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- 2012.05.21 牛の舌(ウシノシタ)
- 2012.05.20 黄海老根(キエビネ)
- 2012.05.19 鈴虫草(スズムシソウ)
- 2012.05.18 プリムラ・ブルガリス
- 2012.05.17 大庭石菖(オオニワゼキショウ)
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牛の舌(ウシノシタ)はイワタバコ科ウシノシタ属(ストレプトカーパス属) の多年草である。
原産地は南アフリカのナタール地方である。
和名の由来は、大きな1枚の葉を牛の舌に見立てたものである。
学名のストレプトカーパス・ウェンドランディで表示するものもある。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は1枚で、長さが50センチくらいある大きな心臓形である。
葉の表面には皺があり、葉脈が目立つ。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から7月くらいである。
花茎を伸ばし、青紫色をした筒状の花を横向きにつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花の色は白やピンクのものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
開花・結実後に一代が終わる一稔植物である。
属名の Streptocarpus はギリシャ語の「streptos(ねじれる)+ karpos(果実)」からきている。長いさく果が螺旋状にねじれていることから名づけられた。
種小名の wendlandii は植物採集家「ウェンドランド(H. Wendland)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Streptocarpus wendlandii
★どっしりと存在示す大きな葉
不思議な姿にびっくりするよ
☆面白き名を付けられた花なれど
薄紫の花は可憐に

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黄海老根(キエビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
本州の紀伊半島から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、台湾や済州島などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
海老根(エビネ)に似ているが、海老根(エビネ)よりも全体が大柄で、大きな花を咲かせる。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は長さが45~60センチくらいある幅広い楕円形で、縦に襞がある。
開花時期は4~5月である。
鮮やかな黄色い花を十数輪つける。
花の形は海老根(エビネ)と同じだが、花弁は幅広く、3つに裂けた唇弁の真ん中の裂片の先が尖っていて垂れ下がる。
また、花のつけ根の部分につく距が短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、「海老根」の名は地下茎の形を海老に見立てたものである。
俳句の季語は春である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者「シーボルト(P. F. von Siebold)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe sieboldii
★鮮やかな色と形の自生蘭
黄海老根の花自然の不思議

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鈴虫草(スズムシソウ)はラン科クモキリソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、林の中に生える地生種である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
命名は牧野富太郎博士によるものである。
唇弁の形と色あいがスズムシの羽に似ているところからつけられたものである。
鈴虫蘭(スズムシラン)の別名がある。
草丈は10~20センチである。
葉は卵形で、2枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~6月である。
草丈20センチくらいの花茎を立て、暗い紫色をした花を十数輪つける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Liparis はギリシャ語の「liparos(輝く)」からきている。滑らかで艶のある葉を持つことから名づけられた。
種小名の makinoana は「牧野富太郎博士の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Liparis makinoana
★目立たない奥ゆかしさが愛らしい
鈴虫草は大人の色香

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プリムラ・ブルガリスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
種小名の読み方は「ウルガリス」とするものもある。
原産地はヨーロッパからコーカサス地方である。
林縁や草地などに生える。
草丈は10~20センチである。
根際から生える葉は楕円形である。
根際から生える葉は楕円形で皺が多く、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面にはビロード状の毛が生えている。
開花時期は3月から5月である
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2~4センチの淡いクリーム色の花をつける。
花冠は5枚に分かれて真ん中は黄色く、裂片の先は2つに割れている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名は一華桜草(イチゲサクラソウ)というが、あまり使われていない。
英名はプリムローズ(primrose)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula vulgaris
★おとなしい色がかえっていい感じ
プリムローズは西洋の花

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大庭石菖(オオニワゼキショウ)はアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では道端などに野生化している。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は剣状で茎を抱く。
葉の形が石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ていることから「庭石菖」の名はつけられた。
開花時期は5月から6月である。
花径10ミリくらいの花をつける。
花の色は淡い青紫色で、つけ根の部分は黄色い。
花びら(花被片)は6枚である。
一日花である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sisyrinchium は「セイヨウヒメアヤメ(Iris sisyrinchium)」の種小名が転用された。
種小名の iridifolium は「アヤメ属(Iris)のような葉の」という意味である。
写真は5月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Sisyrinchium iridifolium
★花見ればさてもか細き姿なれ
名は輝ける大庭石菖

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