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植物図鑑ブログ

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小衝羽根空木(コツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木である。
ツクバネウツギ属は東アジアやメキシコに15種が分布する。
本種は日本固有種である。
本州の長野県から九州にかけて分布し、丘陵地などの日当たりのよい場所に生える。
衝羽根空木(ツクバネウツギ)より花が小さいのでこの名がある。
樹高は1~2メートルくらいである。
細かく枝を分ける。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の上部には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先につく花は1~7輪で、クリーム色または黄色である。
漏斗状の細い花筒から鐘状に広がる。
花径は7~15ミリくらいである。
萼片は2~3枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Abelia はイギリス人の医師「アベル(Clarke Abel, 1789-1826)さん」の名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Abelia serrata

★丘の上クリーム色の花つけて
 小衝羽根空木枝もたわわに




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蝙蝠葛(コウモリカズラ)はツヅラフジ科コウモリカズラ属の蔓性落葉木本である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、葉が蝙蝠(コウモリ)の翼に似ていることからきている。
他の植物などに絡みついて伸びる。
蔓の長さは数メートルである。
茎にも葉にも毛は生えていない。
茎は紅紫色を帯びる。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は円心形で手のひら状に浅く裂け、周りにぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
雌雄異株である。
葉の脇から短い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の小花をたくさんつける。
花弁は9~10枚くらいである。
雄花には雄しべが20本あり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は4つに裂ける。
雌花には、雌しべの心皮が3枚あり、花柱は短い。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、青黒く熟する。
実にはアルカロイドを含み、誤食をすると神経障害や痙攣などの症状を引き起こす。
中国では、根を山豆根(さんずこん)といい、薬用とされる。
属名の Menispermum はギリシャ語の「men(月)+sperma(種子)」からきている。果実の核が半月形をしていることから名づけられた。
種小名の dauricum はシベリアの「ダフリア地方の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Menispermum dauricum

★物騒な名前だけれど勘弁な
 蝙蝠葛は木漏れ日浴びて





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猿梨(サルナシ)はマタタビ科マタタビ属の蔓性落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山野に生える。
海外では、サハリン、ウスリー、朝鮮半島、中国などにも分布する。
蔓は大きく生長し、丈夫で腐りにくい。
蔓の長さは10~20メートルになる。
そのため四国祖谷渓の「かずら橋」をつくる材料にも使用されているという。
葉は楕円形ないし広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には棘のようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径1~2センチの白い5弁花をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
果実はコクワとも呼ばれ、甘酸っぱい味がしておいしい。
キウイフルーツに近いもので、疲労回復、強壮、整腸などの薬効もある。
和名の由来は、猿が果実を食用とし、猿酒を作ったりしたところからきている。
花言葉は「誘惑」である。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の arguta は「尖った」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Actinidia arguta

★森の中聞こえてくるよ宴会の
 歌声愉し緑の中で




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サキシフラガ・ロツンディフォリアはユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草である。
サキシフラガ属は世界に440種くらいが分布する。
日本にも雪の下(ユキノシタ)などが分布するので、属名の和名をユキノシタ属という。
本種の原産地は中南ヨーロッパで、イベリア半島、アルプス山脈、バルカン半島などに分布する。
英名はラウンドリーフ・サクサフリッジ(round-leaved saxifrage)である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉や茎には疎らに毛が生える。
根際から生える葉は円形である。
茎につく葉は茎の下部に互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~8月である。
花茎を伸ばして円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの小さな5弁花をつける。
花の色は白く、紫色や黄色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の rotundifolia は「円形をした葉の」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Saxifraga rotundifolia

★日本ではなかなか見られぬ花らしい
 花だけ見れば色丹草だ




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ゼフィランテス・フラビッシマはヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランテス属)の多年草である。
ゼフィランテス属は中南アメリカに40種くらいが分布する。
園芸的にはゼフィランサスの名が使われる。
同属のゼフィランテス・カンディダ(Zephyranthes candida)に玉簾(タマスダレ)の和名があるので、属名の和名もタマスダレ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
ブラジルやアルゼンチンに分布する。
草丈は15~30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に玉簾(タマスダレ)に似た黄色い花をつける。
花径は4センチくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はイエローレインリリー(yellow rain lily)である。
属名の Zephyranthes はギリシャ語の「zephyros(西風)+anthos(花)」からきている。この属のある種の原産地が西インド諸島であることから名づけられた。
種小名の flavissima は「深い黄色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Zephyranthes flavissima

★梅雨空も厭わず咲いて美しい
 黄花に和む午後のひと時




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