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植物図鑑ブログ

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芙蓉(フヨウ)

芙蓉(フヨウ)はアオイ科フヨウ属の落葉低木である。
原産地は台湾、中国である。
国内では四国から沖縄にかけて分布し、海岸近くに生える。
また、観賞用として栽植される。
樹高は1~3メートルくらいである。
樹形は株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)である。
葉は手のひら状に浅く3つから7つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~10月である。
上部の葉の脇に淡い紅色の5弁花をつける。
花の真ん中にあるブラシのような形のものは、雄しべと雌しべの集まったものである。
ハイビスカスなどフヨウ属の特徴である。
花は一日花で、早朝に開き、夕方にはしぼんでしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種には、八重咲きのもの、白色のもの、酔芙蓉といわれる白から紅色に色が変わるものなどがある。
俳句の季語は秋である。
属名の Hibiscus はギリシャ語由来で「Hibis(エジプトの女神)」の名からきているとの説があり、大形のゼニアオイ属につけられた名である。
種小名の mutabilis は「いろいろに変わる」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Hibiscus mutabilis


★咲くのなら青空の下が好きなのと
 芙蓉の願い誰が謗るや


芙蓉(フヨウ)

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アゲラツム

アゲラツムはキク科カッコウアザミ属(アゲラツム属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱う。
原産地はメキシコ、ペルーである。
草丈は20~70センチくらいである。
全草に粗い毛が生えている。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~11月である。
薊(アザミ)に似た青紫色の小さな花(頭花)がぎっしりとつける。
園芸品種の中には、白や桃色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
原種は和名を大霍香薊(オオカッコウアザミ) という。
これは花が薊(アザミ)に似ていて、葉が薬草の霍香(カッコウ)の香りに似ていることからきている。
属名の Ageratum はギリシャ語の「ageratos(不老)」からきている。花の色が長い間あせないことから名づけられた。
種小名の houstonianum はメキシコの植物を収集した「ヒューストン(W. Houston)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ageratum houstonianum


★ふんわりと小花の精を寄せ集め
 アゲラツム咲く陽射しに映えて
☆紫の小花で作るポンポンを
 花の妖精両手に持ちて


アゲラツム

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大雀瓜(オオスズメウリ)

大雀瓜(オオスズメウリ)はウリ科オオスズメウリ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島から中国の東北部にかけてである。
日本へは戦後に渡来した。
栽培されていたものが逸出して帰化をしているところもある。
北海道、福島県、群馬県、長野県などの一部で野生化が確認されている。
蔓性で道端や草地などに生える。
草丈は2メートルくらいである。
全体に粗い毛が密生しており、葉や茎に触れるとざらつく。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
雌雄異株である。
ただし、日本へ帰化しているのは雄株のみである。
日本では地下茎による繁殖で子孫を残している。
花は鮮やかな黄色い釣鐘形で、先が5つに深く裂けている。
雄花の花径は20~25ミリくらいである。
雌花の花径は4センチくらいあり、実は長さ4~5センチの長い楕円形をした液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟すという。
別名を黄花烏瓜(キバナカラスウリ)ともいう。
北海道では、北大構内と植物園で確認されている。
属名の Thladiantha はギリシャ語の「thladias(宦官)+anthos(花)」からきている。隠された雄しべが去勢されたように見えることから名づけられた。
種小名の dubia は「疑わしい」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Thladiantha dubia


★見かけない花の姿に首かしげ
 尋ねてみれば大雀瓜


大雀瓜(オオスズメウリ)

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柳蒲公英(ヤナギタンポポ)

柳蒲公英(ヤナギタンポポ)はキク科ヤナギタンポポ属の多年草である。
北海道から四国にかけて分布し、日当たりのよい山地のやや湿った草原に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
草丈は30~100センチくらいになる。
柳(ヤナギ)のような細い葉が特徴である。
開花時期は7~9月である。
枝分れした先に蒲公英(タンポポ)のような花をつける。
黄色い花は舌状花だけからなり、花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Hieracium はギリシャ語の「hierax(鷹)」からきている。鷹がこの属の植物で目を洗うと考えられたことから名づけられた。 ヤナギタンポポ属
種小名の umbellatum は「散形花序の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Hieracium umbellatum


★蒲公英とよく似た花をつけるけど
 見分けてみてね茎は硬いよ


柳蒲公英(ヤナギタンポポ)


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蝦夷松虫草(エゾマツムシソウ)

蝦夷松虫草(エゾマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の多年草である。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地や海岸の岩場や草地に生える。
分類上は松虫草(マツムシソウ)の変種である。
「松虫草」の名の由来は、花が落ちた後の様子が、僧侶が巡礼のときにもつ松虫鉦(まつむしがね)に似ているからとされる。
マツムシの鳴くころに咲くという説もある。
草丈は20~50センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂け、裂片は線形で先は尖る。
基本種は裂片の先が尖らない。
開花時期は8~9月である。
茎は上部で枝分かれをして、先に花径3~5センチくらいの花(頭花)を1つずつつける。
基本種に比べて花は大形で美しい。
花の色は青紫色である。
花の後にできる実は球形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の acutiloba は「尖った裂片を持つ」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Scabiosa japonica var. acutiloba


★不思議なる花の形はそのままに
 色も鮮やか蝦夷松虫草


蝦夷松虫草(エゾマツムシソウ)

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