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- 2013.06.17 藜(アカザ)
- 2013.06.16 オキザリス・トリアングラリス
- 2013.06.14 延根千鳥(ノビネチドリ)
- 2013.06.13 丸葉下野(マルバシモツケ)
- 2013.06.12 杓(シャク)
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藜(アカザ)はアカザ科アカザ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
原産地は中国ないしインドで、野菜として栽培されていた。
日本へは有史以前に中国経由で渡来した。
現在は日本全土に分布し、道端や畑地に生える。
草丈は60~150センチくらいである。
葉は菱形状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波形の切れ込みがある。
若葉は紅紫色で美しく、食用となる。
ビタミン類が豊富だが、シュウ酸が含まれているので、大量に摂取するのは避けたほうがいい。
開花時期は9~10月である。
黄緑色をした粒状の花を穂状につける。
俳句の季語は夏である。
属名の Chenopodium はギリシャ語の「chen(ガチョウ)+podion(小さい足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の album は「白い」という意味である。
変種名の centrorubrum は「中心が赤い」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chenopodium album var. centrorubrum
★不器用に我を示すか藜の葉
色づく姿どこか妖しく
☆まっすぐに伸びて支える藜杖
赤い若葉はおひたしにして

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オキザリス・トリアングラリスはカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地はブラジルである。
紫の舞(ムラサキノマイ)やインカ片喰(インカカタバミ)の流通名がある。
草丈は10~25センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は三角形である。
葉の色は赤紫色で、大きく美しい。
開花時期は6~10月くらいである。
淡い桃色の綺麗な5弁花を咲かせる。
花径は2~4センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の triangularis は「三角形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Oxalis triangularis(=Oxalis regnellii)
★葉の色が変わっているよ艶やかで
インカ片喰その名に恥じず

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延根千鳥(ノビネチドリ)はラン科テガタチドリ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や高山の林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、サハリン、カムチャツカ半島にも分布する。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は楕円形で4~7枚が互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉は細長い。
葉の縁が波打つのが特徴で、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は5~7月である。
茎先に大きな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花の色には白いものもある。
細長い緑色の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)が目立ち、花序の下部では花よりも長くなる。
花は横向きに開く。
唇弁の先は3つに裂けるが、真ん中の裂片が短い。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が短くて先が鉤のように曲がるのも特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、根が細長い円柱状であることからきている。
近縁種の手形千鳥(テガタチドリ)の根は手のひら状になっている。
属名の Gymnadenia はギリシャ語の「gymnos(裸の)+adenos(腺)」からきている。ハクサンチドリ属に似ているが、花粉塊の粘着体が袋に入らず裸になっていることから名づけられた。
種小名の camtschatica は「カムチャツカの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Gymnadenia camtschatica
★根を掘って調べるわけにいかぬけど
延根千鳥の名が面白く

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丸葉下野(マルバシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の関東地方北部にかけてと白山に分布し、高山の岩場や林の縁に生える。
海外では、サハリン、ウスリー、千島列島、アリューシャン列島、北アメリカ北西部などにも分布する。
樹高は30センチから100センチくらいである。
盛んに枝分かれをして、こんもりと茂る。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の形には変異が多い。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から7月である。
枝先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径7ミリくらいの小さな白い花のかたまりを密につける。
1つ1つの花は花弁は5枚である。
雄しべは5本で、花弁より長く伸びている。
花序(花のかたまり)は直径5センチから10センチくらいになる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」からきている。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の betulifolia は「カバノキ属(Betula)のような葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea betulifolia
★こんもりと白い花びら寄せ集め
丸葉下野群れなし咲いて

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杓(シャク)はセリ科シャク属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、湿地や明るい林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、カムチャツカ、シベリア、モンゴル、中央アジア、東ヨーロッパなどに広く分布している。
草丈は60~100センチくらいである。
根は多肉質で地中に直下する。
細くて縦に溝のある緑色の茎は直立し、上部でところどころで枝分かれする。
葉は2-3回3出複葉で、裂片は深く切れ込み、長さは20~50センチくらいある。
開花時期は5~6月である。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、花径4~5ミリくらいの白い小さな5弁花をたくさんつける。
花びらは中心部では大きさに差がないが、周辺部では外側の花びらが大きく、5枚の大きさが揃っていない。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
円柱形をしており、黒く熟する。
全体によい香りがする。
春先のに柔らかい茎葉は食用になる。
根は生薬で峨参(がさん)といい、解熱、鎮痛、鎮咳、去痰などの薬効がある。
なお、小杓(コシャク)の別名もある。
これは、北海道・東北地方ではかつて獅子独活(シシウド)を杓(シャク)と呼び、杓(シャク)を小杓(コシャク)と呼んできたことの名残である。
属名の Anthriscus はある種のセリ科植物のギリシャ名(anthriskon)からきている。
種小名の sylvestris は「森林に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Anthriscus sylvestris
★うっそうと茂るがごとく傘広げ
杓の花咲く北の大地に

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