忍者ブログ
HOME Admin Write

植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



オヒョウはニレ科ニレ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
特に北海道に多い。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、旧樺太の白浦地方での樹皮の呼び名「オピウ」からきている。
別名を厚司(アツシ)という。
この名称はアイヌの人々が樹皮で織った布の呼び名「アットゥシ」からきている。
樹高は10~25メートルくらいである。
樹皮は灰褐色で、縦に浅く裂ける。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は3つから9つに浅く裂け、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4~5月である。
葉が出る前に、淡い黄色の花弁のない目立たない小さな花を枝先に集まってつける。
花の後にできる実は扁平な翼果(翼のある実)で、6月ころに褐色に熟する。
材は器具材、薪炭材、パルプとして利用される。
属名の Ulmus はケルト語の呼び名「エルム(elm)」を語源とするラテン古名からきている。
種小名の laciniata は「細く分裂した」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ulmus laciniata

★そうなのかエルムの仲間かオヒョウの木
 北の大地に根づき茂って




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







PR


谷地柳(ヤチヤナギ)はヤマモモ科ヤマモモ属の落葉小低木である。
分類の仕方によってはヤチヤナギ属(Gale)とされることもある。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、シベリア、カムチャツカ、サハリンなどにも分布する。
和名の由来は、湿地(谷地)に生え、葉が柳に似ることからきている。
樹高は30~90センチくらいである。
樹皮は茶褐色である。
若い枝には毛があるが、2年目以降は落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鈍頭で、先のほうの縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に油点(油滴で透明に見える小さい点)があり、メントール系の独特の香りがする。
雌雄異株である。
開花時期は4~6月くらいである。
葉の展開する前に松かさ状の赤い花をつける。
花の後にできる実も松かさ状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、熟すと黄緑色から褐色になる。
香りにはリラクゼーション効果があるということで、北海道では林業試験場などで製品化の研究が進められている。
属名の Myrica はギリシャ語の「myrizein(芳香)」からきている。
種小名の gale はヤチヤナギの古名からきている。
変種名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Myrica gale var. tomentosa(syn. Gale belgica var. tomentosa)

★この香りうまく生かしてみたいよと
 北の国では知恵を絞って




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





細葉犬枇杷(ホソバイヌビワ)はクワ科イチジク属の落葉低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は3~5メートルくらいである。
犬枇杷(イヌビワ)の品種で、文字通り葉が細い。
葉の形は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質で、ざらつく。
葉の幅は15~30ミリくらいである。
開花時期は4~6月である。
雌雄異株である。
葉のつけ根に花嚢というイチジク属植物特有の果実状のものをつけ、その中にたくさんの花を咲かせる。
これを隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)と呼んでいる。
実は秋に濃い紫色に熟し、食べられる。
このような果実はイチジク状果と呼ばれる。
葉は黄葉をする。
属名の Ficus はイチジクを意味するラテン語である。
種小名と変種名の erecta は「直立した」という意味である。
品種名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ficus erecta var. erecta f. sieboldii

★細い葉をいっぱいつけてその中に
 実が見えている細葉犬枇杷




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル









郭公仙翁(カッコウセンノウ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
センノウ属に分類される場合もある。
ヨーロッパ、コーカサス、シベリアなどに分布し、湿った草地に生える。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
下部の葉はへら形、上部の葉は線状の披針形で、向かい合って生える(対生)。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径2センチくらいのピンクの花を疎らにつける。
花弁は5枚で、先が4つに深く裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
日本でも山野草として愛好されている。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の flos-cuculi は「カッコウの鳴くころ咲く花」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山野草会)で撮った。
学名:Silene flos-cuculi(=Lychnis flos-cuculi)


★アルプスの草地にそっと咲くという
 花愛らしい郭公仙翁




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル









細葉大青(ホソバタイセイ)はアブラナ科タイセイ属の越年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
「大青」というのは藍染めに使用する植物の総称である。
大青(タイセイ:Isatis indigotica)よりも葉が細いのでこの名がつけられた。
英名はダイヤーズ・ウォード(Dyer's woad)である。
日本では藍染めの原料は藍(アイ)だったが、中世のヨーロッパでは本種が用いられた。
また、根は生薬で板藍根(ばんらんこん)といい、抗菌・解熱・解毒作用がある。
草丈は70~150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は銀白色を帯びる。
開花時期は4~5月である。
黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
なお、同学名の浜大青(ハマタイセイ)が北方領土を含む北海道に分布する。
これは、環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
ただし、こちらは異学名(Isatis yezoensis)とする見方もある。
属名の Isatis はギリシャ語の「isatis(暗色の染料を採るある植物の名)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Isatis tinctoria


★この花が使われるのか草木染め
 知らぬ世界に興味津々




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







フリーエリア
にほんブログ村 花ブログへ
にほんブログ村



花の本屋さん

カウンター

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

楽天

最新コメント
[02/12 kenji]
[12/31 kenken]
[08/23 龍]
[08/22 ポポ]

最新トラックバック

プロフィール
HN:
HP:
性別:
男性

バーコード
ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析







Copyright ©  -- 植物図鑑ブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]