない。
日本へ渡来した時期についても江戸時代の初期とされるがはっきりしない。
草丈は50~80センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
収穫期は7~11月である。
白い花をつけ、緑色の実をつけるが、熟すると真っ赤になる。
花径は1~2センチで、下向きに咲く。
花の色は白く、花冠は5つから7裂つに裂ける。
雄しべは5~8本である。
鷹の爪(タカノツメ)の特徴は、実が上を向いてつくことである。
属名の Capsicum はギリシャ語の「kapsa(袋)」からきている。
種小名の annuum は「一年生の」という意味である。
変種名の abbreviatum は「短縮した」という意味である。
花の写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は11月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Capsicum annuum var. abbreviatum


★青い実と赤い実混じる鷹の爪
 花も咲かせて大忙しだ


鷹の爪(タカノツメ)

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山椒(サンショウ)

山椒(サンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉低木である。
本州から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は3~5メートルくらいである。
枝には鋭い棘が向かい合って生えている(対生)。
一般に栽培されているものは変種の朝倉山椒(アサクラザンショウ)で、これには棘がない。
また、よく似た犬山椒(イヌザンショウ)は棘が互い違いに生える。
葉は奇数羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
5~9対の小葉が向かい合ってつき、先に1枚の小葉がつく。
長さは10~15センチくらいである。
小葉は長さ1~2センチの楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
裏面は表面に比べて白っぽい。
開花時期は4~5月である。
葉の脇に緑黄色の小さな目立たない花をたくさんつける。
花には花弁がない。
雌雄異株である。
雄花には雄しべが5本ある。
実の直径は5ミリくらいである。
緑色の実は9~10月ごろに熟して赤くなり、自然に弾ける。
中からは光沢のある黒い種子が出る。
雄花は花山椒として食用にされる。
種子は香辛料に利用される。
実は佃煮や山椒酒として利用される。
「木の芽あえ」に使われる「木の芽」とは山椒(サンショウ)の若葉のことである。
葉をお吸物に入れるとき手のひらに載せてパンパンと叩くのは、葉肉の中にある油点
を破壊して香りを出させるためである。
果皮は生薬で山椒(さんしょう)といい、健胃、整腸剤などに用いられる。
俳句では「山椒の花」が春の季語、「山椒の実」が秋の季語である。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の piperitum は「コショウの」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum piperitum


★山椒の花はこれかと手触りを
 確かめてみる香りの中で


山椒(サンショウ)

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錦木(ニシキギ)

錦木(ニシキギ)はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝にはコルク質の翼(よく)がつく。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉先が尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
真っ赤に紅葉する姿が美しく、庭木ともされる。
開花時期は4~6月である。
淡い緑色をした目立たない小さな4弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
果実の成熟期は10月である。
果実が熟して割れ、赤い皮のある種子を現す。
和名の由来は、秋の美しい紅葉の様を錦に見立てたものである。
俳句では「錦木」「錦木紅葉」が秋の季語、「錦木の花」が夏の季語である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の alatus は「翼のある」という意味である。
花の写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
紅葉の写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Euonymus alatus


★透き通る紅に思わず振り向けば
 錦木の葉は燃えるごとくに


錦木(ニシキギ)

錦木(ニシキギ)

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苺の木(イチゴノキ)

苺の木(イチゴノキ)はツツジ科イチゴノキ属の常緑高木である。
原産地は南ヨーロッパアイルランドである。
学名のアルブツス・ウネドの名でも流通している。
英名はストロベリーツリー(strawberry tree)である。
和名はこれを訳したものである。
ヨーロッパでは5メートルから10メートルほどの樹高になる。
日本の鉢植えでは1メートルから3メートル程度である。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から12月である。
それ以後も5月から6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10月から2月である。
果実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
主にジャムや果実酒として利用される。
属名の Arbutus の由来ははっきりしない。
種小名の unedo は「一度」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Arbutus unedo


★葉の陰に揺れる小花は壷形で
 どこか可愛い苺の木だよ
☆色づいた鈴蘭の花見間違う
 食してみたい苺の木かな


苺の木(イチゴノキ)

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甘夏蜜柑(アマナツミカン)

甘夏蜜柑(アマナツミカン)はミカン科ミカン属の常緑小高木である。
分類上は、夏蜜柑(ナツミカン)の型の1つで、川野夏橙(カワノナツダイダイ)とも呼ばれる。
夏蜜柑(ナツミカン)の起源は、江戸時代の中期に山口県の青海島に漂着した種を蒔いたことに始まる。
甘夏蜜柑(アマナツミカン)のほうは昭和時代の初期に大分県津久見市で発見された。
戦後に品種登録され、切り換えが進んでいる。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は幅の狭い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の柄には狭い翼がある。
葉の質は革質で、毛は生えていない。
開花時期は5月である。
枝先の葉の脇に花径15ミリくらいの白い5弁花をつける。
花の後にできる実は秋には色づくが、酸味がとれて完熟するのは翌年の4月から6月である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus natsudaidai f. kawanonatsudaidai


★甘夏の花の香りがほんのりと
 漂う季節空澄み渡り


甘夏蜜柑(アマナツミカン)

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