忍者ブログ
HOME Admin Write

植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



エリカ・ワルケリはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
エリカ属はアフリカやヨーロッパに700種くらいが分布する。
本種の原産地は南アフリカのケープ地方である。
樹高は50センチくらいである。
葉は線形で輪のようになって生える(輪生)。
葉の長さは5ミリくらいで立ち上がる。
開花時期は春である。
枝先に花径1センチくらいの筒状の白い花をたくさんつける。
咲き進むと花は横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の walkeri はスコットランドの博物学者「ウォーカー(John Walker, 1731-1803)さんの」という意味である。
写真は6につくば植物園で撮った。
学名:Erica walkeri

★ワルケリの花の様子がめずらしく
 咲いた姿にしばし見入って




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







PR


ロドレイア・ヘンリーはマンサク科ロドレイア属の常緑小高木である。
原産地は中国の雲南省やミャンマーなどである。
近縁種に石楠花擬き(シャクナゲモドキ:Rhodoleia championii)があり、本種もその名で流通する。
樹高は2~7メートルくらいである。
樹形は立ち性である。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で、艶がある。
開花時期は3~4月である。
紅色の花が枝先に集まり、垂れ下がって咲く。
花弁数2~4枚の花が5つずつまとまり、総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が萼のようにその5つの花を取り巻いている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhodoleia はギリシャ語の「rhodon(バラ)+leios(滑らかな)」からきている。
種小名の henryi はアイルランド人の植物収集家「ヘンリー(Augustine Henry, 1857-1930)さんの」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Rhodoleia henryi

★枝先にローズレッドの花咲かせ
 似合いそうだね日本の庭も




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










延胡索(エンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
キケマン属は北半球の温帯を中心に400種くらいが分布する。
この仲間はクロンキスト体系ではケマンソウ科とされるが、APGIIIではケシ科に統合されている。
本種の原産地は中国である。
浙江省、江蘇省、湖北省、湖南省などで薬用植物として栽培される。
日本へは江戸時代の享保年間(1717-1735)に渡来し、薬用植物園などで植栽されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は肥大して塊茎となる。
茎は細くて折れやすい。
葉は2回3出複葉である。
小葉の形は細長い楕円形だが、切れ込みが入っていたり細長かったりと変形が多い。
開花時期は3月くらいである。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花を数輪つける。
花の長さは2センチくらいで筒状をしており、先が唇形に開く。
花の後ろには「距」と呼ばれる出っ張りがある。
蜜をためる部分である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の名は生薬名からきている。
塊茎を乾燥したものを生薬の延胡索(えんごさく)といい、アルカロイドのコリダリンを含み鎮痛薬とされる。
ただし、有毒成分なので注意が必要である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の yanhusuo は延胡索を意味する中国語からきている。
写真は3月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Corydalis yanhusuo(syn. Corydalis turtschaninovii f. yanhusuo)

★少しだけ花茎伸ばし温もりを
 確かめ咲くか延胡索の花




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










阿里山姫葉蘭(アリサンヒメハラン)はユリ科シマハラン属の多年草である。
シマハラン属はアジアに18種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
本種の原産地は台湾、中国、ベトナムで、標高400~1800メートルの林の中に生える。
縞葉蘭(シマハラン:Peliosanthes macrostegia)とシノニムで、YListではこの学名と名称を用いている。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、長い柄がある。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、暗い紫色をした釣り鐘状の花を下向きにたくさんつける。
花被片の先は黄色い。
温室では冬にも花を咲かせるようである。
花の後にできる実は球形の液果状で青色に熟する。
なお、阿里山は台湾中西部の山岳地帯の名称である。
属名の Peliosanthes はギリシャ語の「pelios(暗い)+anthos(花)」からきている。
種小名の arisanensis は「(台湾の)阿里山の」という意味である。
写真は2月に北大植物園で撮った。
学名:Peliosanthes arisanensis(syn. Peliosanthes macrostegia)

★目立たない花より葉っぱが目立つかな
 エキゾチックな名前が勝って




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル










道種漬花(ミチタネツケバナ)はアブラナ科タネツケバナ属の越年草である。
漢字では「路種漬花」とも書く。
原産地はヨーロッパである。
日本へは昭和時代の末期に渡来した。
現在では各地で野生化し、やや乾燥した道端や草地に生えている。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は直立し、無毛である。
茎につく葉は疎らである。
根際から生える葉はロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は羽状に裂け、花の咲く時期にも残る。
近縁種の種漬花(タネツケバナ)の場合は、開花時期には葉が少なくなる。
また、小葉の形も異なる。
本種の場合は幅の広い楕円形で丸い感じがするが、種漬花(タネツケバナ)のほうは細長い楕円形である。
開花時期は2~5月くらいである。
咲き始めは草丈が5センチくらいしかないが、次第に伸びる。
花は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)につき、花の色は白い。
花弁は4枚で、長さは2~3ミリのものが十字状に開く。
萼片は4枚で長い楕円形をしており、花弁よりも短い。
雄しべは4本で、6本の種漬花(タネツケバナ)との相違点である。
花の後にできる実は長さ2センチくらいの細長い円柱形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、棒のようになって上向きにつく。
属名の Cardamine は同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)からきている。
種小名の hirsuta は「粗い毛のある」という意味である。
写真は3月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Cardamine hirsuta


★小さくてだけどしっかり咲いている
 命の鼓動伝えるように




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








フリーエリア
にほんブログ村 花ブログへ
にほんブログ村



花の本屋さん

カウンター

カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

楽天

最新コメント
[02/12 kenji]
[12/31 kenken]
[08/23 龍]
[08/22 ポポ]

最新トラックバック

プロフィール
HN:
HP:
性別:
男性

バーコード
ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析







Copyright ©  -- 植物図鑑ブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]