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植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

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ワックスフラワー(waxflower)はフトモモ科カメラウキウム属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアの西部である。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は3~6月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径1センチくらいの5弁花をつける。
花の色は白、桃色、紫色、赤などのものがある。
花弁の表面には艶があり、ワックスをかけたように見えるというのが名の由来である。
英名はジェラルトン・ワックスフラワー(Geraldton waxflower)である
ジェラルトンは西オーストラリア州にある港湾都市の名である。
属名の Chamelaucium はギリシャ語の「chamai(小さい)+leucos(白)」からきている。
種小名の uncinatum は「鈎状の棘のある」という意味である。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Chamelaucium uncinatum


★細い葉が生まれた国を示すよう
 艶やかに咲くワックスフラワー




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水菜(ミズナ)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。
関東地方では京菜(キョウナ)ともいう。
京野菜として栽培されていたものが江戸に伝わったことによる。
今では全国のスーパーの店頭に並ぶ代表的な葉物野菜である。
和名の由来は、栽培に大量の水を必要とすることからきている。
収穫期の草丈は20~25センチくらいである。
葉は根際から枝分かれをして大きな株になる。
葉には数多くの切れ込みがある。
シャキシャキして歯ざわりがよく辛味もあって、鍋物や漬け物などに利用される。
栽培せずそのままにすると「菜の花」のような花を咲かせる。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
俳句の季語は春である。
属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。
種小名の rapa はカブラの古いラテン名からきている。
変種名の nipposinica は「日本の」という意味である。sinica は地名にちなむことを表す言葉である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Brassica rapa var. nipposinica(=Brassica rapa var. lancinifolia)


★咲き誇る水菜の花を目の前に
 思わず知らず笑いのこぼれ




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山猫柳(ヤマネコヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木である。
北海道の南西部から四国にかけて分布し、山地の斜面や林の縁に生える。
異名が多くて国外分布については断言できないが、ヨーロッパや中央アジアに分布するものと同一とする説もある。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈が裏側に窪む。
葉の裏面は灰白色を帯び、白い毛が密生する。
開花時期は3~4月である。
雌雄異株である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
雄花は黄色く、長さ5センチ、幅3センチくらいである。
雌花は淡い緑色で、長さ4センチ、幅15ミリくらいである。
別名を跋扈柳(バッコヤナギ)といい、「婆っこ柳」とも書く。
属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきている。水辺に多いことから名づけられた。
種小名の bakko は日本語の「バッコ(東北方言で「おばあさん」などの意)」からきている。
種小名の caprea は「野生の雌ヤギ」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Salix bakko(=Salix caprea)


★大きいが花はどこかで見たような
 名札確かめ笑みの浮かんで




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座禅草(ザゼンソウ)はサトイモ科ザゼンソウ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島やサハリンにも分布する。
和名の由来は、花の姿を座禅を組む僧侶に見立てたものである。
別名を達磨草(ダルマソウ)ともいう。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、心形である。
葉の先は丸みがあり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は2~4月くらいである。
葉に先立って花をつける。
暗い紫褐色をした苞の部分を仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ぶ。
苞の中に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)と呼ばれる花をつける部分がある。
内側にたくさんつく黄色い部分が花である。
発熱植物という特徴があり、開花する際に肉穂花序が発熱し悪臭を放つ。
このことから英名はスカンクキャベツ(skunk cabbage)とされている。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Symplocarpus はギリシャ語の「symplocos(結合した)+carpos(果実)」からきている。子房が集合した果実に合着していることことから名づけられた。
種小名の foetidus は「悪臭のある」という意味である。
変種名の latissimus は「非常に広い」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Symplocarpus foetidus var. latissimus


★面白い姿かたちの座禅草
 中が見たいと体ひねって




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山茱萸(サンシュユ)はミズキ科ミズキ属の落葉小高木である。
原産地は中国、朝鮮半島である。
日本へは、江戸時代の中期に朝鮮から薬用として渡来した。
樹高は4~8メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
樹皮は黒褐色で剥がれる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には短い柄があり、先は尖る。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の裏面のつけ根のほうには褐色の毛が生える。
開花時期は2~3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
枝一面に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花びらは4枚、雄しべは4本、雌しべは1本である。
その姿から春黄金花(ハルコガネバナ)の別名がある。
また、秋には茱萸(グミ)に似た楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤く熟する。
その姿から秋珊瑚(アキサンゴ)の別名もある。
実は果実酒ともされる。
また、八味地黄丸(はちみじおうがん)に処方されていて、糖尿病、腰痛、動脈硬化、前立腺肥大などに有効とされている。
俳句では、「山茱萸の花」が春の季語である。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Cornus officinalis


★枝々を埋め尽くし咲く山茱萸は
 春の訪れ知らせるように
☆日の光降り注ぐよな山茱萸を 
 見上げん二人春風の中




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