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植物図鑑ブログ

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福木(フクギ)はオトギリソウ科フクギ属(ガルキニア属)の常緑高木である。
原産地はインド、台湾、フィリピンなどである。
沖縄に植えられているものは帰化種だが、八重山諸島のものは自生種との見解もある。
暴風にも耐えるということで、街路樹や防風林として植えられる。
近縁種にはマンゴスチンや黄脂桃(キヤニモモ)など果樹とされるものもある。
樹高は10~20メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は革質で艶がある。
開花時期は4~6月である。
雌雄異株である。
枝先や葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。
花径は15ミリくらいで5弁花である。
花の後にできる実は直径6~7センチの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、緑色から黄橙色に熟する。
樹皮は黄色の染料とされ、紅型にも利用される。
属名の Garcinia はインドで活動したスイス人の植物学者「ガルサン(Lanrent Garcin, 1683-1752)さん」の名からきている。
種小名の subelliptica は「やや楕円形の」という意味である。
写真は5月に沖縄県本部町備瀬のフクギ並木で撮った。
学名:Garcinia subelliptica


★梅雨空を恐れず訪ねた甲斐あって
 福木の花に出逢う歓び






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高砂唐松(タカサゴカラマツ)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。
漢字では「高砂落葉松」とも書く。
流通名を台湾梅花唐松(タイワンバイカカラマツ)ともいう。
ただし、バイカカラマツの仲間ではない。
台湾固有種である。
低山の林の中に生える。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は2~3回3出複葉である。
3出複葉というのは三つ葉のことで、枝分かれを2~3回繰り返す。
開花時期は4~7月である。
花弁はなく、萼が花びらのように見える。
花の色は白く、雄しべが目立つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
台湾名は「傅氏唐松草」という。
属名の Thalictrum はギリシャ語の「thaliktron(葉が枝分かれをする植物の名)」からきている。
種小名の urbainii はフランス人の宣教師「ユルバン・フォーリー(Urbain Faurie, 1847-1915)さんの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Thalictrum urbainii


★小さくて欲しくなります虫眼鏡
 雄しべが目立つ高砂唐松




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アロエ・ベラはユリ科アロエ属は常緑多年草である。
分類系体によっては、ツルボラン科、アロエ科とされる場合もある。
原産地は北アフリカと考えられている。
アロエ属の植物はほぼ全種がワシントン条約で保護されているが、本種は栽培種として例外が認められている。
アメリカ合衆国や中南アメリカで栽培が盛んである。
食品類、化粧品類などに利用される。
草丈は70~80センチくらいである。
自生しているものの茎は地中に埋まり、地表に出たものも這うように横に伸びる。
根際から生える葉は剣状で分厚い。
葉肉にはゼリー質を含む。
開花時期は5月から6月くらいである。
50~60センチの花穂は上部で枝分かれし、黄色い筒状の花をつける。
花被片は6枚、雄しべも6本である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で中に黒い種子が入っているが、温帯ではあまり結実しない。
属名の Aloe は、アラビア語の「alloeh=苦味のある」に由来する。葉に苦い汁液があることからきている。
種小名の vera は「純正な」を意味する。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aloe vera


★この花は初めて見るなアロエ・ベラ
 いかついけれど人に役立ち




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夏櫨(ナツハゼ)はツツジ科スノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は1~3メートルである。
樹皮は灰褐色で、縦に裂ける。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の縁や葉脈の上には粗い毛が生える。
開花時期は5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い赤褐色をした小さな釣鐘形の花をたくさんつける。
花径は4~5ミリで、花冠の先は浅く5つに裂けて反り返る。
萼片は5枚、雄しべは10本、雌しべは1本である。
結実時期は10~11月である。
直径4~6ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと黒くなる。
実は甘酸っぱくて食用になり、ジャムや果実種などに加工される。
初夏に紅葉をするため、秋に紅葉のきれいなウルシ科の櫨(ハゼ)になぞらえたのが和名の由来である。
属名の Vaccinium はラテン語の「vaccinus(牝牛の)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の oldhamii はイギリス王立キュー植物園から日本と中国に派遣された植物採集家「オルダム(Richard Oldham, 1837-1864)さんの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Vaccinium oldhamii


★目立たない木の花だけど夏櫨は
 変幻自在に姿を変えて




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アンドロサケ・センペルビボイデスはサクラソウ科トチナイソウ属の常緑多年草である。
属名の読み方は「アンドロサセ」とするものもある。
アンドロサケ属は主に北半球の山岳地帯に自生し、100種類くらいあるという。
日本にも栃内草(トチナイソウ)などが分布するので、属名の和名を「トチナイソウ属」という。
本種の原産地はヒマラヤである。
カシミールやチベット西部の標高3000~4000メートルの草地や砂礫地に生える。
流通名を常磐花形(トキワハナガタ)という。
草丈は5センチくらいである。
葉から匍匐枝(ランナー)を出して増殖する。
葉は広いへら形で、赤っぽい繊毛が生えている。
開花時期は4~7月である。
花茎の先に小さなピンクの4弁花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Androsace はギリシャ語の「andros(雄)+sakos(楯)」からきている。
種小名の sempervivoides は「常緑のような」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Androsace sempervivoides


★故郷のヒマラヤ思い花開く
 常磐花形可憐なピンク




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