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植物図鑑ブログ

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蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)

蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)はツツジ科エリカ属の常緑低木である。
日本名ではオサラン属というのだが、あまり使われていない。
原産地は南アフリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は30センチから200センチくらいである。
葉は針状で、輪状に生える(輪生)。
開花時期は12月から4月である。
暖地では周年開花をする。
花の色は淡い紅色から濃い紅色である。
花の形は釣り鐘型で、雌しべが覗いている。
雄しべの葯が黒いのが特徴で、「蛇の目」の名の由来になっている。
別名を黒蕊エリカ(クロシベエリカ)という。
英名はヒース(heath)である。
エリカの代表種である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の canaliculatus は「溝のある」という意味である。
種小名の melanthera は「黒い色の葯がある」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Erica canaliculata(=Erica melanthera)


★古い歌口ずさみつつよく見れば
 蛇の目エリカは不思議の姿


蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)

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吹雪花(フブキバナ)

吹雪花(フブキバナ)はシソ科テトラデニア属の常緑低木(多年草)である。
原産地は南アフリカである。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
樹高は1メートルから2メートルである。
低木状となり、茎の断面は四角形である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
原産地での開花時期は秋から冬である。
日本の温室では1月から3月くらいに花をつける。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな唇形の花をたくさんつける。
花冠の先は5つに裂ける。
雄花雄しべは4本で、花から飛び出している。
雌しべは1本で、花柱は2つに裂ける。
雌花には雌しべしかない。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Tetradenia はギリシャ語の「tetra(4つの)+aden(腺)」からきている。
種小名の riparia は「河岸に生える」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Tetradenia riparia


★温室の中に咲くけど吹雪花
 汗滲ませつ苦笑いして


吹雪花(フブキバナ)

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インド栴檀(インドセンダン)

インド栴檀(インドセンダン)はセンダン科インドセンダン属の常緑高木である。
原産地はインドである。
暖かい海岸地方に生える。
今ではアフリカや中南アメリカなどの熱帯地方に広く植えられている。
英名はニーム(neem)である。
種子に含まれるアザジラクチンという成分が虫除けに効き、利用されている。
樹高は20メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は1月から4月くらいである。
葉の脇から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い5弁花をたくさんつける。
花径は1センチくらいで、甘い香りがする。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黄色く熟する。
属名の Azadirachta はペルシャ語の「自由(azad)+高貴な木(dirakht)」からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Azadirachta indica


★虫除けの効果はとても強いんだ
 自然と生きる暮らしのホープ


インド栴檀(インドセンダン)

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金の成る木(カネノナルキ)

クラッスラ・ポルツラケア・オブリクアはベンケイソウ科クラッスラ属の常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
和名は縁紅弁慶(フチベニベンケイ)である。
ただし、この名称はあまり使われず、園芸名の花月(カゲツ)のほうが知られている。
一番通りがいいのは流通名の「金の成る木」である。
ただし、これらの名称は基本種にも用いられている。
樹高は1メートルから3メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚で縁が赤っぽくなる。
開花時期は12月から3月である。
葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白ないし淡い桃色の小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚あり、星形になる。
花径は5ミリから7ミリくらいである。
雄しべは5本、雌しべも5本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Crassula はラテン語の「crassula(厚い)」に由来する。この仲間の多くが水分を含む葉と茎を持つことからきている。
種小名の portulacea はスベリヒユ属(Portulaca)のようなという意味である。
変種名の obliqua は葉などが「不等辺の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Crassula portulacea var. obliqua


★あれ不思議金の成る木が花盛り
 似合いそうだよ花咲か爺


金の成る木(カネノナルキ)

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クレロデンドルム・クアドリロクラレ

クレロデンドルム・クアドリロクラレはクマツヅラ科クサギ属の常緑低木である。
原産地はマレーシアフィリピンニューギニアなどである。
英名はファイアーワークス(fireworks)である。
花火のことである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は暗い緑色、裏面は赤紫色をしている。
開花時期は1月から2月くらいである。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い花をたくさんつける。
長い花筒は淡い紅紫色で、白い花冠は先で5つに裂ける。
実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、紫色に熟する。
属名の Clerodendrum はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の quadriloculare は「quadr(4つの)+locule(葯)」に由来する。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Clerodendrum quadriloculare


★南国の臭木の花は華やかで
 花火のように派手に開いて


クレロデンドルム・クアドリロクラレ

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