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植物図鑑ブログ

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唐綿(トウワタ)

唐綿(トウワタ)はガガイモ科トウワタ属の多年草である。
耐寒性がないので園芸的には一年草として扱われる。
和名の由来は、実の中の種子に白い綿毛があり外国から来たというところからきている。
原産地は西インド諸島である。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
アスクレピアスの名でも流通している。
草丈は50~80センチくらいである。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~10月である。
茎先に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、たくさんの小花をつける。
花は後方に反った朱色の5枚の花びら(花冠裂片)に黄橙色の5つの花びら(副花冠裂片)が突起し、二色のように見える。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
茎を傷つけると白い乳液を分泌するが、強い毒性がある。
属名の Asclepias はギリシャ神話の医術の神「アスクレピオス(Asklepios)」の名からきている。
種小名の curassavica は「キュラソー島(南アメリカにあるオランダ領の島)の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Asclepias curassavica


★南国の熱気伝えているのかな
 アスクレピアスは陽気に咲いて


唐綿(トウワタ)

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薮蘭(ヤブラン)

薮蘭(ヤブラン)はユリ科ヤブラン属の多年草である。
分類体系によってはスズラン科とされる。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、東南アジアなどに分布する。
和名の由来は、葉の形がランに似ていて薮に生えることからきている。
草丈は30~50センチくらいになる。
葉は根際から生え、線形で艶がある。
開花時期は8~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、丸い釣鐘形をしている。
花の後には液果状の種子ができ、黒紫色に熟する。
属名の Liriope はギリシャ神話の水の女神「リリオーペ(Leiriope)」の名からきている。
種小名の muscari は「麝香の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Liriope muscari


★雑草と見紛うような葉っぱから
 花茎伸ばし薮蘭の咲く


薮蘭(ヤブラン)

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グラジオラス

グラジオラスはアヤメ科グラジオラス属の多年草である。
原産地は南アフリカなどである。
原種は世界に300種ほどある。
また、多くの園芸品種が開発されている。
日本へは明治時代に渡来した。
植えられているものはほとんど園芸品種である。
草丈は80~100センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は7~10月である。
長い穂先に花径5~15センチくらいの花をずらっと並べて咲かせる。
花被片は6枚である。
花の色は多く、赤、黄色、白、青、紫色などさまざまである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
オランダ菖蒲(オランダアヤメ)の別名がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Gladiolus はラテン語の「gladium(剣)」からきている。尖った剣形をしている葉の形から名づけられた。
種小名の hybridus は「交配種の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Gladiolus hybridus


★紅燃やしグラジオラスは昇り咲く
 君のハートを貫くように


グラジオラス

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チューベローズ

チューベローズ(tuberose)はリュウゼツラン科チューベローズ属の多年草である。
原産地はメキシコである。
日本へは江戸時代の後期に渡来した。
和名を月下香(ゲッカコウ)という。
草丈は70~100センチくらいである。
葉は線形である。
根際から生えるものと茎を抱くものがある。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白い花を節ごとに2輪ずつつける。
花被片は6枚である。
花は夕方から咲き始め、夜になると甘く強い香りを放つ。
香水の原料とされる。
属名の Polianthes はギリシャ語の「polis(輝く、白い)+anthos(花)」からきている。
種小名の tuberosa は「塊茎のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Polianthes tuberosa


★夜に咲く花はなかなか撮れないね
 ひとまず撮ろう蕾の姿


チューベローズ

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黄蜀葵(トロロアオイ)

黄蜀葵(トロロアオイ)はアオイ科オクラ属の一年草である。
原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来し、栽培された。
根をすりつぶした粘液が、手漉和紙の糊として利用されてきた。
草丈は100~200センチくらいになる。
全体に粗い毛で覆われている。
葉は互い違いに生え(互生)、大きくて5つから9つに手のひら状に深く裂ける。
開花時期は9~10月である。
大形の花穂を立て、黄色くて中心が暗い紫色をした5弁花を開く。
花は一日花で、夕方の早い時間に閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根を生薬で黄蜀葵根(おうしょっきこん)といい、鎮咳薬などに用いられる。
また、食品添加物としても使用される。
花おくら(ハナオクラ)の別名がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。
種小名の manihot はトロロアオイのブラジル名である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Abelmoschus manihot


★大胆に咲いて散り行く花姿
 黄蜀葵は何を思いて


黄蜀葵(トロロアオイ)

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