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- 2025.05.23 [PR]
- 2014.03.13 エリカ・ワルケリ
- 2014.03.10 ロドレイア・ヘンリー
- 2014.03.09 延胡索(エンゴサク)
- 2014.02.14 阿里山姫葉蘭(アリサンヒメハラン)
- 2013.03.29 道種漬花(ミチタネツケバナ)
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エリカ・ワルケリはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
エリカ属はアフリカやヨーロッパに700種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
樹高は50センチくらいである。
葉は線形で輪のようになって生える(輪生)。
葉の長さは5ミリくらいで立ち上がる。
開花時期は春である。
枝先に花径1センチくらいの筒状の白い花をたくさんつける。
咲き進むと花は横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の walkeri はスコットランドの博物学者「ウォーカー(John Walker, 1731-1803)さんの」という意味である。
写真は6につくば植物園で撮った。
学名:Erica walkeri
★ワルケリの花の様子がめずらしく
咲いた姿にしばし見入って

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ロドレイア・ヘンリーはマンサク科ロドレイア属の常緑小高木である。
原産地は中国の雲南省やミャンマーなどである。
近縁種に石楠花擬き(シャクナゲモドキ:Rhodoleia championii)があり、本種もその名で流通する。
樹高は2~7メートルくらいである。
樹形は立ち性である。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、艶がある。
開花時期は3~4月である。
紅色の花が枝先に集まり、垂れ下がって咲く。
花弁数2~4枚の花が5つずつまとまり、総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が萼のようにその5つの花を取り巻いている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhodoleia はギリシャ語の「rhodon(バラ)+leios(滑らかな)」からきている。
種小名の henryi はアイルランド人の植物収集家「ヘンリー(Augustine Henry, 1857-1930)さんの」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Rhodoleia henryi
★枝先にローズレッドの花咲かせ
似合いそうだね日本の庭も

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延胡索(エンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
キケマン属は北半球の温帯を中心に400種くらいが分布する。
この仲間はクロンキスト体系ではケマンソウ科とされるが、APGIIIではケシ科に統合されている。
本種の原産地は中国である。
浙江省、江蘇省、湖北省、湖南省などで薬用植物として栽培される。
日本へは江戸時代の享保年間(1717-1735)に渡来し、薬用植物園などで植栽されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は肥大して塊茎となる。
茎は細くて折れやすい。
葉は2回3出複葉である。
小葉の形は細長い楕円形だが、切れ込みが入っていたり細長かったりと変形が多い。
開花時期は3月くらいである。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花を数輪つける。
花の長さは2センチくらいで筒状をしており、先が唇形に開く。
花の後ろには「距」と呼ばれる出っ張りがある。
蜜をためる部分である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の名は生薬名からきている。
塊茎を乾燥したものを生薬の延胡索(えんごさく)といい、アルカロイドのコリダリンを含み鎮痛薬とされる。
ただし、有毒成分なので注意が必要である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の yanhusuo は延胡索を意味する中国語からきている。
写真は3月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Corydalis yanhusuo(syn. Corydalis turtschaninovii f. yanhusuo)
★少しだけ花茎伸ばし温もりを
確かめ咲くか延胡索の花

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阿里山姫葉蘭(アリサンヒメハラン)はユリ科シマハラン属の多年草である。
シマハラン属はアジアに18種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
本種の原産地は台湾、中国、ベトナムで、標高400~1800メートルの林の中に生える。
縞葉蘭(シマハラン:Peliosanthes macrostegia)とシノニムで、YListではこの学名と名称を用いている。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、長い柄がある。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い紫色をした釣り鐘状の花を下向きにたくさんつける。
花被片の先は黄色い。
温室では冬にも花を咲かせるようである。
花の後にできる実は球形の液果状で青色に熟する。
なお、阿里山は台湾中西部の山岳地帯の名称である。
属名の Peliosanthes はギリシャ語の「pelios(暗い)+anthos(花)」からきている。
種小名の arisanensis は「(台湾の)阿里山の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Peliosanthes arisanensis(syn. Peliosanthes macrostegia)
★目立たない花より葉っぱが目立つかな
エキゾチックな名前が勝って

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道種漬花(ミチタネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の越年草である。
漢字では「路種漬花」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
日本へは昭和時代の末期に渡来した。
現在では各地で野生化し、やや乾燥した道端や草地に生えている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は直立し、無毛である。
茎につく葉は疎らである。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は羽状に裂け、花の咲く時期にも残る。
近縁種の種漬花(タネツケバナ)の場合は、開花時期には葉が少なくなる。
また、小葉の形も異なる。
本種の場合は幅の広い楕円形で丸い感じがするが、種漬花(タネツケバナ)のほうは細長い楕円形である。
開花時期は2~5月くらいである。
咲き始めは草丈が5センチくらいしかないが、次第に伸びる。
花は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)につき、花の色は白い。
花弁は4枚で、長さは2~3ミリのものが十字状に開く。
萼片は4枚で長い楕円形をしており、花弁よりも短い。
雄しべは4本で、6本の種漬花(タネツケバナ)との相違点である。
花の後にできる実は長さ2センチくらいの細長い円柱形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、棒のようになって上向きにつく。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は3月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cardamine hirsuta
★小さくてだけどしっかり咲いている
命の鼓動伝えるように

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