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- 2024.12.14 [PR]
- 2013.09.19 ガウラ・夕映え(ガウラ・ユウバエ)
- 2013.09.13 トリコグロッティス・スミシー
- 2013.09.12 リンコスティリス・レツサ
- 2013.09.11 球蕗(タマブキ)
- 2013.09.10 狸藻(タヌキモ)
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ガウラ(gaura)はアカバナ科ヤマモモソウ属(ガウラ属)の多年草である。
分類の仕方によってはマツヨイグサ属(Oenothera)とされることもある。
原産地は北アメリカの南部(ルイジアナ州、テキサス州)である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
山桃草(ヤマモモソウ)や白蝶草(ハクチョウソウ)という和名がある。
花の色は白いものや桃色のものがある。
「夕映え」はその園芸品種である。
特徴は、朝白い花が咲きだし、午後になると桃色に変わることである。
草丈は80~100センチくらいである。
茎は細くて直立し、花の時期には弓なりになる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、ロゼット状である。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花径は2~3センチである。
花は一日花で、下から順に咲き上がる。
花の色は、午後らは桃色になり、夕方から翌朝にかけて赤味が増す。
涼しい季節には前日の花が翌日も咲いているので、二色咲きになりきれいである。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gaura はギリシャ語の「gauros(立派な)」からきている。
種小名の lindheimeri はドイツ人の植物学者「リンドハイマー(Ferdinand Lindheimer, 1801-1879)さんの」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Gaura lindheimeri 'Yubae'
★白花とピンクの花の二色咲き
蝶舞うように風に吹かれて
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トリコグロッティス・スミシーはラン科ニュウメンラン属(トリコグロッティス属)の多年草である。
トリコグロッティス属は東南アジアからポリネシアにかけて60種くらいが分布する着生種である。
日本にも沖縄の南西諸島に入面蘭(ニュウメンラン)が自生するので、属名の和名をニュウメンラン属という。
本種の原産地はカリマンタン島、スマトラ島である。
標高700~1300メートルの森に生える着生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春と秋である。
葉の脇に花径2~3センチの花をつける。
花の色は白くて黄褐色の横筋が入り、唇弁には紫色の斑が入る。
属名の Trichoglottis はギリシャ語の「trichos(毛)+glottis(舌)」からきている。唇弁に毛があることから名づけられた。
種小名の smithii はオランダ人の造園家でインドネシアの植物を研究した「スミス(J. J. Smith, 1900's)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Trichoglottis smithii
★星形のブローチとても可愛いね
ぽってりと咲くスミシーの花
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リンコスティリス・レツサはラン科リンコスティリス属の多年草である。
リンコスティリス属はバンダ属の近縁で、熱帯・亜熱帯アジアに分布する。
本種は中国の南西部、フィリピン、インシナ半島、マレーシア、インドネシア、インド、南アジア、ヒマラヤなどに分布する着生種である。
和名があってウライ無葉蘭(ウライムヨウラン)という。
ウライの漢字は調べ切れなかったが「烏来」ないし「浦井」と推測される。
なお「無葉蘭」の名は葉がないように見えることからつけられたものだが、日本に分布するものとは属が異なる(ムヨウラン属:Lecanorchis)。
草丈は60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
日本での開花時期は夏から秋である。
長い花茎を垂れ下げて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花には紅紫色の斑点が入る。
属名の Rhynchostylis はギリシャ語の「rhynchos(くちばし)+stylos(ずい柱)」からきている。
種小名の retusa は「(花弁の先が)ややくぼみのある形の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Rhynchostylis retusa
★びっしりとついた花房美しく
目を見張り見るまるで宝石
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球蕗(タマブキ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
草丈は50~150センチくらいである。
葉には長い柄があり、ホームベースのような形で、つけ根の部分が心形に切れ込む。
葉の脇に直径1センチくらいのむかごをたくさんつける。
和名の由来は、このむかごを球に見立て、葉を「蕗」に見立てたものである。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若芽や先端の柔らかい部分が山菜として利用される。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の farfarifolius はラテン語で「フキタンポポ(Tussilago farfara)のような葉の」という意味である。
変種名の bulbiferus は「鱗茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Parasenecio farfarifolius var. bulbiferus(syn. Cacalia farfarifolia var. bulbifera)
★大きくてホームベースの形した
球蕗の葉は迫力に満ち
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狸藻(タヌキモ)はタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、池沼や水田に浮かぶ浮遊植物である。
海外では、サハリンや中国の東北部にも分布する。
和名の由来は、全体のふさふさした感じをタヌキの尻尾に見立てたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
葉は羽状に分かれた細い糸状で、互い違いに生える(互生)。
捕虫嚢を持つ食虫植物で、ミジンコなどを捕らえて消化・吸収する。
開花時期は7~9月である。
花茎の高さは10~20センチくらいである。
花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花を疎らにつける。
大狸藻(オオタヌキモ:Utricularia macrorhiza)と犬狸藻(イヌタヌキモ:Utricularia australis)との雑種と考えられている。
属名の Utricularia は「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢のあるという意味。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Utricularia japonica(syn. Utricularia vulgaris var. japonica)
★この藻にも花が咲くかと驚きつ
花咲く様を遠目で確かめ
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