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植物図鑑ブログ

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ディレニア・フィリピネンシスはビワモドキ科ビワモドキ属の常緑高木である。
原産地はフィリピンである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
英名・和名はカトモン(Katomon)という。
樹高は8~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は乾期(12~5月)である。
花径15~20センチくらいある白い大きな花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
たくさんある赤い雄しべは、つけ根の部分で合着する。
球形の果実は直径7センチくらいあるが、食用にはならない。
属名の Dillenia はドイツの植物学者「ディレニウス(J. J. Dillenius, 1684-1747)さん」の名からきている。
種小名の philippinensis は「フィリピンの」という意味である。
写真は9月に咲くやこの花館で撮った。
学名:Dillenia philippinensis


★大きくて迫力のある花が咲く
 これがカトモン南の樹木




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大梛蘭(オオナギラン)はラン科シュンラン属(シンビジウム属)の多年草である。
徳之島から八重山諸島にかけて分布し、山地の石灰岩上に生える。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島、マレーシア、インドネシア、ニューギニア、ヒマラヤ、インドのアッサム地方などにも分布する。
かつては秋咲き梛蘭(アキザキナギラン:Cymbidium javanicum var. aspidistrifolium)と同一とされていたが、つくば植物園の研究により、大きくて形状も少し異なるということで分離された。
秋咲き梛蘭(アキザキナギラン)のほうは環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
ただし、大梛蘭(オオナギラン)は同じ学名で梛蘭(ナギラン)として環境省のレッドリスト(2007)で、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
この場合は、本州の千葉県以西が分布域とされている。
評価がまだ確定していない段階ということなのだろう。
草丈は30~60センチくらいになる。
茎は直立する。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、数枚が互い違いに生える(互生)。
葉は革質で薄い。
開花時期は12~1月である。
偽球茎(ラン科の植物で地上茎の一部が肥大したもの)の下部から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの花を3~20輪くらいつける。
萼片と花弁のうち2枚は黄緑色である。
唇弁は白く、紅紫色の斑点が入る。
和名の由来は、葉がマメ科の樹木の梛(ナギ)に似ていて大形であるというところからきている。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の lancifolium は「披針形の葉の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium lancifolium


★南国の息吹き伝えて咲き出づる
 大梛蘭の株は大きく




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山筑紫菫(ヤマツクシスミレ)

山筑紫菫(ヤマツクシスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
原産地は、台湾、中国から東南アジアにかけての亜熱帯や熱帯の地域である。
日本に自生するものはない。
分類上は、筑紫菫(ツクシスミレ)の亜種とされている。
学名からきたビオラ・テヌイスや南蛮菫(ナンバンスミレ)の名でも流通している。
なお、筑紫菫(ツクシスミレ)も古い時代に持ち込まれたものが帰化したものと推定されている。
草丈は5~15センチくらいである。
無茎種である。
花茎は赤く、毛が生える。
葉はさじ形で、少し肉厚である。
開花時期は12~4月くらいである。
花の色は淡い紅紫色で、つけ根の部分は白く真ん中が黄色い。
唇弁には紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はギリシャ神話に登場する女性イーオー(Io)に由来する。雌牛に変身させられ、スミレを常食にした。
種小名の diffusa は「広がった」という意味である。
亜種名の tenuis は「細い、薄い」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola diffusa ssp. tenuis(=Viola tenuis)


★南国のムードかもして菫咲く
 名前はなぜか山筑紫菫


山筑紫菫(ヤマツクシスミレ)

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マレオラ・ウィッテアナ

マレオラ・ウィテアナはラン科マレオラ属の常緑多年草である。
マレー半島、スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島などに分布する着生種である。
草丈は25センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、2列に互い違いに生える(互生)。
開花時期は秋から冬である。
垂れた茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6ミリくらいの小さな花をたくさんつける。
花の色は黄橙色に赤が交じり、距が目立つ。
属名の Malleola はラテン語の「malleolus(くるぶし)」からきている。
種小名の witteana はオランダ人でライデン植物園の管理者だった「ウィッテ(E. T. Witte)さんの」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Malleola witteana


★侵略の時代背景漂わす
 花の名前に思いは曇り


マレオラ・ウィッテアナ

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姫山茶花(ヒメサザンカ)

姫山茶花(ヒメサザンカ)はツバキ科ツバキ属の常緑小高木である。
日本固有種である。
奄美大島から西表島にかけて分布し、山地の林の中に生える。
サザンカの名がつくが、サザンカのグループではなく、ヒメサザンカという別のグループに属する。
ツバキ属の中ではもっとも香りが強く、多くの園芸品種の交配親となっている。
樹高は3~8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、艶はあまりない。
開花時期は自生地では12~3月である。
葉の脇に小さな白い花を咲かせる。
花径は3センチくらいで一重咲きである。
花の形は盃状で、花弁の先が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia lutchuensis



★ふくよかな香り伴い咲き出ずる
 姫山茶花の花愛らしく


姫山茶花(ヒメサザンカ)

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