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植物図鑑ブログ

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金星菊(キンセイギク)はキク科キンセイギク属(クリソゴヌム属)の多年草である。
原産地は北アメリカの東部である。
英名はゴールデンスター(golden star)である。
別名を黄金車(コガネグルマ)という。
草丈は15~40センチくらいである。
葉は卵形で互い違いに生え(互生)、柄が長い。
匍匐枝(ランナー)をよく伸ばすのでグラウンドカバーとしも適している。
開花時期は5~6月である。
黄色い星のような花(頭花)をつける。
先に切れ込みのある幅の広い舌状花が5枚つく(6枚のこともある)。
筒状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysogonum はギリシャ語の「chrys(黄金)+gon(子孫)」からきている。
種小名の virginianum は「バージニアの」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Chrysogonum virginianum


★カーペット広げるように星形の
 花が輝く金星菊は




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大雀の鉄砲(オオスズメノテッポウ)はイネ科スズメノテッポウ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは牧草として渡来したが、逸出したものが各地で野生化し、人里近い草地などに生える。
近縁種の雀の鉄砲(スズメノテッポウ)の大形種で、草丈は1メートルくらいになる。
茎は緑色で細長く、直立をする。
葉は線形で先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~7月である。
茎先に緑色の円柱状の花穂を立てる。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は黄褐色で長く、よく目につく。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
なお、比較的乾燥地に生えるため、湿地で本種が見られるようになると乾燥化が進んでいるという目印になる。
属名の Alopecurus はギリシャ語の「alopex(狐)+oura(尾)」からきている。花穂の様子を表したものである。
種小名の pratensis は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Alopecurus pratensis


★鮮やかな黄褐色の葯の色
 どこか不思議なムード醸して




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室生天南星(ムロウテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から中国地方にかけて分布し、山地の少し湿り気のある林の縁などに生える。
和名は室生寺のある奈良県宇陀市室生にちなむ。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は2枚あり、それぞれ小葉が鳥足状に7枚から15枚くらいつく。
小葉の形は披針形である。
開花時期は5~6月である。
雌雄異株である。
テンナンショウ属特有の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
花をつつむ仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色である。
舷部(仏炎苞の蓋の部分)が短く、内側には乳状突起が密にあって白くなっているのが特徴である。
また、舷部のあたりに顔を覗かせる付属体の先は緑色で、マッチ棒の頭のようになっている。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名の1つ)+haima(血)」からきている。血のような斑点が葉にある植物といった意味合いになる。
種小名の yamatense は「大和(奈良県)の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Arisaema yamatense


★爽やかな緑と白で身を覆い
 室生の里に優雅に咲いて




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大葉馬の鈴草(オオバウマノスズクサ)はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性落葉木本である。
本州の関東地方から沖縄にかけて主に太平洋側に分布し、山地の林の中に生える。
海外では、中国にも分布する。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つに裂けるものもあり、両面に細かな毛がたくさん生える。
開花時期は5月から6月である。
葉の脇に1つずつ花をつける。
花の色は黄緑色である。
萼筒が屈曲した筒形で、先は急に開いて3つに裂ける。
実は長い楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根は解毒、消腫薬、実は鎮痛、解熱薬として利用される。
ただし、全草に腎障害を起こすアリストロキア酸を含むので注意が必要である。
属名の Aristolochia はギリシャ語の「aristos(最良)+lochia(出産)」からきている。曲がった花の形が胎内の胎児を連想させ、またつけ根の部分の膨らみが子宮を連想させるところから、出産を助ける力を持つと考えられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (Engelbert Kaempfer, 1651-1716)さんの」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Aristolochia kaempferi


★造形の不思議が一つまたここに
 どこか怪しい馬の鈴草




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伊集(イジュ)はツバキ科ヒメツバキ属の常緑高木である。
奄美大島から八重山諸島にかけて分布する。
また、かつては小笠原諸島に分布する姫椿(ヒメツバキ)は別種と考えられていたが、現在では同一とする見方が一般的である。
海外では、台湾、中国から東南アジア、ヒマラヤにかけて広く分布する。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は厚く、褐色をしている。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は先が尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には艶がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径3~4センチの椿(ツバキ)に似た白い花をつける。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10月ころに5つに裂ける。
ツバキ属に似ているが、種子が扁平で縁に翼をもつことから区別されている。
材は建築用材とされる。
樹皮にはサポニンが含まれ、魚を獲るのに使われる。
属名の Schima はギリシャ語の「skiasma(影)」からきている。密集した花冠の様子から名づけられた。
種小名の wallichii は東インド会社で働いたデンマーク人の植物学者「ウォーリック(Nathaniel Wallich, 1786-1854)さんの」という意味である。
亜種名の liukiuensis は「琉球の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Schima wallichii subsp. liukiuensis


★美ら島に咲く伊集の花いつの日か
 見に出かけんと温室の中
☆伊集の花洗いの雨と梅雨を言う
 真白な姿夢に描きて




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