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植物図鑑ブログ

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マレー蒲桃(マレーフトモモ)はフトモモ科フトモモ属の常緑高木である。
原産地はマレーシアである。
日本では沖縄などで栽培されている。
樹高は5~12メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~7月くらいである。
花は幹に直接つく。
花の色は赤く、たくさんの雄しべが放射状に伸びる。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
花の後にできる実は黄緑色をした洋梨形で、熟すとピンクの縦縞が入る。
果肉にはかすかな甘みがあり、生食される。
また、ジャムなどにも利用される。
属名の Syzygium はギリシャ語の「syzygos(結合した)」からきている。同属のある種の花弁の様子から名づけられた。
種小名の malaccensis はマレー半島の港町「マラッカ(Malacca)の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Syzygium malaccensis (syn. Eugenia malaccensis)

★鮮やかな真っ赤な花が目を奪う
 まさしくこれは南国の花




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谷地だも(ヤチダモ)はモクセイ科トネリコ属の落葉高木である。
谷地は湿地のことである。
「たも」は漢字では木編に「佛」と書き、霊(たま)ないし撓む木の転訛したものと言われる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿地に生える。
また、植林もされる。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ロシア沿海地方などにも分布する。
樹高は20~30メートルである。
樹皮は灰白色で、縦に浅く裂ける。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
花弁のない紫色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は翼果(翼のある実)で、10月ころ緑褐色に熟する。
材は重硬で弾力性に富み、建築材や家具材などに広く利用される。
属名の Fraxinus はラテン語の「phraxis(分離する)」からきたセイヨウトネリコのラテン古名である。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Fraxinus mandshurica

★霊宿る巨木の前に佇めば
 できるみたいだ君との対話




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犬山毛欅(イヌブナ)はブナ科ブナ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の岩手県から九州にかけて主に太平洋側に分布し、山地に生える。
和名の由来は、山毛欅(ブナ)よりも材質が劣ることからきている。
別名を黒山毛欅(クロブナ)という。
これは樹皮が黒褐色であることからつけられた名である。
樹高は10~25メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の葉脈上には白い毛がある。
開花時期は5月ころである。
雌雄同株である。
花の色は淡い黄色である。
雄花は枝の下部の葉の脇に短い尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)を出し、密につく。
雌花は枝の上部の葉の脇に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に包まれて上向きにつく。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で三角錐形をしており、秋に熟する。
材は器具材や家具材などにされる。
属名の Fagus はギリシャ語の「phagein(食べる)」からきている。堅果が食用になることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Fagus japonica

★犬の名がついても自然の立ち様は
 見劣りはせず王者のごとし




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粗樫(アラカシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布し、低山に生える。
海外では、台湾、済州島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、枝葉が堅く鋸歯が粗いことからきている。
樹高は10~25メートルくらいである。
樹皮は緑がかった灰黒色で、浅い割れ目がある。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で硬く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は灰白色である。
雌雄同株である。
開花時期は4~5月である。
雄花序は垂れ下がり、雌花序は直立する。
花の後にできる実は卵形の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、10~12月ころに熟してドングリの1つになる。
材は硬く、農機具、天秤棒、薪炭などに利用されてきた。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の glauca は「帯白色の」という意味である。
写真は11月に愛媛県の松山城で撮った。
学名:Quercus glauca

★粗樫のドングリやっと撮れたかな
 雨空だけどはじめの一歩




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牛尾菜(シオデ)はユリ科シオデ属の多年草である。
分類体系によってはサルトリイバラ科とされる。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
和名の由来は、アイヌの言葉のシュウオンデ(食べられる植物)が転訛したものとの説などがある。
茎は蔓状に長く伸びる。
蔓の長さは2~4メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質はやや厚く艶がある。
開花時期は7~8月である。
雌雄異株である。
葉のつけ根から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い黄緑色の花をつける。
花被片は6枚あり、外側に反り返る。
6枚のうち3枚はやや大きい。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
若い茎や新は山菜とされる。
根茎を乾燥させたものを生薬で馬尾伸筋(ばおしんきん)といい、関節炎やリューマチに効く。
属名の Smilax は常緑のカシのギリシャ名から転用されたものである。
種小名の riparia は「河岸に生える」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Smilax riparia

★山菜の名前で聞いたことがある
 シオデはこれかこんな字なのか




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