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植物図鑑ブログ

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羅紗掻き草(ラシャカキグサ)はマツムシソウ科ナベナ属の越年草である。
分類体系によってはスイカズラ科とされる。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名の由来は、熟した花序を羅紗(ラシャ)などの起毛に用いたことからきている。
織物工業の盛んな大阪の泉州地域で栽培されていた。
草丈は1~2メートルになる。
茎には細かい剛毛が密生し、披針形の葉を向かい合わせにつける(対生)。
開花時期は6~8月である。
茎先に円筒形の頭状花序(枝を介さずにたくさんの花がまとまって咲く)をつけ、薄紫色の花を咲かせる。
頭状花序の下につく総包片(花序全体を包む葉の変形したもの)は頭花より短く、反り返る。
英名はチーゼル(Teasel)である。
形が面白いのでドライフラワーなどに用いられる。
和名の読み方は「ラシャカキソウ」とするものもある。
別名(ないし野生種)を鬼鍋菜(オニナベナ)という。
属名の Dipsacus はギリシャ語の「dipsa(渇く)」からきている。葉の根元が杯状になって水を溜めている植物がこの属にあることから名づけられた。
種小名の sativus は「栽培された」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Dipsacus sativus(syn. Dipsacus fullonum subsp. sativus)

★面白い形してるねチーゼルは
 触れば痛い棘があるけど




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熊柳(クマヤナギ)はクロウメモドキ科クマヤナギ属の蔓性落葉低木である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
和名の由来については、若葉を「柳」にたとえ、蔓の強さから「熊」の文字を冠したものだという説がある。
蔓の丈は1~10メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は紙質で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7~8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないしクリーム色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、平開はしない。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
同じころに前年に咲いた花の実をつける。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黄色から赤くなり黒く熟する。
熟した実は生食ができ、果実酒ともされる。
若葉は山菜とされる。
蔓は傘の柄やステッキとして利用される。
属名の Berchemia はオランダ人の植物学者「ベルシェム(Berhout von Berchem, 1700's)さん」の名からきているものと推定される。
種小名の racemosa は「総状花序の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Berchemia racemosa

★縋りつき纏わりついてするすると
 昇る姿はただ逞しく




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唐土草(モロコシソウ)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、海岸近くや山地の林の中や林の縁に生える。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は広めの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色である。
開花時期は6~8月である。
葉の脇から花茎を伸ばし、黄色い花を下向きにつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を山九年母(ヤマクネンボ/ヤマクニブー)という。
乾燥させたものはカレーのような香りがあり、沖縄では草全体を干して防虫剤とする。
属名の Lysimachia はマケドニア王「リュシマコス(Lysimachus)」の名からきている。
種小名の sikokiana は「四国の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lysimachia sikokiana

★俯いて小さな黄金の花つける
 唐土草の姿優しく



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房藤空木(フサフジウツギ)はフジウツギ科フジウツギ属の落葉低木である。
分類体系によってはゴマノハグサ科とされる。
属名からきたブレッドレアの名でも流通している。
原産地は中国である。
日本へは明治時代にヨーロッパで改良されたものが渡ってきた。
ブッドレア・ブラックナイトはそうした園芸品種の1つである。
特徴は花の色が濃い青紫色をしていることである。
樹高は1~3メートルである。
葉は卵状の楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面には毛が密生していて白い。
開花時期は7~10月である。
細い枝を広げて円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、紅紫色の花をたくさんつける。
花は上側に向いて咲くので下面には少ない。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全体にサポニンを含み有毒である。
属名の Buddleja はイギリスの牧師で植物学者だった「バドル(Adam Buddle, 1662-1715)さん」の名からきている。
種小名の davidii はフランス人の宣教師で植物収集家だった「ダビット(Armand David, 1826-1900)さんの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Buddleja davidii 'Black Night'

★紫の色濃き様が魅惑的
 ついた名前はブラックナイト




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カレープラント(curry plant)はキク科ムギワラギク属(ヘリクリスム属)の常緑小低木である。
原産地は南ヨーロッパ、北アフリカで、乾燥した岩場などに生える。
名前の通りカレーに似た香りがするが、苦味が強いのでカレーの原料には適さない。
学名のヘリクリスム・イタリクムで表示するものもある。
草丈は30~50センチである。
葉は銀灰色をした細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は綿毛に覆われている。
開花時期は7~9月である。
かさかさとした小さな黄色い花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
ドライフラワーとして利用されるほか、料理の香りづけやポプリとして利用される。
属名の Helichrysum はギリシャ語の「helios(太陽)+chrysos(金色)」からきている。頭花の形と色からつけられた名である。
種小名の italicum は「イタリアの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Helichrysum italicum

★花を見る前に香りが漂って
 あちこち探すカレープラント




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