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植物図鑑ブログ

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烏山椒(カラスザンショウ)はミカン科サンショウ属の落葉高木である。
本州から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、フィリピンなどにも分布する。
和名の由来は、山椒の仲間でカラスが種子を食べることからきている。
樹高は6~15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色である。
枝には鋭い棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には油点があり、揉むとバニラの香りがする。
雌雄異株である。
開花時期は7~8月である。
花の色は淡い緑色で、あまり目立たない。
果期11~1月で、さく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)が赤く熟する。
種子の色は黒い。
野鳥が好んで食べるが食用にはならない。
属名の Zanthoxylum はギリシャ語の「Zantho(黄色い)+xilon(木質)」からきている。この属の植物が黄色染料として使われることから名づけられた。
種小名の ailanthoides は「ニガキ科ニワウルシ属(Ailanthus)に似た」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Zanthoxylum ailanthoides

★いぼいぼの姿がとぱっと目につくよ
 背が高いので上手く撮れぬが




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柳蓼(ヤナギタデ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、水辺に生える。
海外では、世界各地に分布するコスモポリタン・プラントである。
英名はウォーターペッパー (water pepper) という。
普通に「蓼」といえば、この柳蓼(ヤナギタデ)を指す。
別名を本蓼(ホンタデ)、真蓼(マタデ)という。
「本物の蓼」という意味である。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)ないし細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
和名の由来は、葉の形を「柳」にたとえたものである。
開花時期は7~10月である。
茎先や葉の脇から細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅色を帯びた白い花を疎らにつける。
花には花弁はなく、萼が4つから5つに裂ける。
雄しべは6本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
葉にはピリッとした辛味があって香辛料とされる。
「蓼」の由来は、食べると辛くて口の中が「ただれる」が転訛したものと言われる。
花言葉は「節操」である。
属名の Persicaria は属名の「Persica(モモ属)」からきている。葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の hydropiper はギリシャ語の「hydro(水)+Piper(コショウ属)」からきている。葉が辛くて水辺に生えることを意味する。
写真は10月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Persicaria hydropiper (syn. Polygonum hydropiper)

★ぽつぽつと花は疎らな柳蓼
 真骨頂は葉っぱにあるよ




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ドリティス・プルケリマ・コエルレアはラン科ドリティス属の多年草である。
原産地は中国の南西部、東南アジア、インドのアッサム地方などである。
東南アジアではインドシナ半島のほかカリマンタン島やスマトラ島などにも分布する着生種である。
以前はコチョウラン属(ファレノプシス属)に分類されていた。
コチョウラン属との違いは、3つに裂けた唇弁のうち真ん中の裂片の先が細くなることと、花茎が立ち上がることである。
分類上は、ドリティス・プルケリマの品種とされている。
基本種との違いは青味が強いことである。
文献によっては変種とされたり基本種と同一と見なされたりする。
草丈は60センチくらいである。
根際に生える葉は楕円形で、先が丸い。
開花時期は夏から秋である。
長い花茎の先に総状花序を出し、花径2センチから3センチの紫色の花を10輪から15輪くらいつける。
ファレノプシス属との交配で人工属のDoritinopsis属が生まれている。
属名の Doritis はギリシャ語の「dory(槍)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の pulcherrima は「非常に美しい」という意味である。
品種名の coerulea は「青色の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Doritis pulcherrima f. coerulea

★花色の違いはとても微妙だね
 区別されたりされなかったり




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パッシフローラ・アメシストはトケイソウ科トケイソウ属の蔓性常緑多年草である。
古い時代にイギリスで作出された交雑種である。
交配親はケルメシナ種(Passiflora kermesina)と時計草(トケイソウ:Passiflora caerulea)だと推定されている。
読み方は「アメジスト」とするものもある。
蔓の長さは2~4メートルくらいになる。
葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~11月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
花の色は青紫色である。
花径は9~11センチくらいである。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつあり、同じ色と形なので10枚の花びらがあるように見える。
萼片と花弁は後ろに大きく反り返る。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、冬にオレンジ色に熟する。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Passiflora 'Amethyst'

★色合いは貴婦人の色アメジスト
 イメージがらりと変わるが不思議




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牡丹浮草(ボタンウキクサ)はサトイモ科ボタンウキクサ属の多年草である。
原産地を南アフリカとする浮葉植物である。
英名はウォーターレタス(water lettus)という。
繁殖力が強く、世界の熱帯や亜熱帯で広く野生化している。
日本でも関東地方以西で野生化し問題視されている。
日本固有の植物を駆逐する心配があるからである。
このため環境省は特定外来生物に指定し、栽培を禁止している。
日本生態学会が定めた日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている。
草丈は5~10センチくらいである。
浮草で、長い楕円形の葉をロゼット状に水面上に広げ、水中に根を垂らす。
葉は表面にビロード状の柔らかい毛が生え、水を弾く。
開花時期は5~10月くらいである。
花の色は緑白色で、葉の脇につく。
小さいが仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う苞)の中に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)がつく。
花の後にできる実は袋状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Pistia はギリシャ語の「pistos(水)」からきている。
種小名の stratiotes は「兵士」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Pistia stratiotes

★滑らかな手触りの葉がぷかぷかと
 水に浮かぶよ牡丹浮草




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