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植物図鑑ブログ

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蛇の髭(ジャノヒゲ)

蛇の髭(ジャノヒゲ)はユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭の下草などに利用される。
海外では、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどに分布する。
別名を竜の髭(リュウノヒゲ)ともいう。
草丈は10センチから30センチくらいである。
地下茎を伸ばして群落を形成する。
根際から生える葉は線形で、深い緑色をしており、日陰でもよく茂る。
開花時期は7月から8月である。
葉の間から葉より短い花茎を出し、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花の色は淡い紫色ないし白である。
秋から冬にかけて熟した実(種子)は青紫色になり美しい。
球形の果実のように見えるが種子である。
肥大した根の部分を生薬麦門冬(ばくもんとう)と呼び、滋養・強壮、咳止、解熱、利尿などの薬効がある。
俳句では「竜の玉」=蛇の髭(ジャノヒゲ)の実が冬の季語である。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Ophiopogon japonicus


★ころころと道に転げて竜の玉
 葉をめくってと道先案内


蛇の髭(ジャノヒゲ)

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シトロン

シトロン(citron)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地はインドの東部である。
しかし、紀元前には既にローマや中国に伝わっていたという。
漢名は枸櫞(くえん)である。
クエン酸の原料にされる。
樹高は3メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
花の色は淡い黄緑色を帯びる。
果実は果皮が分厚く果肉が少ない。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Citrus medica


★シトロンの響きがどこか懐かしく
 古典紐解く心地に酔って


シトロン

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大花カリッサ(オオバナカリッサ)

大花カリッサ(オオバナカリッサ)はキョウチクトウ科カリッサ属の常緑小高木である。
原産地は南アフリカナタール地方である。
現在では熱帯・亜熱帯地帯の各地で、果樹として広く栽培されている。
英名はナタールプラム(Natal plum)である。
樹高は6メートルから9メートルくらいである。
枝は横に広がり、潮風にも強い。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶があり、先は尖る。
開花時期は夏である。
枝先から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花をつける。
花は筒状で、先が5つに深く裂ける。
花径は5センチくらいあり、よい香りがする。
実はプラム(plum)に似ており、赤く熟する。
適度な酸味と甘味があり、生食をするほかゼリーやジャムに加工される。
写真は11月に沖縄県沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Carrisa macrocarpa


★プラムの実思わすような赤い実が
 美味しそうだね大花カリッサ


大花カリッサ(オオバナカリッサ)

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カニステル

カニステル(canistel)はアカテツ科アカテツ属の常緑高木である。
原産地は中央アメリカおよび西インド諸島である。
現在では東南アジアでも栽培されており、日本では沖縄に導入されている。
実が卵に似ているということで、エッグフルーツ(eggfruit)という英名がある。
和名は果物卵(クダモノタマゴ)である。
樹高は5メートルから15メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、長さは20センチくらいある。
暖地では周年開花をする。
花は緑白色で小さく、葉の脇に2個から5個くらいつける。
花はよい香りがする。
実は卵形ないし扁平形で、直径5センチから10センチくらいである。
熟すと黄橙色になり、光沢がある。
果肉には果汁が少なく、芋のような食感だという。
生食にされるほか、飲料やジャムなどに加工される。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pouteria campechiana


★果物と言われてみても実感は
 あまりわかない果物卵


カニステル

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鰭山椒(ヒレザンショウ)

鰭山椒(ヒレザンショウ)はミカン科サンショウ属の常緑低木である。
分類上は、岩山椒(イワザンショウ)と同一とする見方と岩山椒(イワザンショウ)の変種とする見方があるようである。
日本では小笠原諸島父島と沖縄県に分布し、サンゴ礁石灰岩地帯に生える。
海外では、台湾や中国の南部にも分布する。
沖縄方言では「センスルギー」という。
樹高は50センチから100センチである。
枝には小さな棘がある。
葉は奇数羽状複葉である。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される。
小葉の形は楕円形である。
複葉の長さは4、5センチ、小葉の長さは5、6ミリである。
葉には艶があり、ちぎると柑橘系の香りがする。
葉の柄に翼があるのが特徴である。
これが名の由来でもある。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇に緑黄色の小さな目立たない花をたくさんつける。
結実時期は秋である。
実は直径3ミリくらいの球形の分果(複数の子房からできた果実)である。
種子は黒くて艶がある。
葉や実は山椒(サンショウ)の代用品となる。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum beecheyanum var. alatum(=Zanthoxylum beecheyanum)


★南国に南国なりの香りあり
 鰭山椒に鼻を近づけ


鰭山椒(ヒレザンショウ)

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