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植物図鑑ブログ

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ティフォノドルム・リンドレーアヌムはサトイモ科ティフォノドルム属の常緑多年草である。
ティフォノドルム属は1属1種である。
原産地はマダガスカル、タンザニア、コモロ、モーリシャスである。
食わず芋(クワズイモ)に似ているが、本種は水生植物である。
草丈は2~4メートルくらいである。
幹のように見える部分は偽茎で、たくさんの葉が重なったものである。
葉はやじり形で大きい。
仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)は黄白色、肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)も黄白色である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
地下茎は有毒だが、飢饉の時には晒して澱粉を食用にする。
属名の Typhonodorum はギリシャ語の「沼(tiphos)+ doron(贈り物)」からきている。
種小名の lindleyanum はイギリスの植物学者「リンドレー(John Lindley, 1799-1865)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Typhonodorum lindleyanum

★なかなかに迫力のある大きな葉
 温室からははみ出しそうだ




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ラシア・スピノサはサトイモ科ラシア属の常緑多年草である。
ラシア属は2種がアジアやニューギニアに分布する。
本種は、台湾、中国南部、ミャンマー、タイ、マレーシア、バングラディシュ、インドなどに分布し湿地に生える。
和名を水八手(ミズヤツデ)とするものもある。
中国名は刺芋という。
新芽や花は食用とされ、根茎は薬用とされる。
ただし、有毒物質を含むので生食はできず、湯がいたり漬けるなどしてあく抜きが必要である。
茎は地面を這い2メートルくらいになる。
茎や葉の裏には棘がある。
葉は羽状に深く切れ込む。
仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)は紅紫色、肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)も紅紫色だが、花はあまり目立たない。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
観賞用として庭園に植えられたりもする。
属名の Lasia はギリシャ語の「lasios(粗い毛のある)」からきている。
種小名の spinosa は「棘の多い」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Lasia spinosa

★里芋の仲間だけれどちょっとだけ
 毛色が違う南方の花




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プラティケリウム・ワンダエはウラボシ科ビカクシダ属の常緑多年草である。
明治時代に日本へ渡来した麋角羊歯(ビカクシダ)と同じ仲間である。
ビカクシダ属は世界の熱帯・亜熱帯地方に18種くらいが分布するシダ植物である。
本種はニューギニア島に分布し、熱帯雨林の樹木などに着生する。
草丈は180~240センチくらいあり、同属の中で最大級である。
英名はクイーン・スタグホーン(Queen staghorn)という。
スタグホーンは「鹿の角」という意味である。
葉には栄養葉と胞子葉の2種類がある。
胞子葉が主に鑑賞する部分で、鹿の角のような形をしている。
本種は2段となるのが特徴である。
根茎から束になって(束生)生えている半球状の葉は栄養葉で、水を蓄える。
属名の Platycerium はギリシャ語の「platys(広い)+ceras(つの)」からきている。葉の様子がオオジカの角のように広がることから名づけられた。
種小名の wandae は「ワンダ(Wanda)さんの」という意味だが、人物像については未確認である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Platycerium wandae

★広がった葉っぱは一畳あるんだと
 最大級と言うだけあるね




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プラティケリウム・リドレイはウラボシ科ビカクシダ属の常緑多年草である。
明治時代に日本へ渡来した麋角羊歯(ビカクシダ)と同じ仲間である。
ビカクシダ属は世界の熱帯・亜熱帯地方に18種くらいが分布するシダ植物である。
本種はインドネシア、マレーシアに分布し、樹木などに着生する。
草丈は45~60センチくらいである。
葉は栄養葉と胞子葉の2種類がある。
胞子葉が主に鑑賞する部分で、鹿の角のような形をしている。
本種は上方に向かって5、6回細かく枝分かれしながら伸びる。
根茎から束になって(束生)生えている半球状の葉は栄養葉で、水を蓄える。
属名の Platycerium はギリシャ語の「platys(広い)+ceras(つの)」からきている。葉の様子がオオジカの角のように広がることから名づけられた。
種小名の ridleyi はイギリス人の植物学者「リドレー(Henry Nicholas Ridley, 1855-1956)さんの」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Platycerium ridleyi

★丸味ある姿だけれど鹿の角
 思わすように葉っぱ広げて



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長葉大紅団扇(ナガバオオベニウチワ)はサトイモ科ベニウチワ属(アンスリウム属)の常緑多年草である。
アンスリウム属は中南アメリカに1000種くらいが分布する。
日本にも明治時代には紅団扇(ベニウチワ:Anthurium scherzerianum)が渡来しており、属名の和名をベニウチワ属という。
本種の原産地は南アメリカのコロンビアである。
学名のアンスリウム・ワロックエアヌムの名でも流通している。
草丈は100センチから120センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄がある。
葉は艶のある濃い緑色をした卵形で、つけ根の部分は矢じり形になっている。
その形からサトイモの仲間であることがわかる。
葉は長さが60センチくらいあって大きく、中央脈や側脈が淡い緑色になって美しい。
花は地味で目立たない。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果である。
属名の Anthrium はギリシャ語の「anthos(花)+oura(尾)」からきている。肉穂花序が尾のように見えることから名づけられた。
種小名の warocqueanum はベルギー人の園芸家「ワロック(Arthur Warocque, 1835-80)さんの」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Anthurium warocqueanum

★このように葉の美しいものもある
 花とは違う不思議な魅力




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