忍者ブログ
HOME Admin Write

植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



ガウラ(gaura)はアカバナ科ヤマモモソウ属(ガウラ属)の多年草である。
分類の仕方によってはマツヨイグサ属(Oenothera)とされることもある。
原産地は北アメリカの南部(ルイジアナ州、テキサス州)である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
山桃草(ヤマモモソウ)や白蝶草(ハクチョウソウ)という和名がある。
花の色は白いものや桃色のものがある。
「夕映え」はその園芸品種である。
特徴は、朝白い花が咲きだし、午後になると桃色に変わることである。
草丈は80~100センチくらいである。
茎は細くて直立し、花の時期には弓なりになる。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)で、ロゼット状である。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花をつける。
花径は2~3センチである。
花は一日花で、下から順に咲き上がる。
花の色は、午後らは桃色になり、夕方から翌朝にかけて赤味が増す。
涼しい季節には前日の花が翌日も咲いているので、二色咲きになりきれいである。
雄しべは8本である。
雌しべは1本で、柱頭は4つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gaura はギリシャ語の「gauros(立派な)」からきている。
種小名の lindheimeri はドイツ人の植物学者「リンドハイマー(Ferdinand Lindheimer, 1801-1879)さんの」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Gaura lindheimeri 'Yubae'

★白花とピンクの花の二色咲き
 蝶舞うように風に吹かれて




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR


トリコグロッティス・スミシーはラン科ニュウメンラン属(トリコグロッティス属)の多年草である。
トリコグロッティス属は東南アジアからポリネシアにかけて60種くらいが分布する着生種である。
日本にも沖縄の南西諸島に入面蘭(ニュウメンラン)が自生するので、属名の和名をニュウメンラン属という。
本種の原産地はカリマンタン島、スマトラ島である。
標高700~1300メートルの森に生える着生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春と秋である。
葉の脇に花径2~3センチの花をつける。
花の色は白くて黄褐色の横筋が入り、唇弁には紫色の斑が入る。
属名の Trichoglottis はギリシャ語の「trichos(毛)+glottis(舌)」からきている。唇弁に毛があることから名づけられた。
種小名の smithii はオランダ人の造園家でインドネシアの植物を研究した「スミス(J. J. Smith, 1900's)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Trichoglottis smithii

★星形のブローチとても可愛いね
 ぽってりと咲くスミシーの花




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










リンコスティリス・レツサはラン科リンコスティリス属の多年草である。
リンコスティリス属はバンダ属の近縁で、熱帯・亜熱帯アジアに分布する。
本種は中国の南西部、フィリピン、インシナ半島、マレーシア、インドネシア、インド、南アジア、ヒマラヤなどに分布する着生種である。
和名があってウライ無葉蘭(ウライムヨウラン)という。
ウライの漢字は調べ切れなかったが「烏来」ないし「浦井」と推測される。
なお「無葉蘭」の名は葉がないように見えることからつけられたものだが、日本に分布するものとは属が異なる(ムヨウラン属:Lecanorchis)。
草丈は60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
日本での開花時期は夏から秋である。
長い花茎を垂れ下げて総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花には紅紫色の斑点が入る。
属名の Rhynchostylis はギリシャ語の「rhynchos(くちばし)+stylos(ずい柱)」からきている。
種小名の retusa は「(花弁の先が)ややくぼみのある形の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Rhynchostylis retusa

★びっしりとついた花房美しく
 目を見張り見るまるで宝石



にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










球蕗(タマブキ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の関東地方にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
草丈は50~150センチくらいである。
葉には長い柄があり、ホームベースのような形で、つけ根の部分が心形に切れ込む。
葉の脇に直径1センチくらいのむかごをたくさんつける。
和名の由来は、このむかごを球に見立て、葉を「蕗」に見立てたものである。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若芽や先端の柔らかい部分が山菜として利用される。
属名の Parasenecio はギリシャ語の「para(異なった)+Senecio(キオン属)」からきている。キオン属とはやや異なったという意味で用いている。
種小名の farfarifolius はラテン語で「フキタンポポ(Tussilago farfara)のような葉の」という意味である。
変種名の bulbiferus は「鱗茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Parasenecio farfarifolius var. bulbiferus(syn. Cacalia farfarifolia var. bulbifera)

★大きくてホームベースの形した
 球蕗の葉は迫力に満ち




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










狸藻(タヌキモ)はタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、池沼や水田に浮かぶ浮遊植物である。
海外では、サハリンや中国の東北部にも分布する。
和名の由来は、全体のふさふさした感じをタヌキの尻尾に見立てたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
葉は羽状に分かれた細い糸状で、互い違いに生える(互生)。
捕虫嚢を持つ食虫植物で、ミジンコなどを捕らえて消化・吸収する。
開花時期は7~9月である。
花茎の高さは10~20センチくらいである。
花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花を疎らにつける。
大狸藻(オオタヌキモ:Utricularia macrorhiza)と犬狸藻(イヌタヌキモ:Utricularia australis)との雑種と考えられている。
属名の Utricularia は「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢のあるという意味。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Utricularia japonica(syn. Utricularia vulgaris var. japonica)

★この藻にも花が咲くかと驚きつ
 花咲く様を遠目で確かめ




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








フリーエリア
にほんブログ村 花ブログへ
にほんブログ村



花の本屋さん

カウンター

カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

楽天

最新コメント
[02/12 kenji]
[12/31 kenken]
[08/23 龍]
[08/22 ポポ]

最新トラックバック

プロフィール
HN:
HP:
性別:
男性

バーコード
ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析







Copyright ©  -- 植物図鑑ブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]