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植物図鑑ブログ

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無人辺塚羊歯(ムニンヘツカシダ)はツルキジノオ科ヘツカシダ属の多年草である。
日本では小笠原諸島のみに分布するシダ植物である。
海外では、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア北部、ポリネシアなどに分布する。
葉は長さ60~100センチくらいの単羽状である。
宮崎県より南に分布する近縁種の辺塚羊歯(ヘツカシダ)に似るが、それよりも葉の切れ込みが深い。
また、上部の羽片がだんだん短くなっていく。
胞子嚢群は裏面の一面につく。
なお、「辺塚」の名は大隈半島にある地名からきており、「無人」は小笠原諸島を意味する江戸時代の呼称である。
属名の Bolbitis はギリシャ語の「bolbos(鱗茎植物)」からきている。
種小名の quoyana はフランスの博物学者「クオ(Jean Rene Constant Quoy, 1790-1869)さんの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Bolbitis quoyana

★一つ撮りまた一つ撮りぽつぽつと
 羊歯の仲間も数を増やして




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無人紅羊歯(ムニンベニシダ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
小笠原諸島の固有種で、山地のやや乾いた林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
近縁種に八丈紅羊歯(ハチジョウベニシダ)がある。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根茎は短くて斜上し、褐色ないし黒褐色の鱗片がつく。
葉は3回羽状複葉である。
葉の質は革質で、濃い緑色をしている。
胞子嚢(胞子をつく場所)群は葉の裏面の上部につく。
胞子嚢群がつく部分の葉が少し収縮するのが特徴である。
変種の父島紅羊歯(チチジマベニシダ)は縮まないので区別されている。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の insularis は「島に生える」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Dryopteris insularis

★少しだけ違ったところがあるらしい
 隔絶の地に無人紅羊歯




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比翼檜葉(ヒヨクヒバ)はヒノキ科ヒノキ属の常緑高木である。
日本固有種の椹(サワラ)の園芸品種である。
椹(サワラ)は本州の岩手県から九州にかけて分布する針葉樹である。
本種の植栽地域もこれに重なり、庭園樹、公園樹とされる。
特徴は小枝が細長く糸状に垂れ下がることである。
「比翼」の由来も、並んで垂れ下がる枝の様子をたとえたものである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は鱗片状で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖る。
雌雄同株で、開花時期は4月である。
果期は9月から10月で、まれに結実する果実は球果である。
属名の Chamaecyparis はギリシャ語の「chamai(小さい)+kyparissos(イトスギ)」からきている。果実がイトスギより小さいので名づけられた。
種小名の pisifera は「エンドウ属(Pisum)のような」という意味である。果実の形状から名づけられた。
園芸品種名の Filifera は「糸のような」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Chamaecyparis pisifera 'Filifera'

★垂れ下がる枝の様子が面白い
 でも面映い名が勝るかな




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ディフェンバキア・アモエナはサトイモ科シロガスリソウ属(ディフェンバキア属)の多年草である。
原産地はコロンビア、コスタリカである。
日本では鉢植えの観葉植物とされる。
草丈は50~200センチくらいである。
茎は円柱状で直立する。
茎を切ると出る白い汁液は有毒である。
葉は大形の楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は長さが50センチ、幅が20センチくらいあり、葉脈にそって白い斑点が入る。
花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)だが、観賞価値はほとんどない。
属名の Dieffenbachia はドイツの植物学者「ディフェンバッハ(Joseph Dieffenbach, 1796-1863)さん」の名からきている。
種小名の amoena は「愛すべき」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Dieffenbachia amoena

★いろいろな園芸品種が生まれてる
 愛すべきかなアモエナの葉は




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グイ松(グイマツ)はマツ科カラマツ属の落葉高木である。
北方領土の色丹島、択捉島に分布し、山地の斜面などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
別名を色丹松(シコタンマツ)という。
かつては北海道や東北地方に分布していたが、温暖化により8000年前には北海道から姿を消した。
現在、北海道にあるものは千島列島やサハリンから導入されたものと考えられている。
和名の由来は、本種をさすアイヌ語のクイ (kuy) からきている。
分類上は、シベリアや中国北部、朝鮮半島、モンゴルなどに分布するダフリア落葉松(ダフリアカラマツ)の変種とされている。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は10~30メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色から黒っぽい褐色で、成木になると鱗状に剥がれる。
葉は線状で明るい緑色をしており、秋になると黄葉をする。
開花時期は5月である。
雌花の色は鮮やかな紅色である。
花の後にできる実は長さ15ミリくらいの楕円形の球果(マツカサ)である。
10月くらいに茶色に成熟する。
材は建築材、器具材に利用されている。
属名の Larix はケルト語の「lar(豊富)」に由来するヨーロッパカラマツのラテン古名からきている。豊富な樹脂を持つことから名づけられた。
種小名の gmelinii はドイツの植物学者「グメリン(Johann Georg Gmelin, 1709-1755)さんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Larix gmelinii var. japonica

★氷河期に思いを馳せつ北国の
 空にそびえるグイ松を見る




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