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植物図鑑ブログ

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ブラシの木(ブラシノキ)はフトモモ科ブラシノキ属の常緑低木である。
ブラシノキ属はオーストラリアに34種が分布する。
本種の原産地は西オーストラリア州の南西部である。
日本へは明治時代の中期に渡来し、暖地に植えられている。
樹高は2~4メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬い革質である。
開花時期は4~6月くらいである。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、ブラシのような花穂をつける。
濃い赤色のブラシの毛のように見えるものは雄しべである。
花弁や萼片は開花後すぐに落ちる。
花の色には白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「はかない恋」である。
属名の Callistemon はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ) 」からきている。
種小名の speciosus は「華やかな」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Callistemon speciosus(syn. Callistemon glaucus)

★派手派手の紅が焼きつくブラシの木
 追いかけないでお願いだから




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熊四手(クマシデ)はカバノキ科クマシデ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は10~15メートルくらいである。
樹皮は黒褐色で、縦に裂け目が入る。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
長さは5~10センチくらいで、先は尖り、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
側脈が明瞭でたくさんある。
開花時期は4~5月である。
葉の展開と同時に開花する。
雌雄同株である。
雄花穂は長さが10センチくらいで黄みを帯び、前年の枝から垂れる。
雌花穂は長さが5ランチくらいで若枝につき、花の後には果穂となって垂れる。
材は硬く、農器具や薪炭として用いられる。
「熊」は樹のたくましい様子を表す。
「四手」は実の垂れ下がる様子を神事で用いる四手にたとえたものである。
花言葉は「装飾」である。
属名の Carpinus はケルト語の「car(木)+pin(頭)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Carpinus japonica

★ぶら下がる熊四手の花面白く
 しげしげと見る寺の庭先




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虫取りビランジ(ムシトリビランジ)はナデシコ科センノウ属(リクニス属)の多年草である。
リクニス属はユーラシア大陸や北アフリカに15種から25種くらい分布し、和名はセンノウ属という。
YListはこの属をマンテマ属(Silene)に統合する立場をとっている。
本種の原産地は地中海沿岸地方やシベリアである。
かつてはビスカリア属(Viscaria)に分類され、今でも撮影地の小石川植物園ではこの分類に沿って表示している。
「虫取り」の名がつくが食虫植物ではなく、虫取り撫子(ムシトリナデシコ)と同様に花のつけ根に粘質の部分がある。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4~6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2~3センチくらいの紅紫色の花をつける。
花びら(花弁)は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、ビランジというのは日本の関東地方と中部地方に分布するマンテマ属の多年草の名称だが、語源は不明とされている。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の viscaria は「ねばねばした茎の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Lychnis viscaria(syn. Viscaria viscosa)

★身を守るために粘液出しながら
 爽やかに咲く虫取りビランジ




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プレイオネ・アウリタはラン科タイリントキソウ属(プレイオネ属)の多年草である。
プレイオネ属はアジアに20種くらい分布する地生種である。
台湾に自生するプレイオネ・フォルモサナ(Pleione formosana)に大輪朱鷺草(タイリントキソウ)の和名があることから、属名の和名をタイリントキソウ属という。
本種の原産地は中国の雲南省で、標高2700メートルくらいの森に生える。
1988年に発見された。
種小名の読み方は「オーリタ」とするものもある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
開花時期は3月から6月である。
花の色は紅紫色で、色には濃淡がある。
また、花の色は真ん中へいくほど淡くなる。
大きな唇弁には黄橙色の縞斑が入る。
花はよい香りがする。
属名の Pleione はギリシャ神話に登場する妖精「プレイオネ(Pleione)」からきている。
種小名の aurita は「耳を持つ」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pleione aurita

★大きくて香り仄かな花つける
 プレイオネには驚くばかり




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ワルトシュタイニア・ゲオイデスはバラ科コキンバイ属(ワルトシュタイニア属)の多年草である。
ワルトシュタイニア属は北半球に6種が分布する。
日本にも小金梅(コキンバイ)が分布するので、属名の和名をコキンバイ属という。
本種の原産地は東ヨーロッパで、ハンガリーやブルガリアに分布する。
草丈は25~30センチくらいである。
地下茎が横に這って広がる。
根際から生える葉は心形で波打ち、両面に毛が生えている。
開花時期は4~5月である。
茎先に黄色い5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はバレンストロベリー(barren strawberry)である。
「実を結ばないイチゴ」という意味になる。
属名の Waldsteinia はオーストリアのワルトシュタイン・ワルテンベルク(Waldstein-Wartenburg)の伯爵に捧げられた名である。
種小名の geoides は「地上の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Waldsteinia geoides

★めずらしい花の姿に見とれるが
 むずかしいよねバラ科の区別




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