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- 2013.09.03 寒枯藺(カンガレイ)
- 2013.09.01 シンニンギア・ヒルスタ
- 2013.02.15 八重山蛭木(ヤエヤマヒルギ)
- 2012.09.30 紅花サルビア(ベニバナサルビア)
- 2012.09.29 雌藪苧麻(メヤブマオ)
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寒枯藺(カンガレイ)はカヤツリグサ科ホタルイ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、河川や沼、溜め池などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インドなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は三角形で、地下茎を伸ばして1本ずつ出す。
三角藺(サンカクイ)とよく似ているが、三角藺(サンカクイ)は束生する。
開花時期は8~10月である。
淡い緑色ないし淡い褐色をした花穂を横向きにつける。
花序には柄がないが、三角藺(サンカクイ)には柄のあるものもある。
和名の由来は、冬に枯れた枝が残っているところからきている。
属名の Schoenorchis はギリシャ語の「schoinos(スゲ)+plektos(より合わせた)」からきている。
種小名の triangulatus は「三角形の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Schoenoplectus triangulatus(syn. Scirpus triangulatus)
★水辺なら元気に咲くよ寒枯藺
夏の暑さに唸りをあげて

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シンニンギア・ヒルスタはイワタバコ科オオイワギリソウ属(シンニンギア属)の多年草である。
原産地はブラジルである。
近縁種に大岩桐草(オオイワギリソウ:Sinningia speciosa)がある。
草丈は10センチから20センチくらいである。
根際から生える葉は広い卵形である。
葉には柄があって先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚くビロード状で、たくさん粗毛が生える。
開花時期は6月から10月くらいである。
花茎の先に横向きに1輪の花をつける。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花径は15ミリくらいである。
花の色は白く、喉に紅紫色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Sinningia はドイツ人の園芸家「シンニング(Wilhelm Sinning, 1792-1874)さん」の名からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Sinningia hirsuta
★地球にはまだまだ不思議な花がある
シンニンギアに目を丸くして

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八重山蛭木(ヤエヤマヒルギ)はヒルギ科ヤエヤマヒルギ属の常緑高木である。
別名を大葉蛭木(オオバヒルギ)や白花蛭木(シロバナヒルギ)という。
沖縄県に分布し、マングローブに生える。
海外では、台湾、中国の南部、東南アジア、南太平洋、オーストラリア、東アフリカなどにも分布する。
樹高は10メートルくらいである。
ただし、熱帯では30~40メートルになるものもある。
太い枝から出た呼吸根が枝分かれしながら泥に入り込む。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で分厚く艶がある。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の裏面には小さい黒点がたくさんある。
開花時期は8~9月である。
葉の脇から集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、黄白色の花をつける。
花弁数は4枚である。
花の後にできる実は卵形である。
やがてその実の先から細長い褐色の胎生種子の根が伸びる。
成熟した胎生種子は、海流散布で広がる。
属名の Rhizophora はギリシャ語の「rhiza(根)+phoreo(有する)」からきている。呼吸根を海中にたくさん下ろすことから名づけられた。
種小名の mucronata は「微凸頭の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Rhizophora mucronata(=Rhizophora stylosa)
★未だ見ぬマングローブをいつの日か
訪れたいと夢を広げて

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紅花サルビア(ベニバナサルビア)はシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地はメキシコである。
アメリカ合衆国の南東部からブラジルにかけて分布する。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
学名のサルビア・コッキネアの名でも流通している。
英名はテキサスセージ(Texas sage)である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3センチくらいで緋色の唇形をした花をつける。
花序の長さは15~25センチくらいある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
葉は香料やポプリとして利用される。
園芸品種には紅花とは言えないスノーニンフ(Snow nymph)やコーラルニンフ(Coral nymph)などの品種もある。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia coccinea
★サルビアの仲間だけれど少しだけ
花の形も変わっているよ

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雌藪苧麻(メヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、先は3つに裂けることが多い。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に短い毛がたくさん生える。
開花時期は8~10月である。
雌雄同株である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白いブラシのような小さな花をびっしりとつける。
雄花序は茎の先につく。
雌花は茎の中間につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、藪苧麻(ヤブマオ)と似ているが全体に弱々しく見えるところからきている。
属名の Boehmeria は18世紀のドイツの植物学者「ボーマー(G. R. Boehmer)さん」の名からきている。
種小名の platanifolia は「スズカケノキ属(Platanus)のような葉の」という意味である。
写真は9月に目黒の国立科学博物館附属自然教育園で撮った。
学名:Boehmeria platanifolia
★びっしりと花つけ伸びる花の穂も
どこか寂しき雌藪苧麻か

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