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- 2014.04.20 匂い莢迷(ニオイガマズミ)
- 2014.04.19 シンビジウム・ロウイアヌム
- 2014.04.18 黄花ロダンテ(キバナロダンテ)
- 2014.04.17 朝鮮山躑躅(チョウセンヤマツツジ)
- 2014.04.09 カルケオラリア・メキシカナ
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匂い莢迷(ニオイガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
ガマズミ属は世界に150種くらいが分布する。
分類体系によっては(APGIII)レンプクソウ科とされる。
本種の原産地はヨーロッパである。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~5月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠の筒部は短く、先で大きく5つに裂ける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の farreri はイギリス人の植物収集家「ファーラー(Reginald John Farrer, 1880-1920) さんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Viburnum farreri(syn. Viburnum fragrans)
★ふくよかな香りにつられ近づけば
白が眩しい匂い莢迷

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埼玉県花と緑の振興センター
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シンビジウム・ロウイアヌムはラン科シュンラン属(シンビジウム属)の常緑多年草である。
シンビジウム属はインド、中国、東南アジア、オーストラリアの北部などに50種くらい分布し、着生種と地生種がある。
属名の読み方は「シンビジューム」や「シンビデューム」「キンビディウム」とするものもある。
日本にも春蘭(シュンラン)などが分布するので、属名の和名をシュンラン属という。
本種の原産地は中国の雲南省やミャンマー、タイなどの国境山岳地帯である。
着生種である。
草丈は1メートルくらいになる。
葉は披針形である。
開花時期は春である。
総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、アーチ状の花茎に10数輪の花をつける。
花径は10センチくらいある。
花の色は黄緑色である。
唇弁は白く、濃い紅色のV字状斑が入る。
花の色はもっと緑が濃いものもあるようである。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の lowianum はイギリス人の植物収集家「ロー(Hugh Low, 1824-1905)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium lowianum
★ひっそりと国境の地に咲くという
ロウイアヌムは神秘に満ちて

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黄花ロダンテ(キバナロダンテ)はキク科ロダンテ属の一年草である。
属名の読み方は「ローダンセ」とするものもある。
分類の仕方によってはプテロポゴン属とされる。
原産地はオーストラリアの西南部である。
草丈は20~60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は冬から春である。
茎先に黄色い小さな花が密生してつく。
花弁のように見えるのは総苞片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花はドライフラワーの花材として利用される。
なお、花の名は流通名なので、学名のロダンテ(ローダンセ)・フンボルティアナで表記するものもある。
属名の Rhodanthe はギリシャ語の「rhodon(バラ)+anthos(花)」からきている。
種小名の humboldtiana はドイツ人の自然科学者「フンボルト(Alexander von Humboldt, 1769-1859)さんの」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rhodanthe humboldtiana(syn. Pteropogon humboldtianum)
★黄色くてかさかさとした質感の
花はいかにも豪州育ち

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朝鮮山躑躅(チョウセンヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本では対馬のみに分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や済州島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
なお、学名は2012年版から変更されている。
樹高は1~2メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
花径3~6センチくらいの淡い紅紫色をした花を枝先に2~3輪ずつつける。
花冠は漏斗状で5つに裂け、上側の裂片には斑点が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
八重咲きの淀川躑躅(ヨドガワツツジ)は本種の園芸品種である。
雄しべが弁化して八重咲きになったものである。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
変種名の poukhanense は「(ソウルの)北漢山の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rhododendron yedoense var. poukhanense(syn. Rhododendron yedoense var. yedoense f. poukhanense)
★花の色山躑躅とは違ってる
大陸育ちの稀少な姿

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カルケオラリア・メキシカナはゴマノハグサ科キンチャクソウ属(カルケオラリア属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱われる。
カルケオラリア属はメキシコからアルゼンチンにかけてとニュージーランドに400種くらいが分布する。
属名の読み方は、園芸的にはカルセオラリアとされることが多い。
また、園芸品種のカルケオラリア・ヘルベオヒブリダ(Calceolaria x herbeohybrida)に巾着草(キンチャクソウ)の和名があるので、属名の和名はキンチャクソウ属という。
ヘルベオヒブリダは「草本の雑種の」という意味で、いくつもの野生品種をかけ合わせて作出された。
分類体系によっては(APGIII)カルケオラリア科(キンチャクソウ科)とされる。
本種の原産地はメキシコである。
草丈は50~70センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形で、頂小葉が大きい。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~5月くらいである。
茎先から不規則な集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径1センチくらいの小さな黄色い花をつける。
花冠は2唇形で袋状をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calceolaria はギリシャ語の「calceolus(スリッパ)」からきている。
種小名の mexicana は「メキシコの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Calceolaria mexicana
★めずらしい花の形にびっくりし
これは蕾かはたまた花か

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