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- 2013.07.14 深山野菊(ミヤマノギク)
- 2013.07.13 ロベリア・バリダ
- 2013.07.12 深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)
- 2013.07.11 陸奥小桜(ミチノクコザクラ)
- 2013.07.10 茉莉花(マツリカ)
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深山野菊(ミヤマノギク)はキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
北海道固有種である。
宗谷地方のポロヌプリ山、日高地方、十勝地方にのみ分布し、岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10~15センチくらいである。
葉や茎にはたくさんの毛が生えている。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
根際から生える葉には長い柄がある。
これが近縁種の深山東菊(ミヤマアズマギク)との違いでもある。
開花時期は5~9月である。
真ん中の筒状花は黄色で、周りの舌状花は淡い赤紫色をしているが、中には白いものもあるという。
花径は30~40ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の miyabeanus は北海道の植物研究者「宮部金吾(1860‐1951)さんに関連した」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Erigeron miyabeanus
★美しいコントラストで咲き出づる
深山野菊をじっと見つめて

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ロベリア・バリダはキキョウ科ロベリア属の多年草である。
原産地は南アフリカである。
草丈は30~60センチくらいである。
海岸に近い石灰岩地に生える。
立ち性である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質はやや肉質で、縁には不規則で粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青い小さな花をたくさんつける。
花径は2センチくらいで、花冠の先は唇形に5つに裂ける。
上唇は2枚の裂片からなり、耳のように立ち上がる。
下唇は先の尖った3枚の裂片からなり、つけ根の部分は白く、黄緑色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はフランドル出身でイギリスの植物学者だった「ロベル(Mathias de Lobel, 1538-1616)さん」の名からきている。
種小名の valida は「頑丈な」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Lobelia valida
★夏空にスカイブルーの蝶の舞う
爽やかな花ロベリア・バリダ

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深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
日本固有種である。
飯豊山、鳥海山、月山、秋田駒ヶ岳など東北地方の高山に分布し、乾いた草地に生える。
別名を雛薄雪草(ヒナウスユキソウ)という。
草丈は5~15センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
白い綿毛をつけた花びらのようなものは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)で、真ん中に黄色い数個の頭花が集まってつく。
全体が1つの花のように見え、直径は3~4センチくらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の fauriei は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846-1915)さんの」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Leontopodium fauriei
★背は低く見落としそうな姿だが
群落つくる雛薄雪草は

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陸奥小桜(ミチノクコザクラ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
青森県の岩木山の特産で、亜高山帯の湿った草地に生える。
別名を岩木小桜(イワキコザクラ)といい、岩木町では町の花に指定している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は蝦夷小桜(エゾコザクラ)の変種であるが、基本種の蝦夷小桜(エゾコザクラ)よりも大形である。
草丈は10~25センチくらいである。
根元から生える葉はやや肉厚で、倒卵状のくさび形をしている。
葉の長さは5~20センチくらい、幅は2~3センチくらいである。
葉の上部の縁にだけあるぎざぎざ(鋸歯)は不揃いである。
自生地での開花時期は6~8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした花を5~10輪つける。
稀に白花のものもある。
花径は2センチくらいである。
花冠は5つに深く裂け、それぞれの裂片の先は更に2つに切れ込む。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の cuneifolia は「くさび形の葉の」という意味である。
変種名の heterodonta は「いろいろの歯のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula cuneifolia var. heterodonta
★お岩木の山に可愛い小花咲く
夏を彩る陸奥小桜

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茉莉花(マツリカ)はモクセイ科ソケイ属の半蔓性常緑低木である。
西アジアからインドにかけて分布する。
英名をアラビアン・ジャスミン(Arabian jasmine)といい、ジャスミンの一種である。
フィリピンでは国花とされている。
中国南部や台湾ではジャスミン茶の原料として栽培されている。
日本では、観賞用に温室で栽培される。
樹高は2メートルくらいである。
葉は幅の広い卵円形で、向かい合って生える(対生)か3枚が輪のようになって生える(輪生)。
開花時期は6~7月である。
花の色は白く、爽やかな香りがする。
花径は2~3センチで、半八重咲きや八重咲きをする。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Jasminum はアラビア語の「ysmyn(マツリカ)」をラテン語化したものである。
種小名の sambac はこの植物のアラビア語名からきている。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Jasminum sambac
★遠慮げに咲く茉莉花はいい匂い
異国の香り届けるように

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