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- 2012.04.02 鬼縛り(オニシバリ)
- 2012.03.30 オランダ風露(オランダフウロ)
- 2012.03.29 フラサバ草(フラサバソウ)
- 2012.03.28 千歳菊(チトセギク)
- 2012.03.27 御簾の内(ミスノウチ)
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鬼縛り(オニシバリ)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木である。
日本固有種である。
本州の福島県から九州にかけて太平洋側に分布し、低山や山地の林の中に生える。
樹高は50~100センチくらいである。
樹皮は灰茶色で、毛は生えていない。
樹皮は縦に裂けて剥がれやすいが、上部でなかなか切れない。
和名の由来は、この丈夫な樹皮が鬼をも縛るというところからきている。
葉は細長い卵形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は2~4月である。
葉の脇に黄緑色をした小さな花を数輪つける。
花弁のように見えるのは、萼筒が4つに裂けたものである。
雌花は雄花よりも少し小さい。
花の後にできる実は艶のある楕円形をした液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、6月ころ赤く熟する。
実は食用にはならない。
実が熟し終わる夏には葉が散ってしまう。
そのため夏坊主(ナツボウズ)の別名がある。
秋になると新しい葉を出して冬を越す。
属名の Daphne は月桂樹のギリシャ名である。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の pseudo-mezereum は「セイヨウオニシバリ(Daphne mezereum)に似た」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Daphne pseudo-mezereum
★目立たない花を咲かせる鬼縛り
葉っぱや樹皮に特徴あるよ

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オランダ風露(オランダフウロ)はフウロソウ科オランダフウロ属の越年草である。
原産地はヨーロッパや北アフリカ、西アジアなどである。
日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来した。
逸出したものが野生化し、北海道から九州にかけて道端や草地などに生える。
草丈は10~50センチくらいである。
葉は2~3回羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は細かく裂ける。
開花時期は3~6月くらいである。
葉の脇から花茎を伸ばし、花径5~10ミリの淡い紅色をした5弁花をつける。
花の色には白いものもある。
萼片の先に長い刺毛があるのが特徴である。
花の後にできる実は、長さが3~5センチくらいある細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種に麝香オランダ風露(ジャコウオランダフウロ)がある。
こちらは花径が2センチくらいあり、萼片の先に長い刺毛がないことなどで見分ける。
属名の Erodium はギリシャ語の「erodios(アオサギ)」からきている。長いくちばしのような果実の形から名づけられた。
種小名の cicutarium は「ドクゼリ属(Cicuta)のような」という意味である。
写真は3月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Erodium cicutarium
★見たいなと待っていたんだ出合いの日
初めましてと小首で合図

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フラサバ草(フラサバソウ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草(越年性)である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパやアフリカである。
日本への帰化は明治時代の初期に確認された。
長崎でこの植物を採取して「日本植物誌」に記載したフランス人の植物学者フランシェさん(A.Franchet)とサバチェさん(P.Savatier)の名をとってフラサバ草(フラサバソウ)と命名された。
ただし、その後に日本で確認されたのは戦後のことである。
現在では、北海道から九州にかけて帰化しており、道端や空き地に普通に生える。
別名を蔦葉犬の陰嚢(ツタバイヌノフグリ)という。
草丈は10~20センチくらいである。
地面を這うように広がる。
葉は幅の広い楕円形で、茎の下部を除き互い違いに生える(互生)。
葉は長さが1センチくらいで、縁には大きなぎざぎざ(鋸歯)が3つから5つくらいある。
葉の形はツタの葉に似ており、縁には長い毛が生えている。
開花時期は3~6月くらいである。
葉の脇に花径3~4ミリくらいの青い小さな目立たない花をつける。
花の真ん中は白く、全体に濃い紫色の筋が入る。
花冠は4つに深く裂け、花の中央には雄しべが2本と雌しべが1本ある。
花は近縁種の大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)よりも小さく、花冠の切れ込みが浅い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の hederaefolia は「キヅタ属(Hedera)のような葉の」という意味である。
写真は3月に都立夢の島公園で撮った。
学名:Veronica hederaefolia
★名前だけ聴いていたけど見つけたよ
雑草だけど気は浮き立って

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梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
千歳菊(チトセギク)はその栽培品種の1つである。
樹高は3~6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2~3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
豊後系・杏性の淡い桃色をした八重咲きの中輪(花径20~25ミリ)である。
撮影地のものは花の色が淡いが、ネットで見ると濃い色のものが多いようである。
なお、椿にも同様の命名が見られる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に墨田区文花の香取神社香梅園で撮った。
学名:Prunus mume 'Chitosegiku'
★花の芯とても可愛い千歳菊
乙女のように花を開いて

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梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
御簾の内(ミスノウチ)はその栽培品種(花梅)の1つである。
樹高は3~6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
豊後系・豊後性の淡い紅色をした八重咲きの中大輪(25ミリから30ミリ)である。
なお、「御簾」というのは簾(す:宮殿や神殿などに用いるすだれ)の丁寧語である。
椿にも同様の命名がある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に墨田区文花の香取神社香梅園で撮った。
学名:Prunus mume 'Misunouchi'
★ネーミングここまで来るかと苦笑い
畏くもあり賢さもあり

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