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- 2010.12.26 伊予柑(イヨカン)
- 2010.12.25 南天(ナンテン)
- 2010.12.22 デコポン
- 2010.12.21 五斂子(ゴレンシ)
- 2010.12.20 波羅密(パラミツ)
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伊予柑(イヨカン)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
明治時代の初期に山口県の萩市で突然変異として発見された。
このため当初は穴門蜜柑(アナモンミカン)と呼ばれていた。
「穴門」は長門地域の古名である。
その後、愛媛県で主に生産されるようになったことから伊予柑(イヨカン)と呼ばれるようになった。
現在では温州蜜柑(ウンシュウミカン)に次ぐ生産量となっている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
白い5弁花をつける。
結実時期は12月から2月である。
扁球形の果実はオレンジ色に熟する。
果皮は厚く、むきやすい。
果汁は甘く、香りもよい。
生食されるほか、マーマレードやゼリーなどにも利用される。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus iyo
★伊予柑の味と香りが口の中
広がるようで笑みのこぼれて
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花図鑑
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南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
古くに渡来したものが野生化したと考えられている。
海外では、中国やインドに分布する。
また、公園や庭などに好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
江戸時代に盛んに栽培された古典園芸植物である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
中には白い実や黄色い実もある。
この実を乾燥させたものを生薬で南天実(なんてんじつ)といい、鎮咳薬とする。
葉を乾燥させたものは南天葉(なんてんよう)といい、健胃、解熱、鎮咳などの薬効がある。
属名の Nandina は南天(ナンテン)の和名に基づいてつけられ、種名の domestica は「国産の」や「家庭の」を意味する。
江戸時代に来日した博物学者のツンベルク(C.P.Thunberg)による命名である。
俳句では「南天の花」が夏の季語、「南天の実」が秋の季語である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Nandina domestica
★南天の乱れ咲きして瀧飛沫(しぶき)
実りの秋を手招くように
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花図鑑
デコポンはミカン科ミカン属の常緑低木である。
品種名は不知火(しらぬい)という。
デコポンは登録商標で、不知火のうち一定基準をクリアしたものだけにその名称は用いられる。
「清見」という品種に「ポンカン」を交配して育成された園芸品種である。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
開花時期は5月くらいである。
花の姿は他の柑橘類と区別しにくいが、白い5弁花である。
実の成熟期は3月くらいである。
へたの下にデコがあるのが特徴である。
糖度が高く食味にも優れるということで、甘夏やハッサクに代わって人気が出ている。
実の写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus unshiu x reticulata 'Siranui'
★デコポンの名前はうまくつけたねと
笑みを浮かべつ花の香をかぎ
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花図鑑
五斂子(ゴレンシ)はカタバミ科ゴレンシ属の常緑高木である。
原産地はマレー半島、ジャワ島などの熱帯アジアである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は披針形で、1つの葉に9枚から11枚がつく。
開花時期は7月から9月である。
花は淡い紅紫色の5弁花である。
花の後にできる実には5つの稜があり、断面が星形になる。
そこから英名をスターフルーツ(star fruit)という。
果肉にシュウ酸を含み、酸味がある。
花の写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
実の写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Averrhoa carambola
★五斂子の花と驚き調べれば
よく似ているねカタバミ仲間
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花図鑑
波羅密(パラミツ)はクワ科パンノキ属の常緑高木である。
別名を長実パンの木(ナガミパンノキ)という。
英名はジャックフルーツ(Jack fruit)である。
原産地はインド、バングラデシュである。
バングラデシュでは「国の果物」に指定されている。
現在では、東南アジア、南アジア、アフリカ、ブラジルなどで広く栽培されている。
樹高は20メートルから30メートルである。
幹は直立する。
葉は長い楕円形だが、幼木では大きな切れ込みがある。
雌雄同株である。
雄花序は枝の先につき、雌花序は幹に直接つく幹生花である。
実は幹や太い枝に連なってぶら下がる。
大きな長い楕円形で、1つが40キロになるものもある。
実の表面にはいぼ状の突起があり、熟すと全体に黄色くなって甘い香りを放つ。
熟した果肉や仮種皮は生で食用にされる。
未熟な果実は野菜として煮物などに使われる。
種子も焼いたり茹でたりして食用にされる。
材は建材、家具、仏像、印鑑などにするほか、ガムランなどの楽器にも使われる。
また、仏僧の法衣などを黄色く染める染料とされる。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Artocarpus heterophyllus
★楽園の果物なるか波羅密は
幹に鈴なり驚くばかり
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